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「ッスゥーーー(消え入るように)」のなぞ

 

会社内の人にあいさつするとき、なんて言いますか?私は「おつかれさまです」と言います。

ところが、会社に何年かいると次第にみんな「オゥエッスー(ペコ)」→「ッエッスゥー(首かしげ)」→「ウィッス(目を見てうなづく)」と短くなっていき、最終的には「スー(顎を引く)」くらいまで省略されます。本当に"s"の子音しか発しない割には、語尾が長めなのが特徴です。あえて「スうーー→」と母音を強めに逃すタイプも。こちらはひょうきんな人に多目でしょうか。

立ち止まって、腰をかくっと曲げながら「オツカレサマデ↑スッ」と言っていた新入社員も、1年もすれば「スー(アゴヒキー)(通り過ぎながらー)」になるのです。業務効率化の波がここにも…!(違)

そうはならない人ももちろんいます。最初からあまり大声であいさつしない、普通のトーンの「おつかれさまです」の人です。「おつかれさまでーぇす」「オアヨゴザイマース」「おつで↑す★」の人も。内勤・制作系に多目でしょうか。勢い感はありませんが、落ち着いた感じです。こちらは頭を下げずに顔を見ながら挨拶する人が多いようです。そうしてみると、「スー(顎)」の人は当初は威勢がよかった、誤解を恐れずに言えばちょっと体育会系の人に多い気がします。

 

まあそれだけの話なんですが。エレベーターの前に会社の人がワラワラと集まってくる朝、あちこちから「すーう」「s」「スーーーー」「ッエッスゥー」「ウィッスウィッス」「s」「しゅう」「おつで↑す♪」とこだますのがなんともおかしかったので、いろんな人の挨拶を観察してみました。

あ、ちなみに私はフラットな「オツカレサマデス」タイプです。でも音量はminimumです。みんなクセがあるのよ。

※日本の一般企業の話です