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出張で2泊した、すごくどうでもいい話

先日は出張で初めて2泊子どもと離れました。娘は出発の時グズっただけで、留守中電話しても「おみやげはえほんかってきてね」など、アッサリしたものでしたー。なんだかショックだわ。まあでも、良いことだということにしておこう。

 

私は子どもと半日離れただけでずいぶん気持ちが変わるのですが、2日も離れると「本当に私に子どもがいたのだろうか」とまで思いました。帰ってきたらすぐに子ども中心モードに変わりましたが…。

 

出張では某帽子が特徴的な社長のいるホテルに泊まりました。特にAP○ファンだというわけでもないのですが、高級ホテルに泊まれるわけでもない身からすると、見知らぬ土地で地元の古いホテルに泊まるのはなんとなく恐い。お化けが出そうだし、「外れ」を引いてしまった時のショックが大きい。その点ここなら築浅だし銭湯ついてるし、最悪なことにはならないだろうと思ったのです。

 

結果はその通りになりました。部屋に入ったとたん、あまりのきゅうくつさに「ここに2泊か…」とツラくなり、夫に「早く帰りたひ」などとメールしたりしましたが、銭湯はほっとしたし、狭いなりにベッドは新しく、朝食はできたてでおいしかった。

 

部屋には最近中国で問題となっていた歴史系の本と、グループ創生からのあれこれをつづったマンガ本があります。某帽子社長がアイドルみたいに美化されているのはともかくとして(?)、徹底したコスト管理の話や、2つの経済危機を経営才覚と運で乗り切った話などけっこう面白かったなー。

確かに、コスト削減は身に染みて感じられましたよ。ギリギリ導線を確保した部屋の狭さもですが、空調も「室内に客がいる間だけ」なのでむちゃくちゃ寒い…。銭湯も激混みです。建設会社を自前で持っているから、ここまで徹底したコスト削減建築がつくれるんですね。A○Aがこのまま進化を続けると、「共有設備が豪華なカプセルホテル」に行きつきそうです。

 

そんなこんなで色々ありましたが、次に慣れない土地で仕事の宿泊があれば、またここを検討しちゃうんだろうなーと思いました。

 

家族が近くにいない状況になると、不思議と酒量が増え、夜更かしになり、酒席以外ではほとんど食べないという独身時代の生活に戻りました。そうそう、忘れていたけど、私は本来食に興味がない人間なのでした。わずか2日でこうなので、今でも家族がいない生活だったら、今の数倍老けて不健康になっていただろうと思います。私にとっては、「子どものいる生活」は健康のためには良かったみたい。

 

子どもへのお土産は、リクエスト通り絵本にしました。アノニマスタジオの仕掛け絵本です。一見普通の絵本なんだけど、ルーペみたいな形の赤いシートを通してみると別の話が見えてくる、という。デザインのいい、面白い絵本です。「このルーペ、すぐに壊れそう」と思ったのですが、娘は毎回慎重に本に挟み込んでいて「えらいなあ」と思った次第です。そういえば、他の仕掛け絵本も何ともなっていないしなー。

ルージュベックのだいぼうけん

おしまい。

神様メール(2015年、ベルギー)

神様メール [DVD]

お兄ちゃんはキリスト、お父さんは神、お母さんは女神という女の子を描いた、異色の映画です。お父さんは気まぐれで世界を壊したり、人を苦しめたりするろくでなしで、愛想を尽かした女の子は家出。世界を覆して、新・新約聖書をつくるために奔走します。


これだけ読むとなんだかすごいスケールの映画になりそうですが、割と画は普通っぽさもあり、地味なシュールさもあり。新・新約聖書に書かれていく事柄は、けっこうしょうも無かったりただの気まぐれだったりするんですが、それが却って神話っぽいなと思いました。だって、天照大神やシヴァの話って「えっ、そんなことなの?!」と拍子抜けするようなものが多いじゃないですか。


主役の女の子・エアーちゃんがめちゃくちゃかわいくて、お兄ちゃんのキリストが軽いノリのヒッピー風だったり、新しい使徒たちがそれぞれに現代人の悩みを描いていたりするので見ていて飽きません。キリスト教徒が見たら卒倒するような内容かもしれませんが、そうでない身からすると「こういうことってあるかもなー」と思えました。


どうして神は人を苦しめるのか?辛いことばかりなのはなぜ?ということに、アイロニックに答えてくれるような映画です。個人的にはかなり好きでした。

「沈黙」の後に見ると、あまりの落差にズッコけますが…笑

保育園落ちた&最近の娘

玄関から徒歩30秒という恵まれた認可外保育園に預けていた娘ですが、3歳児クラスからは預けられないのでウワサの保活をしていました。と言っても、何園か見に行って普通に申し込んだだけで、特別に何もしていません。というのも「どうせ落ちるんだろうよ」という気持ちで一杯でして。3歳児クラスだから多少は空きがあるとはいえ、うちが受かる要素って何もないですからね…。夫婦フルタイム共働きというだけの、一番多い区別がつけられない層だと思われます。

