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最近観た恋愛映画10本~理解しがたい!?男女の世界~

映画の感想文

 

恋→愛によって人生が変わる

恋愛映画は、異性との出会いを通じて救われたり、何かに気づいたり、自分というものの焦点が合ったり…というテーマが多いようです。誰かを必要とする、されるという関係が自分の生き方に与える影響の大きさ。そういえば、下記で映画のあらすじを書いていると「心に傷を負った○○が~」「○○に惹かれて立ち直っていき~」というものばかりでした^@^孤独・泥沼エンドもありますがね…。

 

また、「ああ、これ私ついやっちゃうな~」とか「世の中にはこんな関係もあるのか!幸せならなんでもありだな」と気づかされまくります。恋愛映画を一緒に見ると離婚率が下がる!(?)という記事も見かけましたよ。



そんなわけで、「恋愛をテーマにした映画」を10本紹介します。今回は「二人で観たい度」を入れてみました。カップルで観るのに適しているものの少なさよ。恋愛映画が苦手な自分が、恋愛要素関係なく楽しめそうなものを選んだらそうなっちゃった(((^^;)

並び方はなんとなくのポジティブ順です。画像はアフィリエイトリンクです。分かりやすくするためなので、必ずしもDVDにリンクしていません。また、以前紹介したものも含んでいます。

 

 

あなたになら言える秘密のこと

二人で観たい度:90%

純愛だがとても重い話なので

あなたになら言える秘密のこと [DVD]

「美味しい」「楽しい」がわからなくなってしまった――孤独で質素な生活を送っている女性が、油田の事故で一時的に目が見えなくなっている男性の看病を通じて、少しずつ自分を取り戻していく。しかし女性は重大な秘密を抱えていて…という話。世界のどこかに、こういう立ち直れない傷を負った人々がいるのだと気づかされる作品です。海上にある孤島のような油田掘削所での独特な人たちや、二人の交流、ラストの演出など、とても心温まる純愛映画でした。

 

マイ・フェア・レディ

二人で観たい度:100%

中年こじらせ男の純情という感じか

マイ・フェア・レディ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

オードリー・ヘップバーン主演のミュージカル映画(1964年)。「舞子はレディ」でもじられてたりしたのに、そういえば観たことなかったと思って。貧しくて品のない花売り娘が、ミソジニー(女嫌い)言語学者によって社交界に出られるまで特訓される話。最初、オードリー・ヘップバーンだとわからないほど下品で美しくなく演じており結構ショックでした。それだけ、後半の変身ぶりに感動できます。「あ、今オードリー・ヘップバーンになった!」という瞬間があるんですよね。品というのは顔体のつくりよりも、振る舞いやしゃべり方なのですね。言語学者の生き様も面白かったな~。変わり者、ミソジニー、教授職、アラフォー、独身…コッテコテに凝り固まっています^@^お仲間がいるうちは、理解できないものを排除して自分の城でヌクヌク暮らしているのも幸せなもんだと思いました。階級意識の強いイギリスのシンデレラストーリーですが、現代日本でも通用するような話だよなあ。また、衣装やセットがよくできています。1964年当時で製作費17億円とのこと!たまげた。その当時の叡智が結集したのでしょうね。

 

プリンセス・アンド・ウォリアー

二人で観たい度:90%

映画の終わりの方になるまで全く恋愛モノっぽくはないけど、後味は恋愛モノ風味か

プリンセス・アンド・ウォリアー [DVD]

精神病院で働くちょっと変わった女性が、妻を亡くして心に傷を負った男性に猛アタックする話。トム・ティクヴァ監督。いつも涙を流しているイケメンに、変わり者の女の子が何度も体当たりでアタックしていて不思議なおかしみが…。内容がテンコモリで、ラストは前向き。「マリアの受難」や「パフュームある人殺しの物語」のような変態性を想像された方は肩透かしを食らいます。どちらかというと「ラン・ローラ・ラン」の前向きな疾走感の方が近い。「ラン・ローラ・ラン」もポジティブな恋愛要素のある映画ですね。主役の女性は、実はローラ役の人と同じ人です。ここでは赤毛じゃないけどね。

 

君と歩く世界

二人で観たい度:50%くらい

結構いい話だと思うんだけど、主人公の男が結構なクズ男なので判断が分かれる

君と歩く世界 [DVD]

