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スティラのアイシャドウと、フラビューティーのブロンザー

セフォラで買ったものの続き。

 

スティラのアイシャドウcloud(2500円くらい)

Stila Magnificent Metal High Shimmer & Glow Liquid Eye Shadow - Cloud

大人気のパール感強めのクリームシャドウ。色がめちゃくちゃいっぱいあった。個人的に昔からグレー寄り薄紫が大好きで、肌にも合うので何かと買ってしまう。今回もそういう色を選んだ。塗ると紫色はあまり感じないが、紫ニュアンスは出てオシャレ。

自然光日向

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自然光日向伸ばしたところ

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自然光日陰

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ラメやグリッターよりも細かいパールなので、何も考えずに単色塗りするだけで、目元が立体的になり大変お勧め。ぼかすのも簡単だ。

指で平面的に伸ばすと鏡面のようにもでき、ブラシでぼかすと光より色が出る。極薄くつけてニュアンスを楽しむのもあり。

 

フラビューティーのブロンザー(ミニサイズで2500円くらい)

Benefit Cosmetics Hoola Matte Bronzer Travel Mini (.14 oz) [並行輸入品]

色が3色あり、一番淡い色は手の甲につけるとほぼ何も変わらなかったので、紫パッケージの2段階目のを買った。店内ではそれが良いと思ったんだけど、持って帰ってみるとけっこう濃い…。そういえばバターブロンザーも淡いなと思った色がけっこう合ってたんだった。教訓、ブロンザーは肌とほぼ同色でOK。

せっかくなので、バターブロンザーの仕上げにもう少し深みを加えたり、アイシャドウ代わりに入れたりしている。アイシャドウベースは正直これ一つで十分だ。あとはアイライナーで遊んだり、その日つける口紅を目尻に乗せたりするだけでけっこう楽しめる。

スウォッチはしてみたけどほとんど何も映らなかったので省略。

ブロンザーとしての特徴は、まず思った以上に筆での発色が良い。なのに、指に取ってもほとんどつかない。不思議。ツヤはバターブロンザーよりもない。かといって肌に乗せたときに暗く見えたりすることもなく、要は色味が絶妙な日焼け色なんだと思う。これがほぼ世界中の人の顔色に合うと思うと不思議な感じがする。

ただ、バターブロンザーの2・3倍の価値があるかというと、ちょっとわからない。四角くかさばるパッケージも個人的にはイマイチ。

Physicians Formula Bronze Murumuru Butter Bronzer Light

↑これ(1500円程度)で十分かな~

 

ブロンザーはもはやなくてはならないものの一つで、アイシャドウをほとんど持っていないくせにブロンザーだけはいくつも欲しい。あくまで個人的な思いなんだけど、まぶたに何色が塗ってあってもそんなに印象は変わらないが、ブロンザーが入っているのと入っていないのとでは全く印象が違う。そういう意味ではコスパ抜群の商品だ。

ブロンザーを日焼けエリアとまぶた・目の下に塗って、チークを塗って(まぶたにもちょっと!)、ハイライトをいれれば、8割がた顔の印象づくりは完成している。あとは眉毛を整えてアイメイクをしたり、その日持ち歩く口紅をえらんだりするだけ。

最近はアイメイクをしない日もある。色物を使いたいときだけ、ちょっと遊んでいる。そちらの方が優しい印象になる。昔はマスカラとアイライン命だったので、不思議な感じがする。

BECCAシマリングスキンパーフェクター:光の強弱も表現可能なハイライター

セフォラに行ったときに買ったもの。

思ったより品ぞろえのない店舗で、あまり多くは買えなかったセフォラ。それでもずっと触ってみたかった商品がいくつかあったので十分楽しかった。

 

買ったのは、

  • ベッカのハイライター
  • スティラのアイシャドウ
  • フラビューティーのブロンザー

 

あとはスキンケア用品などを試してみた。

全部レビューしようと思ったけど、長くなりすぎたのでまずはハイライターのみ。

 