そして案の定落ちました(^o^)/

社内のママ友も全員落ちたようで、「ま、受かるとは思ってなかったけどね」という雰囲気でした。受かっている人と落ちた人の間のポイント差を検証している人がいて、「本気で受かろうと思うなら離婚や単身赴任してもらうしかない」なんていう話になり、改めて大変な状況なんだなあと思いました。料金が高いけど無認可はあることはあるので、とりあえずこのまま2次、3次を待ってみようと思います。あと3年だから、無認可に入ってもなるべく動きたくないんですが、結構な金額差なんですよね…。ううむ。

 

娘は4歳を目前にして、すっかりいい子になってきました。食卓の準備をしたり、食べたり片づけたりができるようになり、朝の身支度も一通り自分でやるようになりました。唯一、トイレ大の後は親に拭いて欲しいそうです…笑 カワユス。原因不明で泣き続けたり、服を着ないと言ってグズりつづけた日々はなんだったのか。子育ては「てえへんだてえへんだ」などと言っているうちに、いつの間にかラクになるようです。あの頃の自分に教えてあげたい。

おしゃべりがますます達者になってきたのですが、ダ行がラ行になってしまう幼児特有の可愛い言い間違えがたまりません。娘が先日ジプシーキングスのボラーレをかけて「おどろう」と誘ってきたのですが、「おろろー」になっていたので「うん、おろろーおろろー」と返すと「おろろーじゃない!お・ろ・ろー!!」とプンスカしていて超かわいかったです。最近はどうやら自分にダ行が言えてないことを自覚し始めたようで、「~だけど?」が「~けろ?」になる娘の口癖が家族内で流行り始めて、娘も「けろろ~ん」などどノッています。

 

最近誰に会っても「今が一番かわいいときでしょう」と言われるのですが、子育ては初めてなので今がMAXかは分からないんですよね。なんとなく、小学生になっても20になっても、その時の可愛さがあるんじゃないのかな~という気はしています。今はぷよぷよの桃みたいな生物が「ママ、だいすき~」と言ってくるので、そりゃかわいいだろうよという感じなのです。むしろ、今後どんな個性が表れてくるのか楽しみです。

https://www.instagram.com/p/BP2TJhThCBg/

ほっぺの余ってる感がすごいsqueezy cheeks

沈黙-サイレンス-(2017年、アメリカ)

遠藤周作の原作のファンだったスコセッシ監督が、長い年月をかけてやっと実現した映画だそうです。リーアム・ニーソンやアンドリュー・ガーフィールドと並んで、イッセー尾形や浅野忠信などの日本人俳優が出演しています。外見がかなり違うので気づきにくいのですが、小松奈菜や加瀬亮も出演しています。去年から超楽しみにしていたので、いそいそ見に行きました。

 

ただ、小説の方が、良かった。小説を読んだのははるか昔ですが、映画化されて新たに得た感動はありませんでした。小説に忠実な内容なのですが、説明的で冗長な印象です。小説未読のほうが良いと思える映画なのかもしれません。

 

中盤までは、イッセー尾形さんや塚本晋也さんの演技が素晴らしくはまっていて、映像が幻想的ですごく引き込まれました。特に小舟が霧の中を進むシーンや、つかの間の休息で村人二人に発見されてしまうシーンなど、詩的で美しい。イッセー尾形さんの曲者っぷりは、西洋文明に対して完全な異物に見える日本人の中では妙に説得力があり、洒脱な印象だったし、塚本晋也さんの真っ直ぐな信仰心はパードレ側を超えるほどの熱さを感じました。ですが、後半からはセリフが多くて説明的なのが気になって気になって…。アメリカでも理解できるように、という配慮なんでしょうか。セリフ半分くらいにしてほしい。

長崎の農民と異国のパードレたちが瞬時に意思疎通し、心を通わせているのはイージー過ぎるように思えたし、最後はキリストまでしゃべりだしてうへーとなってしまいました。小説だと文字でキリストの言葉として書いてあっても気にならなかったのですが、映像だと「声」があるので、妙に敷居が低いような感じがしてしまいました。ロドリゴや井上などの説明役が喋らなくなってからは、説明の為だけに出てくる人のナレーションが始まります。この人には思い入れもないので、後半の話が長い長いつけたしのように感じられました。

 

