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マジカル・ガール(2014年、スペイン)

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観る予定なら絶対予備知識なしで!

この映画はネタバレはおろか前知識がない状態で観に行った方がいいと思います。私も「まどまぎファンのスペイン人監督が撮ったサスペンススリラー??」くらいの予備知識でした。そのくらいが限界かも。映画としては超面白かったのですが、感動するとかいい話とかではありません。一生心のどこかに引っ掛かるであろうことは間違いないです。

スペイン映画×子供と言えば、パンズ・ラビリンスやブラック・ブレッドなど「子供が容赦なく酷い目に遭う映画」というイメージがありました。どことなくダークな色調、スペイン語の早口さ・切羽詰まった感じがまた…。この映画もその遺伝子を濃厚に受け継いでいるように思います。

濃くて精巧でやみつきになる映画ですよん^@^

 

と言うわけで、ちょっと空白を置いてから感想文を書きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「新旧魔女対決」だった

「マジカル・ガール」だから、この白血病の女の子が魔女っ娘なのかな?と思っていたのですが、ふたを開けてみれば「魔法少女ユキコ」と「炎属性魔女バルバラ」の新旧魔女対決でした。それぞれ使い魔がいて、ユキコはお父さん、バルバラは元教師のダミアン。もうね、この使い魔たちが魔女っ娘に翻弄されるの!魔女にそれとなく「○○してほしいの…」と言われると、いきなり盲目になり最悪な手段を使って実行に移すおじさんたち。「そこまでしなくても…」「そんなつもりじゃなかったのに」などと言うのは野暮なんでしょうね。実際、ユキコには「そんなつもりじゃなかったのに」という演出があるのですが、魔法のステッキが無いからと言ってせっかくのドレスを居間に置いて行ったり、部屋でシクシク泣いてみたりと「なんちゅうあざとさ!」という感じでした!それも可愛いんだけどね^^

また、魔女たちにそれぞれテーマ曲があるのがまた可笑しかったです。バルバラの「炎の少女」はド演歌と言う感じで、ユキコはアニソン。日本の懐メロみたいなのが流れる中一心不乱に踊っているユキコはちょっと怖かったですね。。バルバラの怖さに比べると、可愛いものなんだろうけど。

さて、どちらのマジカル・ガールが勝つんでしょうか?それは自分で確認してみてね^@^

 

本当に怖いものは心の中にある

また、全編通して「鑑賞者の想像にゆだねる」シーンが大変多いです。一つの室内でも微妙に見えない場所をつくっておいたり、そもそも恐怖の対象が丸ごと映らなかったり。本当に怖いものは各人の心の中にあると思うので、こうやって見えないままにしておくのは大変効果的なんだと思います。その中でも、精巧なパズルのようにカチカチはまっていくエピソードはしっかり作ってあり、「ううむ、良くできているなあ」と唸りました。

 

面白かった!