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ナポレオン・ダイナマイト(2004年、アメリカ)

映画の感想文

ナポレオン・ダイナマイト (字幕版)

謎の「見続けられる」感

軽い気持ちで見始めたら、軽い気持ちのまま終わってしまったようなそんな映画でしたが、最後まで飽きずに見てしまう、癖になるような何かがありました。

主人公のナポレオン・ダイナマイト君は田舎の高校生でして、ダサいような奇妙なような風に演出されています。かといっていじめられっこというわけでもなく、そもそも他の人物達もけしてかっこいいわけではないんです。スクールカースト高めの金髪チアリーダーもどこかイケてない。そんな中、ナポレオンは人気が無いけれど自分が強く、謎の爆発力を持っています。彼のヒスパニック系の友達や、父親も然り。彼らがあまり考えずに行動を起こしつつ、ヘンテコな台風の目となって周りを徐々に巻き込んでいく…。という話でした。こう書くととんでもないことが起きそうな感じですが、そんなことはけしてなく最後まで地味です。

 

この世界観、何かに似ている…

このイケてない人たちのじわっとおかしい日常を描くテイスト、昔見た何かに似ているぞ…と思ったら、これでした。

永沢君 (IKKI COMIX)

永沢君 (IKKI COMIX)

 

ちびまるこちゃんは有名なさくらももこの漫画ですが、頭髪が特徴的な「永沢君」をメインにしたスピンオフ漫画があるんです。胃腸が弱くて卑怯な藤木君とお互い嫌悪感を持ちながらなれあったり、かっこよくなりたいと微妙に頑張ってみたり。これが地味におかしくて、小学生か中学生くらいの時に読んではまっていたのを思い出しました。  

どちらもけしてカッコいいわけではない現実を愛のある目で描いた作風です。当事者目線、なのか。

 

ナポレオン・ダイナマイトは製作費わずか40万ドルだそうですが(役者のギャラが超低そう!)、結果的に4600万ドルも興行収入があったそうです。なんとも癖になる感じの愛すべきキャラクターたちのおかげで、ジワジワ人気が広がったのかもしれません。