足を失った女性が、子連れの貧しい男性に出会って生きる力を取り戻していき、お互いに影響を与え合いながら成長していく話。男性は格闘技をしていて、女性はシャチの調教師です。観終わった直後は主人公の男性が酷すぎてタイトルがおかしい!と思ったんだけど、落ち着いて考え直せば、いいタイトルだな、むしろこれを良い話と思えない自分は狭量だろう思いました。人って完璧じゃないから。支え合うのが人なのであろう。しかしまあ、原題の「情欲と骨」方が、実際の内容によほど近いな。マリオン・コティアールがとても美しく、ふとしたときの知的な表情に参ってしまいました。義足で格闘技の輪に近づいていくシーンがたまらん。息子も天使のように可愛い。マティアス・スーナールツ(主役男性)はプーチンに見える。プーチンDisではないです。

 

 

~アンニュイの壁~

 

男と女

二人で観たい度:100%

だばだばだ、ゥーーーーーンクオォーーーーン、だばだばだ♪

男と女 特別版 [DVD]

♪ラ~ラ~ラ~ダバダバダ、ダバダバダ、♪の「男と女(1966年)」です。恋愛映画といえばこれか?と思ったけどどうでしょう。夫を亡くした女と妻を亡くした男の、愛のダバダバ駆け引きの話。主人公のアヌーク・エーメは何をしても「女」感あふれる、セクシーで上品な美人です。(若き日の三輪明宏さんに似ているので、我が家では「三輪さんのコートお洒落」「三輪さん泣いてる!」など完全に三輪さん扱いであった)女の仕事は映画関係っぽいけど、何をしてるのかよく分かりません。男はレースドライバーで、カーレースのシーンがたーっぷりとってあります。ル・マンに参戦する男。GT40をテストする男。男と息子が海岸で遊ぶ冒頭のシーンで赤のマスタングをブイブイ急カーブを切りながら運転していて、「これは車の映画でもあるぞ」というアピールが。エンジン音のみが響く長めのレースシーンはかっこよかったな。大人の恋愛ストーリーはふんふんという感じで観てしまったけど、車や街並み、郊外の美しさは印象的です。あと、ダバダバダ♪が頭から離れなくなります。「マイ・フェア・レディ」と同時期ですが、「男と女」は全然スポンサーがつかず低予算でつくられているそう。パリの街やル・マンのおかげか、あまり低予算感は感じませんでした。

 

わたしはロランス

二人で観たい度:80%

普遍的で美しい話、ただし悲恋モノ

わたしはロランス(字幕版)

性同一性障害の中年男と、そのただ一人の女性との壮大な愛の話です。一図な思いが離れたり、また引き寄せられたり、でもだんだんすれ違っていくところなど、恋愛映画としてみるとよくできているなあと改めて思いました。このカップルは会話がいちいちスノッブで「魂が共鳴しておる!!」という感じがひしひししと伝わってくるのですが、時間が5年、10年と経つにつれて女の方はだんだんと「普通」の人間になっていき、男の方は一層独自の世界を成長させていき、心が決定的に離れていく過程を興味深く見ていました。この映画は一生忘れないだろうな。もう一回見たくなってきた。そういえば同じくグザヴィエ・ドラン監督のMOMMY観たいです。彼は母親がカギになっている作品ばかりなんだなあ。

 

シャンドライの恋

二人で観たい度:50%

これってつまり不倫ですよね

シャンドライの恋 <HDリマスター版> 【DVD】

夫を政治犯として逮捕された女がある洋館で働き始めたが、邸の主人に愛されてしまう。主人はピアニストでオタクっぽく、最初はキモいストーカーという感じなのですが、次第にその不器用な愛情表現に惹かれてしまいました。美しい映像と美しい音楽とシャレた演出に「ステキ~」となれる作品です。男友達、夫と観ましたが、みんなラストの意味合いを違う風にとらえていて面白かったです。え~君アレをそう捉えちゃうか~なんか残念だわ!みたいな感じになった 笑 カップルで観ても、解釈の違いでケンカになっちゃったりして^^;監督はベルナルド・ベルトルッチ。「リトルブッダ」や「ラストエンペラー」など、西洋と異文化が交流する話を美しく情緒的に描くことが多くて、音楽や色彩の美しさは素晴らしいです。

 