BECCAシマリングスキンパーフェクター ムーンストーン

ベッカ シマリングスキンパーフェクタープレスドパウダー # ムーンストーン

このアイコニックなパッケージに入っているハイライター。選んだのは一番に肌になじんだこの色。

触ってみると思ったより粉質が柔らかく、粉飛びしやすい。スティラのクリームハイライターに心が揺れたものの、塗ってみると納得のキレイさだったのでベッカに。クリームタイプは下地を溶かしちゃったりするからあんまり好きじゃないんだよな…。粉は薄く広範囲に塗ったりもできるからいいのだ。

 

粉のハイライターで今まで使ってきたのは、MACとELF。簡単に分類するとこんな感じ:

 

MACライトスカペード:粉っぽい。光が強くて顔がアンドロイド化する。うんざりするほどなくならない。

マック(MAC) フェイスパウダー ミネラライズ スキンフィニッシュ #ライト スカペード[並行輸入品]

ELFムーンライトパールズ:粉質固いけどちゃんと光る。やっすい!そっこーで割れた。

e.l.f. Studio Baked Highlighter - Moonlight Pearls (並行輸入品)

BECCAムーンストーン:粉質柔らかく、塗布・調節しやすい。買った色のせいか肌なじみナンバーワン。そっこーで割れた。

Becca Cosmetics Shimmering Skin Perfector Poured - Moonstone (並行輸入品) [並行輸入品]

そう、そっこーで割れたんである。機内持ち込みにしていたのに。ベッカハイライトは4000円くらいするのに。泣いた。

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それはそうとして、ベッカは粉が柔らかいため、表現力に幅があってけっこういい。淡い光も強めの光も表現できる。柔らかい大きな筆で頬全体を淡く光らせたり、指先で目頭をしっかり光らせたりみたいな調整ができるのはあがたい。3種類しか使ったことのない中でしか言えないけれど、それは確からしい。

 

とはいえ、エルフの10倍の価値があるかというと、無い。私自身パッケージの見た目命というわけでもないので(しかも割れたから持ち歩けないし)、まぁエルフでもいいかなぁという印象だった。色は、ベッカのムーンストーンの方が、エルフのムーンライトパールズや、MACのライトスカペードよりも白浮きしない気がする。肌なじみに全振りしたハイライターという感じ。

ただ、ベッカ=肌なじみというわけではない。

↓例えばこんな色もある!このプリズマティックアメジストという色、ピンクなのに紫や銀みたいな色にも見えてかわいかった。。相当悩んだが、肌なじみの良さでムーンストーンにした。

 

けっこう気に入ったので、今はこれ以上割れないように、そっと棚に乗せ、あまり動かさないようにして使っている。

 

 

glasstruct.hatenablog.com

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パッドマン(2018年、インド)

パッドマン 5億人の女性を救った男 [DVD]

インドで小ロットでの生理用ナプキンづくりの仕組みを開発し、女性たちに生理期間中の自由だけでなく、感染症予防から仕事まで与えたという男性のお話。インドらしい非常に壮大な話で、間の休憩をはさんで2時間超となっているものの、多岐に渡るテーマをてんこ盛りにして飽きさせない。

 

主人公のラクシュミという男性がものすごく「フェミニスト」な感じであり、それをあまり周囲の女性に受け入れてもらえてない感じがコミカルでおかしかった。妻が最優先で、仕事場では優秀、でもさっさと終わらせて帰る。こんな妖精のような男がいるものだろうか(というか、実話なんだが)。

 

ラクシュミはいいものを作れば純粋に喜んでもらえると思い込んでいる節があって、何度失敗してもそれを理解しない。完全なるプロダクトアウト志向の人なのだ。村人に変態扱いされ、最終的には妻に出て行かれるまでになるのだが、その後も取りつかれたようにナプキンづくりに没頭する。

それを救ったのがパリ―という、このナプキンのブランド名にもなる都会的な女性だった。彼女がマーケティングとセールスを担当し、実際に使ってもらえるまでに事業を成長させ、ラクシュミが国連でスピーチに呼ばれるまでになる。

