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最近はまっているファンデ(babu-)と、色つきリップ(hurraw!)

ファンデってつけると負担になるし落とすのもめんどいし全然楽しくないので好きじゃなかったのです。可能なら日焼け止め→粉で済ませて、クライアントに行くときだけ嫌いなファンデを塗ってました。特に気に入ったブランドもないので、なんとなくジプシー(というほど減らないので単に数カ月に一度、低刺激っぽいのを買うだけ)。

 

ところが最近、エステティシャンさんからおすすめされて買ったのがこれ 

バブー スムースナチュラルファンデーション SPF30 PA++ 25ml

バブー スムースナチュラルファンデーション SPF30 PA++ 25ml

 

これが良かった!

 

成分にこだわっているブランドなので安心だし、(原材料は水、グリセリン、酸化チタン、酸化亜鉛、スクワラン、ラノリン脂肪酸オクチルドデジル、オリーブ油、イソステアリン酸ソルビタン、ステアリン酸、ステアリン酸グリセリル、水添レシチン、バルミチン酸イソプロビル、ポリーy-グルタミン酸Na、ベヘニルアルコール、ミツロウ、アスコルビルリン酸Na、ヒアルロン酸Na、カミツレ花エキス、ローズマリー葉エキス、トコフェロール、タルク、マイカ、シリカ、酸化鉄、BG、ダマスクバラ花油、ラベンダー油、ザクロ種子油、ブドウ種子油、クランベリー種子油、ザクロ果実エキス、ビルベリーエキス、セイヨウニワトコエキス、マグワ根皮エキス、ビワ葉エキス。気になったらどういう成分か調べると良い)

 

石けんで落とせるし、

 

UVカット力が高めだし(SPF30/PA++と紫外線カット成分が入っているらしい)、

 

1色しかなくて色選びしなくていい、美容液・クリーム兼用タイプなのでとりあえず塗るだけで良くて簡単。

 

何より気に入っているのが

香りが良いこと!

 

つける時にハーブの清涼感ある香りがします。香り強めなので好き嫌いありそうですが、おそらくローズマリーとラベンダーが強めなのでそこで判断していただければと。

 

つける時に良い気分で、落とすときは石けんでよいのでつけるストレスがだいぶ減りました。日焼け止め単体よりもよそ行きっぽい肌になるし、塗らないより塗った方がいいかなと思って毎日つけています。いま2本目。

 

カバー力やファンデ塗ってる感を重視していない、敏感肌・自然派志向な方はぜひ。

 

 

ちなみに、リップも「つけるのが楽しい簡単に落とせる自然派」が好きで、口紅を買うこともあるけど、けっきょく続くのは色つきリップ。

 

ここのところ気に入っているのはビーガン系のこれ 

ハーロウ! バーム ブラックチェリー 4.3g

ハーロウ! バーム ブラックチェリー 4.3g

 

公式HPがかわいくて見やすい。

ハーロウ!バーム - オフィシャルサイト

 

色つきは2色のみ。これも気に入っていま3本目。

 

成分は、

淡いレッドの「シナモン」が<アーモンド油、キャンデリラロウ、ヤシ油、ホホバ油、カカオ脂、ヒマシ油、オリーブ油、アルカナ根エキス、カシア樹皮油、トコフェロール>

濃いレッドの「チェリー」が<アーモンド油、キャンデリラロウ、ヤシ油、ホホバ油、カカオ脂、ヒマシ油、オリーブ油、アルカナ根エキス、香料、トコフェロール>

ここまで自然派にこだわっているのってそうそうないと思います。

 

香りは、シナモンはそのまんまシナモンでつけるとけっこうスパイシー。チェリーはアメリカのお菓子みたいなにおい。私は好きだけど、どっちも好き嫌い激しそうな香りなので要注意かも。

コンスタンティン(2005年、アメリカ)

コンスタンティン (字幕版)

アマゾンプライムで。

監督は「フランシス・ローレンス」という方で、ミュージックビデをたくさん制作されているようだ。長編映画だとアイ・アム・レジェンドやハンガー・ゲームなど。こうして見ると、作風は魅力的に作り込まれた異世界があって、主役たる傷ついたヒーローが歴然といて、自己犠牲で世界を救う…、という感じか。むちゃくちゃ完成度の高い中二病というイメージ。

