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「神々のたそがれ」観た

映画の感想文 アート

 

 

※ネタバレあり

 

 

以下のような事前情報を見聞きして、「コレは見に行かねば」と思ったのですが、

  • アレクセイ・ゲルマンが13年かけて作ったが、制作中に亡くなり息子が遺志を継ぎさらに2年かけて完成させた
  • 地球より800年遅れた惑星に地球から調査団として派遣された男の話
  • 観る者の常識を覆す衝撃的な作品

これは観たくてたまらんでしょ^@^

 

観た結果、、、

全然内容が分かりませんでした/(^o^)\

「なんか、すごかったけど、なんだっけ?」という感じ。でもこれ、丸々3時間もある大作なんです。3時間観て何も分からなかったってどういうこと?言うなれば、全く知らない野蛮な国に旅行に行ったつもりが、その地に取り残されてしまい、何も分からず萎縮したまま長い時間が経ってしまったような気持ちでした。

 

まず、話の筋が分からない。

「地球より800年遅れた惑星に~」のくだりは冒頭にナレーションで説明されるのでインプットされるのですが、それ以降の筋はほぼわかりませんでした。下の方に「参考になるレビュー一覧」を付けていますが、「まさかこんな話だったとは!」とたまげたほどです。自分の読解力のなさに。(筋を書いているのは、いちばん上のレビューです。)

分からないなりに感じたのは、「ドッグヴィル」のあらすじと似ているということです。エイリアンが閉鎖的で野蛮な文化に身を置き、何かを変えようとするけれど変えられず、最終的には全て破壊して去っていく。映画で描かれるたくさんの謎の風習も、正しいはずのものが当たり前のように否定され破壊されることも、視座を変えれば現代日本で起こっていることと同じです。

…なーんてことを思ってみたりもしたけれど、もっと別なことを描いているのかも。「この映画はこんなことを言ってました!」と胸を張って言えないのは、自分の想像力の限界かもしれません。それほど、分からないモノだけで構成されていました。

 

画面の情報量が多すぎてクラクラ。

最初から最後まで、腐ってそうな魚や複雑で見たことのないデザインの甲冑や絞首刑にされなぜか魚の鱗の水(?)をたびたびかけられながら放置されている人たちが画面に入り乱れ、手前に邪魔な手や横切る人がチラチラ映り込むので、全く集中できません。なぜかカメラ目線でおちょくってくる人もいます(^ω^#)話が進む…かと思いきや、本筋と関係ない自分勝手な人が鬱陶しくからんできたりします。映画は画面に映るものを計算しつくしているので、その結果会話のタイミングなどは巧妙だったりしますが、この映画には間合いが全くなく、ひたすら「何だかわからない汚そうなモノ」がダラダラと映るのみです。

↓こういう絵の中を長回しで撮っているみたいだった

「快楽の園」―ボスが描いた天国と地獄 (ビジュアル選書)

空想観光 カボチャドキヤ

 

異形の者と死んだ動物。

"DIE ANTWOORD"という南アのラップグループがいます。(最近LADYGAGAをおちょくったりして話題になっていたらしい)このPVなどを見ていただければわかるのですが、

汚いところにいそうな虫、ネズミ、アルビノ、その他「異形の者」が出てきては妙に耳に染み付く土着的な歌を歌っているという、原初的でいて終末のような世界観なのです。彼らを初めて見た時、その独特な雰囲気、残酷さや子供っぽさに衝撃を受けました。

「神々~」に感じた衝撃はこれに近いかも。出演者の風貌が独特なんです。それも、モンスターや超人を描くときの「分かる異常性」ではなく、普通の人間なんだけど明らかに普通ではないと思わせるような、微妙な表情や仕草。最初は怖いし気持ち悪いんだけど、次第にこちらが黙り込んでしまい、無力に感じて、彼らの力強さに屈服するような気持になってきました。

それから、小動物です。「神々~」にもたくさんの動物が出てきますが、半分くらいは死んだ動物だったでしょうか?映画に登場する動物は、死を予感させる存在であることが多々あります。そして、それらへの親密性。死と生が日常的に隣り合わせであることの舞台装置としての動物でした。

関係ないのですがDIE ANTWOORDは映画チャッピーにも出演しているらしく、非常に楽しみにしています。彼らはやりたい放題だったようで、監督に「二度と顔を見たくない」と言われたとか。それでこそ!

 

とにかく臭そう。

全編通して「よく分からないモノ」で溢れかえってはいるのですが、共通しているのが「臭そう」ということです。主人公も他の登場人物も絶えず鼻をすすっており、臭そうなモノの臭いを積極的に嗅ぎ、顔に汚泥を塗りつける謎の風習があります。くっさい幻臭を嗅いでしまいました。たまたまラインしていた友達に「どんな映画だった?」と聞かれたので、「う~ん、う○こっぽい感じ!」と答えました。

 

まとめると「分からん」

私には、これを観て感じたことをうまく言語化できません。もっと参考になりそうなレビューがあったので、リンクを貼りながら逃げるとしますε≡(ノ´_ゝ`)ノ

 

参考になるレビュー一覧

↑これを読んでやっと筋が分かった

↑社会背景や監督について

↑読み物として面白いレビュー