この国連でのスピーチは冷静に聞くとかなりあざとい内容ではあるのだが、それまで1時間以上かけて作り上げたラクシュミのピュアなキャラ形成が奏功し、泣くほど感動してしまった。

その後はビターな大人の恋の話あり、故郷に錦を飾る話ありで、お腹いっぱい大満足というわけだった。

シェルブールの雨傘(1964年、フランス)

シェルブールの雨傘 デジタルリマスター版(2枚組) [DVD]

人に勧められて見てみた。だいぶ古い映画で、なんとカトリーヌ・ドヌーヴのデビュー作らしい。ピチピチのドヌーヴはむちゃくちゃ可愛くて、彼女が歌ったり踊ったりしているのを見ているだけでも幸せになれる。実際は別の歌手が歌うシーンの声を当てているようだ。

今で言うラ・ラ・ランド的なお話で、若い頃愛し合った二人がすれ違い、全く違う人生を過ごした上で後戻りできないタイミングで再会。しかし、それぞれの人生に戻っていく。

 

題名通り傘と雨がテーマになっていて、最初に一つの傘で出会うところ、女が迎えに来ないから一人で傘に入るところ、最後に傘で会釈して別れるところなど、随所で人間関係を表現する小道具として使われている。当然、雨や雪も重要なファクターで、晴れているシーンがほとんど存在しない。それでも明るい雰囲気が漂うのは、主人公の華やかさとファッションのおかげだろう。

全篇歌で構成されたミュージカル映画はこれが初めての試みだったそうだ。そういう意味でもあらゆる映画のルーツになっている。だれでも一度は聞いたことのある主題歌はどこかさりげなくて、主題歌然としていなくて好きだった。

ZARAのリップを買ってみた


ZARA MAKEUP ... Mind Blown 😱

ç»å 1 ã® ZARA ULTIMATTE TRIO UM01 3.5 G + UM03 3.5 G + UM11 3.5 G ã¶ã©ãã

Tatiさんお勧めのZARAリップを買ってみた。tatiさんは割と正直な方のユーチューバーだと思っているので、彼女が大絶賛しているということで大変気になっていた。

 

Zaraのコスメはメイクアップアーティストでコスメラインももっているパットマクグラスがコンサルしているらしい。それだけでも相当期待してしまった。

 

値段は、3本セットで4500円くらい。ネット通販だしイマイチ何色が欲しいか分からなかったので、なんとなく複数色入ってお得なものを選んでしまったのだった。

 

結論から言うと、とてもいい!

 

入っているのは、濃い紫色のUM11と、ピンクベージュのUM01(左端)と、UM01より少し赤みがあるUM03(中央)の3色。UM03が思ったよりもUM01と近い色なので、全然違う色だったらよかったのになと思った。真っ赤とか欲しかったな。

 

上が01、下右が03、下左が11。

晴れの日の自然光、室内 

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UM01

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グレーの入った淡いピンク。肌に馴染みやすいニュートラルカラー。

ナチュラグラッセのニュートラルなリップ「ヌード」と比べてみると

UM01の方が黄みがないのがお分かりいただけるだろうか。

 

ナチュラグラッセは毎日使えるニュートラルリップを探して買ったのに、オレンジっぽくて浮くし、カジュアルな雰囲気だからガッカリしていたところ。

ZARAのUM01はまさに探していたコンサバなニュートラル色。スーツに合う。スモーキーな濃い目のアイメイクにも合うし、カラフルなアイメイクにも合う。自分にとっては完璧なヌード色だった。UM01はリピートしたいくらい気に入っている。

ナチュラグラッセの方は敢えて元気なイメージにしたいときや、スカイブルーのアイラインに合わせるときなどに活用中。シャツにジーパンみたいなファッションに合う気がする。

 

UM03

ZARA ULTIMATTE UM03

UM01とよーく比べてみないと違いが分からない。でも塗ってみるとけっこう印象が違う。UM01よりも赤みがあって、可愛い雰囲気。なんとなくMLBBリップってこんな感じかなと思ったりしている。存在感があるので、私の顔だとアイメイクは抑えめにしないとケバくなる。眉毛はコンシーラーマスカラで色を抜くとか、似た系統のピンク眉にした方がまとまる。