 

本作も主演のキアヌ・リーヴスが「かっこよさの宝石箱や~」という感じで、しかもマトリックス3部作の直後のノリにノっている輝けるキアヌ様なのでそれだけでも一見の価値有りだ。大きな体躯を少しぎこちなく動かすのが好き。最後辺りのシーンなどかっこよすぎて「フフッ」と笑いがもれてしまった。拳を床に突き当てるシーン、マトリックスの最後と驚くほどそっくりだったなー。

 

周縁のキャラクターも主役を盛り上げる。

ティルダ・スウィントンがサイコパスの天使役を好演しており、「キアヌ様の顔を生足で踏む」という垂涎のシーンが(完全に変態のレビュー)。もがれた翼の演出も非常に好みだった。

個人的に好きなプルイット・テイラー・ヴィンスも神父役で出演。この役者さん眼球がカタカタ動くクセがあるんだけど、それが崖っぷちの情況に完全にはまっていた。悪夢的な「飲めないお酒」のシーンがまた実によくて…。

キアヌの助手役で「ニンフォマニアック」のシャイア・ラブーフが出ておりビックリ。彼にはエンドロールの後にさらにびっくりシーンが残されている。人懐っこいような冷たいような目の表情が印象的で良かった。

 

わたしがキリスト教や聖書に詳しくないせいかよく分からない言葉や設定が多かったんだけど、描写だけで楽しめた。

ガチなキリスト教徒の方には分からないけれど、なんとなくキリスト教的な世界観が好きな人(どんな人だ)、中二的な世界観が好きな人、キアヌリーヴスが好きな人にはたまらない映画だと思う。ただ、むやみやたらとカッコつけすぎという気もするし、よくわからない設定やワードが説明なしで出てくるので人を選ぶ。いかにも続編がありそうなストーリーなのに結局出ていないので、あまり評判がよくなかったのだろうと思う。

エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年、アメリカ)

エンド・オブ・ホワイトハウス [Blu-ray]

アマゾンプライムで。

ホワイトハウスが北朝鮮のマフィア(?)によってコテンパンに攻撃され、アメリカ滅亡の危機か!?という話。

 

「んなアホなー」と思うことばかりだったけれど、設定が突き抜けていて楽しめた。続編の「エンド・オブ・キングダム」ができた理由も分かる。「世界の均衡はアメリカが保っている…っ」という政治的な熱い思いはひしひしと伝わってくるものの、アメリカ自体アホに描かれているのが変わっている。

エンド・オブ・キングダムもそうだったが、むしろテロリストたる敵側の方をかっこよく描いている。ひたすらアメリカ閣僚たちのショボンシーンがギャグのように続く。マフィア側の攻撃する理由はしごくまっとうで切実だが、それを問答無用で虐殺するジェラルド・バトラーという構図も同じだった。これ、むしろテロリスト側の視点でみた方がすんなりくるのでは。ただ、モーガン・フリーマンまでアホの子みたいに描くのやめてほしいと思った…。

 

朝鮮半島の話なのに徹底的に日本が無視されているのも笑える。何より武器の描写やファイトシーンがかっこ良くて、不謹慎ながら惚れ惚れしてしまった。RPG!RPG!

最後の流れが死ぬほど月並みなのと、テロリスト側が火力過剰なのと、重要な暗号が普通に解読される謎など気になる点は多々あったものの、全体としてはかなり満足。3作目も予定されているらしい。*1

エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの手の中に(2016年、アメリカ)

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に

 

リチャード・リンクレーターが好きなので見てみた。強豪の大学野球部の新入生たちに焦点を当て、大学の新学期が始まるまでの3日間を描く。本作はリンクレーター監督の自伝的映画で(野球で大学の推薦を受けたとか!)、「バッド・チューニング」の精神的続編にあたるらしい。

リチャード・リンクレイター監督:ロングインタビュー | read | i-D

 

何でもない日常を魅力的に見せるのが上手なのは変わらずだが、本作はこれでもか!と80年のディスコグラフィを入れ込んでいて、登場人物達もノリノリで楽しい雰囲気が特徴的。音楽だけではなく、ファッションや建築など色合いもよく吟味されていて非常に完成度が高い。

