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アンチエイジング化粧品について

 

最近、立て続けにアンチエイジング化粧品に関わる機会があり、「これは何かの遠回しなメッセージか^p^」と思っているアラサーの私です。肌、気になるようになってきたよね…。せっかくなので調べたことを一部まとめてみます。出典は様々なので特に記せず、頭に残っていることをまとめるのみ。ではいってみよー。

 

アンチエイジングのターゲットとその肌悩み

「アンチエイジング化粧品」のターゲットは40代以上女性。戦略的に50代、60代と銘打っているモノもある。

  1. 30代:毛穴・くすみ
  2. 40代:しみ・小じわ
  3. 50代:しわ
  4. 60代:たるみ

どんな素敵な人でも、多くの場合、年を取るにつれてこの悩みの階段を駆け上がっていく。水分量、皮脂量、コラーゲン量、全て20代と比べて40代以降は2分の1以下になる。日焼けや傷つきによるダメージからの回復力が落ちていく。これは、他の臓器が弱るのと基本的には同じ構造。「年を取ると良い化粧品を買う人が多い」のは、肌の衰えを実感するから。(一方で「可処分所得があがるから」という話もある。)肌が強く、新陳代謝もいい人はそれだけで人生イージーモードなのです。

 

アンチエイジング化粧品とそれ以外の違い

基本的にはあまり変わらない。若い層向けでも、アンチエイジング系でよく出てくる成分…コラーゲン、ヒアルロン酸、ビタミンC誘導体…などが入っていることが多い。違うのは広告表現と値段。値段が高くなるので、その分有効成分の含有量が増えていたりもする。成分は色々あるが、効果については千差万別。正直、素人で色々な成分について正しい知識を持つのは難しい(というかマニアの世界)と感じる。

美白は薬効として認められている。コラーゲンを浸透させるなどを謳っている商品もあるので、それを信じてみるのも良いかもしれない。

モノによっては成分が大したことないのに広告だけ効果があるように謳っているモノもある。何か信じたい成分があれば、成分オタク的に含有量や天然/合成、国産/その他など気になることを調べて、単純な値段比較などをしてみてもいいかもしれない。「高濃度」「○○配合」等の感覚的な宣伝文句だけを鵜呑みにしないことだ。

 

どういう情報を信じるべきか

「信じたいものを信じよう、それが美肌への道」というのが正解か…。商品説明にも、「言っていいことのライン」が存在する。例えば「A化粧品を使えば真皮から細胞が活性化して、ほうれい線やたるんだ肌がリフトアップされます」みたいなことは法律上言えない。だから中庸な表現が多いんだけど、さらに言えることの範囲は「売り場(人対人)>インターネット>雑誌やら新聞やら≒テレビ(衛星放送)>テレビ(地上波)」と、狭くなってくる。この大小関係で言えば、「誰かから聞いた情報」というのが一番信憑性が低いように見える。ただ、そこは考え方次第なので、やっぱり「信じたいことを信じよう」。気分が高揚すれば血行も良くなるかもしれない。プラシーボ効果もバカにはできない(いやほんとに)。絶対的な効果が欲しければ、審美系の皮膚科に行こう。

 

コラーゲンは肌から摂取できるのか

よく言われているが、「コラーゲンは大きいので塗っても肌に入らない」。これは正しい。そして、「小さくしたコラーゲンは肌に入る」。これも正しい。だが、コラーゲンが肌にハリをもたらせるのは分子が大きいせいでもあるので、結果的に肌のハリには皮下注射が一番確実。ただし、コラーゲンは日々失われるので、定期的に注射しなくてはならない。続けられる値段じゃなければ1度買っても意味はない。イベントの前だけ、というのは素敵な買い方だと思う。

若い頃は生成量と失う量が同じなのでハリが続くが、失う量の方が増えるとしわになりたるんでくる。本当は肌がコラーゲンを生成するように仕向けられると良い。それは、臓器としての皮膚を、健康にすることでもある。

 

コラーゲンは飲めば肌にハリが生まれるのか

「口から入れたコラーゲンがそのまま肌の下のコラーゲンになる」というのは厳密には正しくない。ただ、実際にいつもコラーゲンを摂っていない人がコラーゲンを多く含む食品をたくさん食べると、皮下のコラーゲン量が増えて肌にハリが生まれることも多い。良質で吸収のよいたんぱく質をしっかり摂ると、髪や肌の元になるのと似ている。だが、毎日良質なタンパク質をとるのは難しい。飲むコラーゲン飲料やサプリも、値段や効果に納得しているなら体にはいいし、結果肌もきれいになることが多い。どうせなら吸収が良いものがいい。ダイエットもしている人には、低カロリーでコラーゲンのみ摂取できるコラーゲン飲料は良いのかもしれない。

 

肌をきれいにするために大切なこと

肌は臓器の一つであり、体が衰えるのと一緒に衰える。(≒体は老いているのに肌だけきれいということは基本的にありえない。)加齢していくと、自ら作れる量が減ってきた成分を「与える化粧品」をつけると即効性がある、ように感じられる。ただ、与え続けると肌がもともと持っている修復機能が働かなくなってくるのも事実。次第に効果を感じなくなってきたのなら、もっと効果のあるものに移るより、いったんお休みしてシンプルなケアに戻してもいいかもしれない。また、若いうちから「与える化粧品」をたっぷりつけていると良いことはない。

ずっこけるかもしれないけれど、結局「タンパク質、油分、ミネラル、ビタミンなど体に良いものを毎食食べて、水分を摂り、運動したり体を温めたりして巡りを良くし、しっかりと休養を取る」のが肌には一番いい。高い化粧品だけ買って他に何もしないなら、美味しいものを食べ、ジムに通った方が良いかもしれない。もちろん両方できたらなおいい。

そして、光老化。老化の70%以上は太陽光による光老化だと言われている。UV対策が必要だが、目のUV対策など見落としがちなところもある。男性でもUVカットレンズなどは取り入れたい。(しかし、紫外線を浴びることで免疫力が上がるなどという話もある。子どものUVカットしすぎで、クル病になる、とも。もはやどうして良いか分からない^^;どちらにせよ、アンチエイジング世代にはUVカット一択だろう。)

 

 

以上、アンチエイジング化粧品について。基本的には、長い目で見ると、刺激からはしっかりガードしつつ内側から健康になるのが大事。そのための保湿と、UVカットと、節制。化粧品は、信じている成分があれば内容をちゃんと吟味してみよう。情報も精査しよう。確かな効果、即効性が欲しければ、お医者さんへ。