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映画の感想文

バクマン。(2014年、日本)

こんなこと書いたらまた読者がゴッソリ減ってへこみそうなんだけど、これ私には面白くありませんでした。いつも漫画を読んでいる夫は面白いみたいだったので完全に趣味嗜好の問題なのかもしれません。でもジャンル愛はない「ジャージーボーイズ」はめっぽう…

サウルの息子(2015年、ハンガリー)

ホロコーストが体験できるという地獄のような映画でした。主人公のサウルが必死で埋葬しようとしている「息子」が次第に抽象概念のように感じられていきます。最後のシーンはあらゆる感情が押し寄せてきて、意味も分からず泣きました。この映画全体が鎮魂歌…

ヴァイキング ~海の覇者たち~(2013年~、アメリカ、ドラマ)

まーたドラマにハマってしまいました。プライムビデオで観られる「ヴァイキング~海の覇者たち~」シーズン1-4です。 最近のアメリカドラマって、制作費もかかってるし映画監督が撮ってるしで、もはや今までのドラマとは別物ですね(ホントいまさらですが…

ザ・ウォーク(2015年、アメリカ)

「フランスのストリート・パフォーマーがワールド・トレード・センターを渡る」というだけの内容を映画化したもので、そんなの面白い予感がしないと思ったのですが、ゼメキス監督だし見たいなとも思いつつなんとなく放置し、結局DVDで観ました。結論から言う…

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年、アメリカ)

DVDで。 米ソ冷戦時代のドイツ側の諜報員ルドルフ・アデル(マーク・ライランス)と、その弁護を引き受けることになったアメリカ人弁護士(トム・ハンクス)の話。スピルバーグ監督でコーエン兄弟脚本ということで面白くないわけなかろうと思いましたが、や…

鉄くず拾いの物語(2013年、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ・フランス・スロベニア)

「ノー・マンズ・ランド」のダニス・タノヴィッチ監督作品です。ノーマンズランドは過去観た映画の中でも一番と言っていいほど印象的で、映画って本当にいいものだなと思わされた作品でした。ボスニア紛争の双方の前線(=ノーマンズランド)で、敵対するセ…

インヒアレント・ヴァイス(2015年、アメリカ)

正直分からん 原作も知らなければ(トマス・ピンチョンによる有名な小説らしい)、70年代アメリカのドラッグにまつわる文化的な背景も知らないので30%も楽しめてないと思うのですが、よく分からなくても最後まで惹き付けられる映画でした。このわかんないけ…

エクス・マキナ(2015年、イギリス)

IMAX2Dで。山中の別荘という限られた場所で、人間は片手に納まるほどしか出てこない低予算の映画*1ですが、今年のアカデミーで視覚効果賞を獲っています。ストーリーが整然としており、映像はスタイリッシュで非常に良かったです。 監督はアレックス・ガーラ…

紙の月(日本、2014年)

中年女性、夫から軽視される、若い男性に貢ぐ…など、気になってはいたけれど設定が私には痛々しすぎてなんとなく見ることができなかった作品でしたが、プライムビデオに早々と出ていたので思い切って観てみました。ネタバレしない方が面白いのかもしれないの…

ナポレオン・ダイナマイト(2004年、アメリカ)

謎の「見続けられる」感 軽い気持ちで見始めたら、軽い気持ちのまま終わってしまったようなそんな映画でしたが、最後まで飽きずに見てしまう、癖になるような何かがありました。 主人公のナポレオン・ダイナマイト君は田舎の高校生でして、ダサいような奇妙…

ダラス・バイヤーズクラブ(2014年、アメリカ)

何気なく観たんだけどむちゃくちゃ良かった。エイズを発症した男の話です。予備知識が「ジャレット・レトの女装がすごい」くらいしかなかったので(ひどいな)、意外にも社会派な映画なのね!と驚きました。 憑依系の演技で知られるジャレット・レト、今回は…

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年、アメリカ)

アメリカのラップ文化を大きく変えたN.W.A.というグループと、そのリーダーであるeasy e、ドクタードレー、アイス・キューブなどを描いた伝記的映画でした。NWAとはnigger with attitudeの略で、「意見ある黒人」と訳すのかな?1980年代の抑圧されていた黒人…

アノマリサ(2016年、アメリカ)