イマイチどんな色合いのメイクにしたいか決められないとき、服がニュートラルカラーだったり色んな色が混ざっていたりするとき、忙しくて思考停止しているときにとりあえずこのリップをつかんで出かけることがある。可愛らしい印象が苦手なので、個人的にはあまり気に入ってはいないんだけど、娘受けは一番良かったりする。「ママそれかわいいよ!」って言ってくれる。

 

UM11

ZARA ULTIMATTE UM11f:id:glasstruct:20190717181824p:plain

全く持っていなかった、濃いベリー色!なかなか買おうとも思わない色なのに、実際はけっこう出番多め。びっくりするような色なのでつけ方注意だが、おしゃれで気に入っている。顔色が白く見える。輪郭はぼかしてポンポン塗り。目元はパープルか、グレー系で合わせている。最近買ったパープル系のワンピースにばっちり合っていて、このリップをつけてそのワンピを着ると一日上機嫌になれる。

パープルメイクに合うチークが欲しくなってしまった。

 

どの色も絶妙におしゃれな色。値段なりかなーと想定していたのだけど、届いてみると安っぽい感じがしない高級感のある色だったと思う。

 

その他の特徴は下記の通り:

  • パッケージがかわいい!マットだけど汚れにくい、いい感じの濃紺
  • 磁石が内蔵されていて、ピタッと閉じて勝手にポーチの中で開いたりしない。開け閉めはクセになる!パッケージのデザインだけでも価格以上の価値がある。
  • 発色が良い。
  • 落ちない。下地なしだと本当に落ちなくて困る。手にスウォッチしたら翌日も残ってた
  • マットなのにクリーミーで縦ジワ消える。乾燥も気にならない。
  • 綿菓子のような甘いにおい。ちょっと苦手だが我慢できないほどではない。
  • 何となく安心のフランス産。

 

とまあ、かなり気に入ったんだけど、おそらくあんまり売れていないので先は長くないのかもな…と思ったりしている。ZARAの服はみんな着ているのに、リップをつけている人の話を聞いたことがない。香りが日本受けしなさそうというのもある。

気になった方はぜひチャレンジしていただきたい。個人的には、次は真っ赤の15番をを買ってみたい。

6歳児連れてバリ旅行に行ってきた

夫の仕事でバリに行く機会があったので、家族で行ってきた。夫はここのところ海外出張続きで、出張先が楽しそうなところだと家族で行くようにしている。バリは行ったことがなかったし、「典型的な旅行先」という感じで楽しそうだったのだ。自分の旅行先はだいたい建築目的で、いわゆるリゾート地にはほとんど行ったことがない。

 

バリは気候が良く、物価が安く、料理がおいしく、治安が良く、何にも考えずに脱力して過ごすのに最適な場所だった。子供は朝から晩までホテルのプールにつかり、親はスパに何度も通う。こんなに自分を甘やすのに時間を使った旅行は初めて。

特に旅程も立てず、暇になればホテルに出入りしている旅行会社に簡単にツアーを組んでもらって、タクシーで回った。本当に脳みそを使っていない。そもそも交通があまり発達していないので、タクシーに乗るか自分で運転するかしか選択肢がない。タクシー代も驚くほど安かった。「ちょっとそこまで」で、100~200円程度。一人でも乗ってみたが、危険な感じはしなかった。歩道はあまり整備されていなく、信号がほとんどないので、短い距離でもタクシーに乗った方が安全かもしれない。ツアーではバリ人の方々が優しくしてくれるしで、日本にいるように気持ちが緩んだ。

 

ホテルに泊まっているのはほとんどアメリカ人で、他は韓国や中国、日本の人が少し。中東やヨーロッパ、ラティーナはあまり見かけなかった。子供は子供同士で少し遊んだけれど、あまり交流はない。ヨガ教室で会ったアメリカ人のお姉さんと少し話したくらい。ホテルに来ている人は、あまり交流を求めていない人が多いような感じがした。地元の飲食店やビーチに行けば、また違ったのかもしれない。