イーサンホークは出てこないし、役者はみんなそれほど有名な人たちではない。「なんでもない日常」を有名ではない役者でここまで魅力的に描けるのは単純にすごい。ちょっとした言葉のやり取りとか、不意に入れ込まれる自然風景、人物同士の意味のないじゃれ合いなどの描写が丁寧で引き込まれる。

 

 

ただ、ノリも世代も合わず、正直つまらなかった…。こういう体育会系リア充的なコミュニケーションは苦手なので、見ているだけで気が滅入った。私が所属している会社はまさにこういうノリの現代バージョンで、日中はがんばってついて行っているものの、映画でまでわざわざ見たくない。

10クローバーフィールドレーン(2016年、アメリカ)

10クローバーフィールド・レーン (字幕版) 

ネタバレ絶対禁止の作品であるはずなのに、トレーラーを見るとネタバレるというナゾ仕様の映画。ニューヨーカーたちがエイリアンから逃げ惑うPOV映画「クローバーフィールド~HAKAISHA~」とは、全く関係なさそうに見えるけど、関係なくはない。

前半はけっこう面白いので、後半のくだりに乗れるかどうかがこの映画が好きかどうかにかかっていると思う。

一応空白置いときます↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前半の不穏な雰囲気はけっこういい感じ。ジョン・グッドマンがいい。良さそうに見えて悪いやつか悪そうに見えて良いいやつか、どちらかの役が多い役者なので、今回はDOCCHI!?となってハラハラした。「悪いやつ感」や「良いやつ感」にふらふらブレながら盛り上げるのが面白い。いかにも神経質そうな居心地の悪いインテリアや、Tシャツ・シャワーカーテンの柄などの小物もよく効いている。最後はグダグダのホラーテイストになるのも面白かった。そしてお決まりの大爆発。ここまではサイコスリラー。

 

ここから突如、「いきなりどうした?!」というようなモンスターパニックものに変わる。しかもなんだかいろいろと雑だ。音を出してひきつけたり、「なんだか大事そうな入口」に火炎瓶を投げ込んで退治したりなどありそうな演出が続き、幸運続きでドタバタと怪物退治。最後は正義に目覚めて立ち上がる…、ってそういえばその伏線がサイコスリラー部分で唐突にはられていましたね、確かに。

人物の動かし方ありきで起こっていることはよくありそうな演出なので、申し訳ないけど全然乗れなかった。


「HAKAISHAと遺伝子レベルでつながっている」って、要は同じ世界の別の場所の話ということ。それならHAKAISHAじゃなくても良かったのではと思ったり。モンスターモノのところがこんな描かれ方なら、サイコスリラーで終わった方がすっきりしたような気がする。

パンカッター買ったったー&爆音で始まる朝の話

 

ここ3カ月ほど毎朝パンを焼いて食べているのですが、

焼き立てのパンというのはどうにもこうにもうまく切れなく、切り口ボロボロで一部潰されとても残念な姿になってしまいます。そんなわけで電動のパンカッターを買いました。 

BLACK+DECKER 電動ブレッド&マルチナイフ EK700

BLACK+DECKER 電動ブレッド&マルチナイフ EK700

 

最初から欲しいなとは思っていたのですが、「そもそもホームベーカリー自体飽きてすぐ使わなくなったらどうしよう」と思ったり、カッター本体のあまりのでかさに「また場所取るのやだなどうしよう」と思ったりして3か月我慢していました。よう我慢したなあ。

 

パンカッターは偉大です。

最初はでかくて重くて扱いづらく、完全に失敗かと思っていましたが、慣れればどうということもありませんでした。

むしろフワフワ感と焼き立て感を維持できるのが素晴らしく、きれいに切れているだけで数倍おいしい。すぐ食べないと冷めてぺちゃんこになりますが。

パン屋さんでは冷ましてから切っているようです。そちらの方がしっとりして生地が強くなるので理論的には良いのですが、焼き立てを無理して食べている我が家の場合は、ガーッと電動で切っちゃった方が良さげ。

 

朝は爆音のオンパレード

ちなみにこのパンカッター、でかくて重いだけではなくめちゃくちゃうるさいです。低めの「ガ~~~~」という音が小型のチェーンソーみたいな感じ。

 