カウフマンがつくったストップモーションアニメ映画ということで、これは絶対見るやろと思って見ました。チャーリー・カウフマンは「マルコヴィッチの穴」や「エターナル・サンシャイン」などの脚本を手掛けている脚本家で、人が想像つかないような奇想天外…

百万円と苦虫女(2008年、日本)

アマゾン・プライムで。ジャンル的にはロードムービーと位置づけられるそうです。確かに蒼井優さんの旅路を低めのトーンで追いかけているような構成で、可憐な蒼井さんを堪能できます。関係性をつくらずに逃げ回る生活を送っているんだけど、前科があること…

舟を編む(2013年、日本)

辞書をつくる話でした。 オーソドックスないい映画でした。驚きのない王道な話で134分が長く感じたことと、音楽がいかにもな感じだったことは微妙だったのですが、良くできていて最後まで楽しく観られました。驚いたのは、松田龍平さん演じるマジメくんが本…

 ズートピア(2016年、アメリカ)

ピクサーだし評判もいいしで面白くないわけなかろうと思っていましたが、まあその通りでした。「浅く見ても色々深読みして見ても良い」というのは最近のディスニー映画のやり方なんでしょうね。これも例にもれず、子供だけじゃなく連れて行った大人も楽しめ…

ザ・ビーチ(2000年、アメリカ)

美しくて残酷な「人生の寄り道」 「スラムドッグ$ミリオネア」や2015年の「スティーブジョブス」などのダニー・ボイル監督作品で、レオナルド・ディカプリオ主演です。 「ご飯を食べて仲間とつるんで、映画を観て…どこを旅しても同じことをしてしまう」。タ…

フレッシュ・アンド・ボーン(2015年、アメリカドラマ)

アマゾンプライムで見られるドラマはちら見も含めて色々見てみました。ドラマは短いので、寝る前に一本観たい!という出来心で再生してみて→そのまま深夜まで数本見てしまうこと多数。睡眠時間がゴリゴリ削られます。面白くなかったら途中でやめられるのです…

野火(2014年・1959年、日本)

映画「野火」の市川崑バージョンと塚本晋也バージョンを見ました。大岡昇平の「野火」が有名ですし、あまりネタバレが関係ない映画だと思うのですが、内容が分かることを書いているので未見で気になる方は読まないでね。 寄る辺なくなった兵士たちの飢えと狂…

黒衣の刺客(2015年中国)

映像も音楽もとても美しいのですが、「主人公が刺客なのにバレバレで何度もターゲットの家の内外をウロウロする」という点が気になってしまいイマイチ乗れませんでした。変な金色の仮面をつけて佇んでいるときもあったし、上品で完璧な映像の中に突然ワイヤ…

ケープタウン(2013年フランス・南ア)

アマゾンプライムで。ジェローム・サル監督は日本での公開作が少ないのですが、クライムサスペンスものを多く撮っているようです。本作は見ごたえのある作品でした。 アパルトヘイトの影響が色濃いケープタウンにて、ズールー族出身(原題はズールーだったり…

ディープ・インパクト(1998年アメリカ)

人間ドラマが中心のディザスター映画 「2012」は人間の描かれ方が雑に感じられ、どうしても好きになれなかったのですが、「ディープ・インパクト」はそのあたりが美談過ぎず丁寧に描かれていて感動的でした。それもそのはず、「ペイ・フォワード」と同じミ…

クリード チャンプを継ぐ者(2015年アメリカ)

言わずと知れた「ロッキー」シリーズの意欲的な続編作だそうです。ロッキーは絶対見たことあるはずなんだけど、なんかあんまり覚えてないや…くらいのダメダメな視聴者なんですが、クリードは映画評論家の町山さんが絶賛していたので見なきゃと思いまして。 …

インサイド・ヘッド(2015年、アメリカ)

「モンスターズ・インク」「トイストーリー3」などのピート・ドクター監督によるピクサーアニメです。いわゆる「脳内会議」みたいな話とはちょっと趣が違って、生まれる時からある記憶と情動を操るための仕組みを視覚化したような話でした。「アメリカの良…

「ウォーキング・デッド」と、スピンオフドラマ「フィアー・ザ・ウォーキングデッド」

フィアー・ザ・ウォーキングデッド再開したよ 先日「フィアー・ザ・ウォーキングデッド」のパイロット版全6話の続編が公開されていました。面白かったけど、やはり本家の「ウォーキング・デッド」の方がキャラクターに愛着あるので面白く感じましたね。しか…