小説を読んだときは、ロドリゴが牢につながれているときに聞こえてくる耳障りな大いびきが、実は逆さづりの拷問を受けている信者の声だと気づくシーンが衝撃的でした。ただ、映画ではそこまでの印象が無く。これはロドリゴが転ぶきっかけの大事なシーンなので、個人的にはもっとなんとかならなかったのか、と思いました。むしろロドリゴが踏み絵を踏まされるシーンはやけに躍動的で、ちょっと面白く感じてしまったりしました。(ちょん、と足をつけたあとにフライング土下座みたいになるのを、スローモーションでかっこよく撮っている。こんな野生動物の狩りを撮るようなシーンにする必要ある?)やり過ぎ演出と言えば、最後の最後も、あれ、いるの?普通に手に持たせて焼けば良くない?それまでのきれいだったり生々しかったりする魅力的な情景の印象から、いきなり「ハリウッドでござい」となったようで興ざめでした…。

 

散々disっておいてなんですが、やせこけて泣き叫ぶスパイダーマンとカイロ・レン(違)は悲壮だったし、信じているものを奪われる痛みが確かに描かれていました。キチジローは小説の印象と違い、これはこれでいいなと思いました。小説ではもっと忌むべき人物という印象だったのに、映画では窪塚さんの顔が幼く見えるせいか、変な話ですが、かわいさや親しみを感じました。人間のあるべき姿という気さえしました。

正月休みに観た映画(劇場以外)

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年、アメリカ)

ウルフ・オブ・ウォールストリート (字幕版)

アマゾン・プライムビデオで。スコセッシ監督作品、ディカプリオ主演。ひたすら下品さがさく裂している映画なんですが、もちろんそれだけではありません。ディカプリオが社員を奮い立たせるスピーチなどは驚くほどよくて、単純ではない最後の裏切りもしみじみとした後味が残りました。あと、最後の講演会に来ているポカンとした表情の観衆のパンチ力。彼らがカモにしていた人たちの姿は最後まで映らないのですが、こういう人たちだったんでしょうね~、キツい。出演者も魅力的でした。冒頭にちょっと出てくるだけなのに、最後まで存在感を放っていたマシュー・マコノヒー、この映画で有名になったマーゴット・ロビー、最後まで怪しげだった相棒ジョナ・ヒル。どっかで見たことあるな~と思ったら、マネーボールで数字の天才として出てきていました。有名なコメディアンなんですね。

 

おくりびと(2008年、日本)

映画「おくりびと」【TBSオンデマンド】

アマゾン・プライムビデオで。滝田洋二郎×小山薫堂。アカデミー外国映画賞を受賞しているということで見てみました。個人的にはもっとイレギュラーな感じの映画(どんな映画だ)の方が好きなんですが、白くて丸い石みたいな整然とした映画でしたな~。うんうん。死をテーマにしているだけに、生のほうこそが印象付けられる演出です。うっそうと緑が生い茂るなか、白子をあぶってちゅ~と吸って食べるシーンがむちゃくちゃ印象的。美味しいんだろうか。あと、文石(石を贈って気持ちを伝える)のエピソードがズル過ぎる!こんなん泣くやろ!

 

ペット(2016年、アメリカ)

ペット (吹替版)

DVDで。制作陣が私が知らない人ばっかりなのでノーマークだったのですが、「面白いらしい」という噂で見てみました。実際良くできていて、特にペットを飼っている人にはたまらない映画かも。私が一番好きだったのは、飼い主が夜帰宅して、ペットの方を抱きながら見るNYの夜景です。そこからNYのマンションの窓がばばっと映って、それぞれの住人にペットがいるという画に変わります。ああしてペットが心の支えになっているんだなあ、それに引き替え捨てる人たちときたら!と問題意識につながっていくのが教育的アニメ映画らしくて良いですね。ウサギのスノーボールは、もう完全にチャッキーでした。幼い頃チャッキーの映画を観てしまいかなりトラウマなので、この可愛らしいウサギが怖くて仕方なかったです…。

 

スーサイド・スクワッド(2016年、アメリカ)

スーサイド・スクワッド(吹替版)

DVDで。それなりに楽しみしていたのですが、B級映画みたいで予想外でした。悪を持って悪を制するはずが、悪同士で戦いだす(しかも映画内では大して悪くなくて、バットマンとか人間サイドの方がよほど嫌な奴に見える!)という…。「なぜ戦っているのか」「何が正しいのか」不明なので、とりあえず造形が素晴らしく可愛らしいハーレイ・クインあたりを応援しとくか…。という感じでした。マーゴットのおしりは良いおしり!マーゴットおっぱいならウルフ・オブ・ウォールストリートの方に軍配が上がりますが。一番楽しみにしていたジャレッド・レト演じるジョーカーは、死ぬほど尺が短くて悲しかったのですが、役に没入しすぎて共演者に動物の死体を送り付けただけあって良い存在感でした。とはいえ、自分には合わないようなので、DCモノはもう見るのやめようかな~。

