私事ですが、毎日、世界中で建築家が発表している建築作品をチェックするのが好きです。その中で、最近個人的にいいなと思った住宅プロジェクトを3つ紹介します。
あまり人気の無い記事シリーズですが、個人的に書いてて一番楽しいので続けます^p^
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んじゃさっそくいってみよーう。
Sharifi-ha House
敷地:イラン 敷地面積:1400平米(広っ)
この一枚目の写真に驚いて保存してしまったプロジェクト。
こういう可動系はいいものがないし、これからもできないだろうと思ってました。なぜなら、可動にする事へのデメリットが、メリットを上回ることはほぼないからです。
しかし、これはなかなか良い気がする!良かったのは「可動をデザイン的に見せたこと」かと思います。ファサード(建物の前面)にズドンと可動部分を取り入れているので、気分によって見え方・使い方が変えられることを、より肯定的にとらえられるのだと思います。
それにしても公民館みたいに広い家ですね(´ω`)
Sharifi-ha House / nextoffice | ArchDaily
Elephant House
敷地:京都 敷地面積:217平米
3重の入れ子構造(マトリョーシカみたいにサイズの違う箱が中に入っている状態)の家です。
良いと思ったのは、半地下に埋まっていることと入れ子構造の影響で、家に入ってからの空間が想像と違うこと。入れ子のせいで、家の内部に入るほどわからなくなっていくと思います。窓の空け方もトリッキーだなー。
ん?おもったより広い?
あれ?ここどこ?
???(となるはず)
hiromu nakanishi organizes elephant house around internal courtyard
Casa OchoQuebradas
敷地:チリ 敷地面積:289平米
個人的に今回いちおし(*^o^*)
3つの岩を立て掛けたような、パッと見、中身があるとはとても想像できないような家です。
遺跡か洞穴にでも住んでいるような感じ。立地も含めて、非常に原初的な感じがします。
写真の構図、人物の配置がすごく意図的です。白黒なのも、時代も国も判らないような感じにしていることが、余計にコンテクストを排除して形の原初性を際だたてせています。クールですね!
銃とシャンパンと美女と、荒縄と肉が弛んだ全裸の男。プライベート飛行機から見た家。何て思わせ振りな、ストーリー感のある写真なんでしょうか。設計した人を、「コノコノー(・ε・`*)」とつっつきたいです。
ELEMENTAL’s OchoQuebradas: “The Spirit of the Primitive” | ArchDaily
設計者のニヒルさが感じられるような、ちょっとトリッキーな三軒でした。