バリの方とは、けっこう話した。リップサービスかもしれないが、日本は好きだと言ってくれる人が多い。優しくて控えめな人が多く、癒される。ただ、バリ人の英語は私にはとても聞き取りづらい。現地の方曰く、シンガポールや中国などの英語が混じったものらしい。みんな英語を話すこと自体には慣れているけれど、訛りが強い。独特のコロコロとした英語だ。

 

娘は特にバリを気に入ったようで、バリで撮った写真はほとんどが満面の笑み。気候のせいもあるのかもしれないが、ヨーロッパだとちょっと緊張した顔をしていることがある。バリではゾウに乗ったり、自由に歩き回っているオランウータンに会ったり。食事もどれも気に入って、辛いもの以外は何でもよく食べた。娘はインドネシア料理を「何でも混ぜご飯」と呼んでいた。お腹を壊すのを気にして、生水はダメ!と最初ピリピリしていたのだけど、そのうち気にしなくなって、ホテル内の食事なら生野菜でもモリモリ食べていた。ホテルの外ではハエが多いし、やはりちょっと怖い。

娘は海外で色んな可愛いものを見つけて買いたがるけど、バリでは何か好みが合わなかったらしく何も買わなかった。小物とか、けっこう色々あったんだけどな…。娘は本当に欲しいものにしか反応しない。

 

バリで一番印象に残ったのは、生き物の力強さだ。わが家で小ぢんまりと枝を広げているカシワバゴムノキやウンベラータが、バリでは20メートルはありそうな大木になり、板状の根を地面に下ろしている。こんな巨木なのに、上空を見ると見慣れたあの独特な形の葉っぱが茂っているので笑ってしまった。

枝の間をリスが走り、足元にはトカゲがいる。虫もたくさんいて、娘の白い足に点々と赤い刺し跡をつくった。その辺の空き地にバナナやココナッツの木が生えて、常夏なのでいつでも最低限の食料は手に入る、というわけだった。生きることが祝福された場所だなと思う。

そのせいなのか、バリの人はあまり欲がなく、ゆっくりと彫刻や家具を作り、伝統行事を毎日きちんとやり、淡々と毎日を過ごしている印象だった。朝のお祈りで顔につけたお米や花が、夕方まで張り付いているのが印象的だった。その穏やかな日常に身をゆだねていると、心の底からリラックスできる。

 

個人的な教訓としては、土地に合わない植物をむりやり育てるのはやめようと思ったことがある。家のゴムの木、実はけっこう育てるのに自信があったんだけど、気候が合えばこんな巨木になれる実力があったのね…。何かゴメンね。

サーチ(2018年、アメリカ)

Search/サーチ  (字幕版)

高校生の娘がある日失踪してしまい、残されたパソコンを使って、ひとり親の父が娘を探す話。ほとんどのシーンがパソコン画面上で完結しているという意欲作で、そう聞くと絵変わりがせずつまらなさそうに聞こえるが、全くそんなことはない。同時に見た「アクアマン」よりも引き込まれた。


ネタバレ厳禁な映画なので詳しくは書かないのだけれど、パソコンの画面の中で何度となくヒントが表示される。一方でミスリードの情報も入ってくるので、同じ画面を見ても何に注目するかで印象が大きく変わるのが面白い。何度か見て確認したい。ネタが分かってしまうと、その道筋がずっと表示されていたことに気づく。

実は序盤で大ヒントが入るので、「映画では意味のあることしか起こらない」という原則に従えば、たいていの人は気づいてしまうだろう。そこが個人的には残念だった。

 

子供のいる親としては、様々な立場で見につまされる映画だった。まだうちの子は小さいのだけど、思春期になったらどうか、家族がバラバラになってしまったらどうか…など、色々なことを考えてへこんでしまった。

後悔しないように、娘と向き合っていきたいと思った。