ヴィジット(2015年、アメリカ)

「シックスセンス」「アンブレイカブル」などのシャマラン監督の最新作です。忘れてたけど、私ホラー苦手でした(・∀・;)なのでほとんどの画面を指の間から見ているので感想文にならない感じですが、恐いけどいい話じゃん!と思ったり。シャマラン作品だし(…

リリーのすべて(2015年アメリカ・イギリス・ドイツ)

もうそろそろ上映終わりかな?というタイミングで見た、世界で初めて性転換手術を受けた男と彼とともに生きる妻の話。 泣きすぎて頭痛がしました。゚(゚´Д`゚)゚。 出演者も美術も美しい。これは見に行くべき。いまさらだけど…。内容は実際に見ていただくとして、…

アマゾン・プライムビデオでおススメの10本

プライムビデオでの「おススメの10本」記事はいつか書きたいと思いつつ、たまにいい作品が新たに投入されるので中身を入れ替えたりしてなかなか決められず。とりあえず2016年5月時点での10本にしてみました。 恋はデジャ・ブ(1993年、アメリカ) スラムドッ…

レヴェナント:蘇りし者(2015年アメリカ)

※評判のいい大作なのですが、個人的には期待ほどではなかったという内容です。作品ファンの方は読まないでね。 夫が「レヴェナント…つながれざる者?」と言っていて「それはジャンゴ!確かにディカプリオ出てるけど」とツッコミましたレヴェナントです。ク…

遊星からの物体X(1982年アメリカ)

びっくり箱のような作品 昔から気にはなっていたのですが借りてみるほどでも…と思っていた作品。アマゾン・プライムにあったので見ました。 会社の先輩に「これだけは読んどけ」と渡された漫画の「寄生獣」にそっくり!と思ったら、こちらのほうがずいぶん…

ハンガー(2008年、イギリス)

壁に糞を塗り、廊下に尿を流す…ストライキが通じなかった最後の手段とは 北アイルランド紛争に端を発した、政治犯によるハンガー・ストライキを描いた話です。この映画の舞台は、1980年前後、IRAによるイギリスへの武力行使が最も激化していた頃です。政…

マジカル・ガール(2014年、スペイン)

観る予定なら絶対予備知識なしで! この映画はネタバレはおろか前知識がない状態で観に行った方がいいと思います。私も「まどまぎファンのスペイン人監督が撮ったサスペンススリラー??」くらいの予備知識でした。そのくらいが限界かも。映画としては超面白…

駆け込み女と駆け出し男

実はこのパッケージ見て、「面白くなさそうだな」と思ってました。「ドタバタ時代劇コメディーか…」と。しかも、こういう人物をテンコモリに表現した映画ビジュアルがあんまり好きじゃないんですよね。全て単なる好みの問題です。 誤解でした。 コメディーは…

マイ・インターン

ワーキングマザーが心地よく観られる映画かも アンハサウェイ演じるファッション通販会社の若きCEOジュールズのところに、高齢者インターンとしてやってきたベン(ロバートデニーロ)。人生経験豊かなベンはやがてメンターのようにジュールズを支えるよう…

さよなら、人類

現代アートだと思って覚悟して観よう これは、ベネチアで金獅子賞受賞ということでミーハー心で見てみました。DVDで。ただ、ごめんなさい、あまりよく分からず…。 映画の印象としては、美術の展覧会に近いと思います。ワンシーンワンカットで、ほとんど固…

ミニオンズ

老若男女楽しめる、だがみんな好きになる所は違う。 アマゾンプライムで「怪盗グルーの月泥棒」が面白かったので、その前日譚である「ミニオンズ」を見てみました。「子供は豪華なトムとジェリーみたいに楽しめて、大人はネタで盛り上がれる」という、よくで…

さらば、わが愛/覇王別姫

映画の感想文は文章が長くなり過ぎるので、今後は作品ごとに切り分けることにしました。文章が極端に短くなるので、どうかな…と思いつつ。目次をつけるのもめんどくさいので、しばらくこれでやってみます。 いつか時間をつくってみて欲しい名作 プライム・…

スティング(1973年アメリカ)

※映画の感想文は文章が長くなりすぎるので、しばらく一作ずつにバラしてみます。 1973年のアメリカに必要だった映画 プライム・ビデオで。「名作らしい」という雑(!)なイメージから見てみました。1973年、アメリカ映画。うーん、なるほどー…と思いつつあ…