我が家はコレの他にも爆音を出す朝専用家電があります。

 

最初に鳴るのはパンが焼けたアラームで、「アビニヨンの橋の上で」がけっこうな長いフレーズで流れます。う、うるさい。でも、早く取り出さないと湿気でべとっとしてしまうので、早く取り出して貰うためにはこの長さが必要なのかも。フワフワパンのために、頑張って起きます。

 

次に、コーヒーを挽くミルの音。よく通る高めの音です。豆を挽くのは手間ですが、コーヒーを豆で保存すると劣化しづらく、500g買っても最後まで淹れる時にふくふくの泡が立ちます。朝はコーヒーを淹れる作業が一番好きです。他の作業は正直めんどくさい…。

あとはレンジでミルクを温める時に鳴る「ソシレシ ミドシレ ドシラレソ♪」という音もあります。

 

最後が一番うるさいのですが、毎朝スムージーをつくっているミキサー。これがもう爆音で…。まだ暖かいヨーグルトとフルーツ、凍った野菜などを撹拌するのですが、素材を入れるたびに「もうやめて~」と言わんばかりに「ガー!ガー!」と大きい音がしてたまりません。

 

この辺りでようやく娘が起きてきて、さらに「起きて」と50回くらい言うとのそーっと夫が起きてきます。よくこの爆音で寝てられるな。

 

朝はいつも時間が無くて最後は焦っているので、あと10分だけでも早く起きてほしいと爆音をかき鳴らしているのですが(ウソを交えた本音)、二人とも夜型のようでけっきょく毎日ギリギリまで寝ているのでした。

ホドロフスキーの虹泥棒(1990年、イギリス)とホドロフスキーの惑星(1994年、スイス)

ホドロフスキーの虹泥棒 [DVD]

ホドロフスキーの惑星 [DVD]

同じような題だが「虹泥棒」はホドロフスキー監督の映画、「惑星」はホドロフスキーをテーマにしたドキュメンタリー。どちらも20年以上前の映画で、日本ではようやく2016年にDVD化された。DVD化に時間がかかったのにはいろいろ事情もあろうけど、見て思ったのはあまり評価されていないからだろうなということ。

映画の方はホドロフスキーらしさが微かな煌めきくらいに希釈されているし、ドキュメンタリーは「ホドロフスキーのDUNE」に遠く及ばない出来だった。


ただ、なぜここまで「虹泥棒」がダメかということを実は「惑星」の方で本人が語っており、どうせ見るならこの2本を続けて見るしかない。真のホドロフスキーファンならそういう覚悟でこの2本を合わせて見るべきなんである(`・ω・´)キリッ(暑苦しい)

 

「虹泥棒」は「エルトポ」、「ホーリーマウンテン」、「サンタサングレ」などの傑作が公開された後につくられた。メジャー資本が入っており制作にはかなりチャチャが入ったようで、その辺りの苦労は「惑星」の方で本人が語っている。

一番の違いは脚本がホドロフスキーでないことだろう。ホドロフスキーは映像演出のみ、と考えたほうが良い。だからいつもの神話的なストーリーではなく、凡庸な話に奇妙な映像がついているという状況になっている。

もう二度とやりたくなかっただろうし、実際それから20年以上、2013年の「リアリティのダンス」まで長編映画は撮っていない。

 

冒頭の大富豪の食事会風景や、下水管の中にある富豪の甥の家はいつもの独特の世界観で、ド派手でありえないようなシチュエーションだがセンスがよく、ほっとするような居心地の良さもある。身体障害者や娼婦、生き物の死骸といったいつものモチーフも無事出てくる。ただ、どれもいつもよりおだやかな表現にとどまっている。

全体としてはホドロフスキー風味の普通の映画を見ているような感覚。ホドロフスキーの世界観は、脚本こそが大事だったのだなー、と気づかされた。

 

余談だが、2013年の「リアリティのダンス」は素晴らしいのでぜひ見てほしい。ホドロフスキー特有のエグい映像が少しだけ(少しだけね)見やすくなっているし、かと言ってストーリーの唯一無二さは健在だし、映像技術の進化もあって瑞々しく美しいしで欠点が見当たらない。

リアリティのダンス(字幕版)