 

プライムビデオに最近マイいちおし映画「リリーのすべて」がアップされていて驚きました!すばらしい。

リリーのすべて (字幕版)

 

重めですが「そこのみにて光り輝く」もよかったです。これもプライム。

そこのみにて光輝く 通常版DVD

 

ちょっと前だけど「フラガール」もいいよね。

フラガール

リベンジ:ピアノ・リサイタル(2016年、日本)

映画のタイトル風にしてみましたが、なんのことはなく3歳娘のピアノの発表会の話です^p^

前回は聴衆の前で突っ伏すという結果に終わりましたが、今回(昨年末)は無事、1曲弾いてお辞儀して帰ってきました。よくやったねえええ(T_T)

というのも、実は今回出番が3回もありまして。1回目は同じく嫌がり、なんとか弾いて逃げるように帰ってきてしまったのですが、2回目(連弾)はお友達のおかげで無事に弾き終え、3回目は完全にこなすことができました。自分より年下だったりする子供たちが立派にお辞儀できるのを見て、負けず嫌いの娘に火がついたようです。娘は、競争相手がいたほうが伸びるタイプみたい。

3回が終わって満足げな娘。おつかれさん。

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実は最近プールの習い事をやめてしまいました。本人が「やめたい」というので、貴重な土日に無理して連れて行くこともないかな、と思い。何か運動はさせたいし、本当はバレエがしたいそうなのですが、土日にやっている所が近くにないので断念。ピアノは好きで毎日やっているようなので、しばらくは続けてみます。

習い事は、日中もずっと子供の相手ができる人じゃないとなかなか難しいのかも。とはいえ、身の回りの共働き夫婦は習い事を3つも4つもしている子が多くて、できる人はできちゃうんだな…と、自分のキャパの小ささにガッカリします(=_=)子供がやりたがることくらい、やらせてあげたいんだけどなあ。

何にもしなかったお正月のこと

今年は年末年始に6日間お休みがあったのですが、人生で初めて「普通の休み」のように過ごしてみました。今までは親戚で集まったり、義実家に旅したり、実家で食べ過ぎたりしているうちに慌ただしく終わってしまうのがお正月であり、そういうものだと思っていたのですが、完全に自分のペースで過ごしてみるとこんな贅沢な休暇はないなと思いました。

 

なんせ全国でほぼ全員一斉に長期休暇を取っているという、日本では珍しい状態で、実は普段忙しそうな人に会える機会でもあるんです。海外にいる人、日頃忙しくて会えない人、気合入れて会いたい先輩や先生方など、結果的に元旦・2日を除いて27日から4日まで毎日来客がある状態に。小さい子どもがいるので家に人を呼ぶ方がラクで、毎日夫か私がパーティー料理を作りました。これだけ一度につくるとだいぶ慣れて、全く苦になりませんでした。年末なのでお歳暮やお土産にも助けられました。

 

色んな人とじっくり話ができて、改めてもっと勉強しなきゃなあと思ったり、仕事の仕方を見直したり。学生の時は何ということもなく、楽しく一緒に過ごしていた人が、アラサーになってぜんぜん別の環境で部下を抱えたり、所長になったりしているのを見るのは刺激的でワクワクしました。私も目標を持って精進していきたいなと思いましたとさ。ちゃんちゃん。

 

後輩が撮ってくれた我が家が無印過ぎる件

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撮り方でこんなに変わるの?α7とか言うのを買えば私でもこうなるの?

 

人生で初めて初売りにも行ってみました。結論から言うと凡人にはお勧めできません、休憩もままならない人ごみに打ちのめされ、這う這うの体で帰りました。しかも戦利品はお皿一枚(定価)ときたもんだ。無念。

帰りには、これまた初めて正月に店で焼肉を食べました。なぜかと言うと開いている店がそこしかなかったからです。こちらは人が少なく大変良かったです。これからは正月は積極的に外食しようと思います。熟成肉の店なのに、展示されている熟成肉にビビって新鮮肉(っていうのかな?)を食べたのもいい思い出です。

 

年末にはまったもう一つのもの:それは「指原莉乃のさしごはん」。

#1

強面なのに盛り付けが新妻みたいにラブリーな板前さんに、ほとんどご飯をつくったことのないのに生意気な指原さんがビシバシ指導されるという変わった料理番組。手作り感満載の撮影・編集も味があります。九州ローカルの番組みたいですが、アマゾンプライムで一気見できます。

 

そんなわけで、全く締まりませんが、今年もどうぞよろしくお願いしますm(._.)m