最近みた映画と、最近のアマゾン・プライムビデオのおすすめ

最近みた映画の話です。劇場作から「アーロと少年」、旧作(準新作?)から「エレファントソング」「26世紀青年」「クローバーフィールド」です。ネタバレなし。 一番はやっぱり「エレファントソング」。グザヴィエさんは演じても監督しても外れなし。 エレ…

最近みた映画(オデッセイ、きみはいい子、ナイトクローラー、アリスのままで)

最近みた映画のネタバレなし感想文です。 上映中作品から「オデッセイ」、新作から「きみはいい子」「アリスのままで」「ナイトクローラー」です。 オデッセイ 普通に面白かったです。火星に取り残された宇宙飛行士の帰還作戦なのですが、それなりに辛いシー…

新作が出たら絶対観たい映画監督

好きな映画監督ランキングの記事が面白かったので、「新作が出たら絶対見る監督」という2番煎じな文章を書いてみる。映画は好きだけどあんまり見る時間がなく、視聴しているものに偏りがありまくる。もっと色々な映画が見てみたいので、「この系統ならこの人…

最近観た映画

最近観た映画の、ネタバレなし感想文です。 Mommy 観に行きたかったのに行けなかった、26歳のグザヴィエ・ドラン監督の映画です。過去作もお母さんネタが多いですね。「マイマザー」でのお母さん役がお母さん役で、向かいに住む別のお母さん役は「私はロラン…

最近観た映画「ターナー、光に愛を求めて」「ルック・オブ・サイレンス」など

劇場作から「スター・ウォーズ フォースの覚醒」、新作から「ターナー、光に愛を求めて」、「ルック・オブ・サイレンス」、旧作あら「ゼロ・ダーク・サーティ」、「メイジーの瞳」、「幸せのちから」、「ミスターノーバディ」です。 面白かった順、ネタバレ…

最近みた映画

旧作からヒックとドラゴン2、はじまりの記憶、トレインスポッティング、ミッドナイトインパリです。 ヒックとドラゴン2 これは1を見て「絶対に続編も見る!」と思っていたドリームワークスのアニメ映画。ドリームワークスのアニメと言えば、娘がカンフー…

「Her/世界でひとつの彼女」最大のネタバレは、サマンサの声が○○だってことだ!

これは絶賛されていたのを見かけて、アマゾンプライムビデオに入っていたのでみました。「マルコビッチの穴」のスパイク・ジョーンズ監督が、脚本までやっています。なるほど面白かったけど、実は最後の30分まであんまり面白く感じられなかったのです。でも…

今年最高の映画?「黄金のアデーレ 名画の帰還」と、2015年の映画私的TOP3

実話を元にした映画らしい。社会派の感動作なのであろうと思って見に行ったが、想像以上の良作で途中から涙が止まらなかった。家族が描かれた絵をナチスに奪われた女性(マリア)が、老いてから絵を取り戻すべく弁護士の甥に声をかけるところから話が始まる。…

「007スペクター」観てきたよ

デンデケデンデーンデンデンデン デンデケデンデーンデンデンデン デンデケデンデーンデンデンデン デンデケデンデーンデンデンデン デデーー♪デデデーーーー♪(^O^) …すみません。 週末に「007スペクター」を観てからずっとこの曲が頭から離れませーん。…

最近見た映画

最近みた映画のネタバレ感想文です。過去作ばかり。ラースフォントリアーの「アンチクライスト」、「メランコリア」、ミュージカル映画から「レ・ミゼラブル(2012)」、「オペラ座の怪人(2004)」、アニメから「カッパのクゥと夏休み」、あとは実話系で「…

映画レビュー・映画批評家について

好きな映画批評・レビュー 映画は、それにまつわる文章を読むことも大きな楽しみの一つです。最近チェックし始めたばっかりなので、デザイン・建築系ほど色々なサイトを知らないのですが…。色んな意見が載っているモノより、共感できる特定の人の文章を読む…

最近観た映画のネタバレ感想文

最近観た映画のネタバレ感想文。全部DVDです。新作からセッション/アバウト・タイム 愛おしい時間について、旧作からキャスト・アウェイ/マダガスカル1・2/ヒックとドラゴン です。 セッション 存在はよーく知っていましたが、恐くてみられなかった作…