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駆け込み女と駆け出し男

映画の感想文

駆込み女と駆出し男

実はこのパッケージ見て、「面白くなさそうだな」と思ってました。「ドタバタ時代劇コメディーか…」と。しかも、こういう人物をテンコモリに表現した映画ビジュアルがあんまり好きじゃないんですよね。全て単なる好みの問題です。

誤解でした。

コメディーはコメディーなのですが中盤までかなりシリアス、時代考証もかなりされている様子で、重厚な作品でした!大泉洋さんの立ち回りのみ、コメディー色があります。振り返ってみると、ドタバタコメディーな部分は大いにあったんですよね。ただメインではない。弱者が自分の言葉と力を勝ち取っていく話と、豊かな世界観のある映像が印象に残ります。

特に、序盤の妖しくて濃い街の雰囲気には引き込まれました。暗い室内や街の中にいる、眉を剃り落としお歯黒をほどこした女性や奇異な出で立ちの水商売風の女性。衣装や小物などディテールも見ごたえがありました。

メインを張るたくさんの人物たちも魅力的で、それぞれにストーリーがあり色んな楽しみ方ができると思います。「この役は違う人が良かったのでは?」と思った役者さんは一人もいませんでした。戸田恵梨香さんなど、こんなにいい女優さんだったとは。

 

字幕が欲しくなってしまう

この映画はセリフがとにかく多くて早くて、江戸言葉やら方言やらが入り乱れるので正直何言ってるか分からないシーンがありました。ただ、雰囲気でなんとなく分かるし、「セリフを全て理解できるのは重要ではない」ことは「ザ・トライブ」を観て痛いほど理解できたので問題なしです^@^大泉洋が演じる信次郎のセリフが一番速いのですがさすがに美しくて、5・7・5調で心地よく聞けました。外国映画のようで面白かったですね。むしろ、外国映画のように感じてしまうほどに世界観や言葉を入念に演出していることを賞賛すべきでしょう。

 

おすすめ!

 

ところで、記事寄稿したので良ければ見てね。偉大な椅子コレクターにお会いしてきました。