愛より強く

二人で観たい度:20%

ザ・恋愛映画って感じだけど、悲恋モノなのでどうやろか。あと過激

愛より強く [ビロル・ユーネル/シベル・ケキリ] [字幕] [レンタル落ち]

厳格なイスラム教の家庭で育った少女が、結婚すれば家から出られるとして中年男と偽装結婚。どちらも自殺未遂をし傷ついた者同士、次第に惹かれあってしまい…という話。もっとただのいい話にすることもできたと思うのですが、中年男も少女も破滅型過ぎて、かなり激しくて悲しい話になっています。そして男は変われず、女は変わっていく。ちなみに、主役のシベル・グネルはポルノスターだったところをオーディションでこの役を勝ち取ったそうですが、若い女性の生命力にあふれた一瞬の美しさが光っていて、自然な素っ気なさもいい感じで私はかなり惹かれました。単に私がギャルっぽい子が好きという話でもある^@^トルコの民族音楽や料理、家庭の様子なども描かれており面白いです。

 

 

~越えられない「キモさ」の壁~

 

マリアの受難

二人で観たい度:0.02%

ゼロではないよ!でもこれ観て「素敵!」ってなるカップル、相当なレアモノかも

マリアの受難 [DVD]

トム・ティクヴァ監督の作品です。これすごく面白かった。自己実現や自分の意思みたいなものと断絶された生活を余儀なくされてきた女が、同じマンションに住む男に惹かれていく中で文字通り「生まれ変わる」話です。と書くと何か素敵な物語っぽく感じるんですが、暗い・汚い・臭いという3K映画です。(※私は汚い表現が好き(*^o^*))自分で自分を産み落とすシーンとか、、、ウッ^ω^; 虫が嫌いな人は観ない方が良いと思います。ラストの二人もピクピク死んだ虫にしか見えぬ。この監督、「何か伝えたい」という動機ではなく「これをこんなメタファーで表現してこのシーンをこう演出して…」という方に興味がある感じがする。「アレはこういう意味だろうか」とアレコレ勝手に解釈しながら観るのが楽しい作品でした。

 

悪い男

二人で観たい度:ぶっちぎりの0%

いろいろありえん(笑)

悪い男 【韓流Hit ! 】 [DVD]

キム・ギドク監督。ヤクザが惚れた女子大生をだまして売春婦にし、こっそり監視する話。男は怪我で声が変なのもあり、ほぼしゃべりません。私には見方がよくわからない作品でした。あまりにありえないので、本当は女子大生は逃げており、途中から男の妄想なのであろうと思ってみていました。まあ、大きな意味では映画は誰かの妄想なのですが…。わからな過ぎてレビューをたくさん読んだんだけど、これは究極の純愛映画なのだというものがいくつかありました。神の視点ほど高いところから見れば、なるほど純愛映画に見えなくも、まあないかもしれません。関係ないけど「メビウス」観たいな~主役は同じ女の人な気がする。分からない、嫌いと思いながらも、キム・ギドク監督は映像や演出が凝っていてはまってしまいます。パズルをはめていくような楽しさです。

 

 

~番外編~

 

私の男

二人で観たい度:0%

とてもよくできたサイコ・スリラーでした

私の男 (文春文庫)

題名的に「恋愛モノでは?」と思って借りたら全然違うやんけー!という作品でしたので番外編。桜庭一樹による直木賞受賞の小説がベースになった映画。北海道の寒さに封印されたような街並み、町中に轟く流氷のきしみ音、閉鎖的なムラ社会、女子中学生と30くらいの男のいびつな関係…なんておぞましーーーー!いやだわ!と思いながらめちゃくちゃ見入ってしまいました。「男と女」を観た後に続けて観たのですが、ダバダバダ♪が跡形もなく消えるくらいのインパクトと魔力のある映画でしたよ。恋愛では全くないけど、動物的な共依存関係の男女という感じです。二階堂ふみが素朴な中学生から可愛いゆるふわOLまでの大変貌を演じきっていて、女って怖いと再確認できます。関係ないけど、美郎が後輩のサトウ君に似すぎていて「サトウ君、脱ぐなー!」「サトウ君、逃げろー!」と応援してしまいました。

 

 

以上、最後は脱線しましたが「恋愛(要素のある)映画」でした。セレクトの偏りはご容赦くださいm(_ _)m

 

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