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休みは仕様

 

 

後輩の出退勤をチェックする作業があるんだけど、ある人の休暇の理由欄に一言「仕様」っていつも書いてあってつい笑ってしまいます。休む理由なんて書かなきゃいけない理由はないわけだし、「休みは仕様です」という意思表示なんだろうな、うん。面白いからこのままにしておこう(コラ)。

しかし、なんで休みの理由を書くのが必須になっているのか。今まで律儀に「子供の急病により」などと申し訳なさそうに書いていたけど、この彼を見習って一言「私用」と書いてみたらなんだかスッキリしました。


入社して数年間は、なんとなく会社への帰属意識というか、先輩上司に従属している感じがありました。平日の残業が終わったらみんなで飲み行くぞ、みたいなこととか、休日はホームパーティー、イベントへの顔出しとか。遊ぶのも会社の人と一緒。それで安心感があったし、忙しくて楽しいような気がしたし、打ち合わせの前後はそういう場で起こったことを話して盛り上がって、ますますチームに属しているような気分でいました。私の会社は比較的仲良し文化が根強いと思います。周りの友達の会社でも根強いみたい。一般的にはどうなんだろう。

でも子供が生まれてしまうと忙しくてほとんど行けなくて、いったん行かなくなると憑き物が落ちたみたいに興味も失せました。一度会社外の時間を持つと、人生は自分が望めばたくさんの側面があって、それぞれ楽しんだら時間を何倍にも使えるんだと思えました。明るい内に帰って夕日を見ながら家族で食べる食事とかって最高じゃないですか。18時に帰れば、寝るまでの時間はほとんど半日と言えるほど長くて、全く違う人生を生き直してるみたい。共働き子育て中だと忙しいとか時間がないとかの話題が多いんだけど、個人的にはものすごく平穏だなあと感じています。そして、見渡してみると会社内の仲良しの輪から外れている人って意外とたくさんいました。

この輪から脱出するタイミングは色々あって、出産・子育て以外にも本人の病気とか、介護とか、趣味が高じて…とかもあるのかもしれません。そういうものに最初から興味が無い人もいるんだろうけど、会社の仲良し文化が根強いと、気にする人は生きづらいだろうな。私はというと、今の自分がけっこう好きなので、子どもがいなくてずっと会社にいた人生を想像するともったいないことだなあと思います。会社ドップリだった時期も、そこでしか見えないものや会えない人がいたし、それはそれで楽しかったけど。

冒頭の彼のように、最近の新人は最初から「プライベートはほっといてくれ」というタイプがいるので、面白い変化だと感じています。

 

まあ、どっちでもいいんだけどさー。