どんどん活躍の場を広げているNendo佐藤オオキ氏ですが、
なんとBoConceptとコラボレーションしていました。
このソファは実にいいですねえ
これはNendoっぽい、遊び心のあるウォールクロック。
コラボラインは4月1日に披露されるそうです。
まさかエイプリルフール…?!そんなわけないか^^;
BoConceptのコラボレーションの意図としては、
「日本の美学とデンマークの機能性の融合」
「Nendoの遊び心を取り入れたい」
とのこと。
最近、インテリアショップに行っても本屋に行っても、北欧流行りで若干食傷気味でした。
インテリアブログを読んでいても、IKEA、IITTALA、マリメッコ、ムーミンばかりが出てきます。
実は北欧デザインはもともと日本と親和性があるんですね。
↓このインタビューを聞いても、
佐藤氏が「北欧デザインと日本デザインの共通点」を語っています。
- 皮、木といった自然素材を活かした扱い方
- ナチュラル、シンプル、機能的
そのまま無印良品のコンセプトに出てきそうな文言ですね。
nendo / BoConcept - the cooperation - YouTube
その背景には、
- 木造建築が多く、ヨーロッパ他地域よりも自然との親和性が高いこと、
- 控え目で真面目な国民性…
などの共通点があるのかもしれません。
ただ、違いもあります。
光の色です。
北欧の光は、色があまりない透明な光。
日本の朝の光と似ています。
一方、日本の光はもっと水蒸気が多く含まれ、白っぽいかグレーにくすんでいる事が多い。
そのせいで、デザインに使われるカラーパレットが違います。
例えば、北欧では原色に近い鮮やかな色使いや、濁りの少ないパステルカラーが多く
日本は伝統的に、グレーを加えた渋みのある中間色が多い。
そういえば、マリメッコのアイコンは真っ赤なけしの花ですが
無印のアイコンはくすんだ赤ですね。
それにしても…
Nendoといえば、私が大学生ほやほやの頃に、
佐藤氏が大学卒業とともに設立し、
その頃は「ちょっとオモロイ家具デザインブランド」くらいのイメージでした。
(全く失礼ですね!^^;)
今や主要な家具市には出品するわ、受賞するわ、
メジャーブランドでコラボするわの大変な活躍ぶりなんですね~。。
大学生のあの頃から、今の我々はどれだけ進んだだろう?と、
感慨深くなったニュースでした。