読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる
MENU

ドローン・オブ・ウォー(2014年、アメリカ)

映画の感想文

ドローン・オブ・ウォー [DVD]
アンドリュー・ニコル監督はロード・オブ・ウォーが大好きで、今回も楽しみにみました。 調べたらトゥルーマンショーの脚本家でもあるんですね。幅が広いなー。

ドローンによる戦争の姿を淡々と描く映画で、次第に病んでいく軍人をイーサンホークが好演しています。

戦争映画なのに戦闘シーン無音、戦争映画なのに緊張感なしで不思議な映画でした。アメリカンスナイパーの時にも描かれていた強国による戦争ーー資源もたっぷりあり、定期的に国に帰って家族と触れあえる一方、戦争の相手は家も家族も焼き払われているという非対象性ーーがより露骨に表現されており、皆殺しの爆撃を行ったあとに家に車でかえり家族でバーベキューをするなど、こちらの感覚もおかしくなっていくようでした。イーサンホーク演じる軍人もやはり病んでいきます。

最後のシークエンスは評価が分かれるところでしょうねー、初見ではスッキリして帰っていく彼に違和感しか覚えませんでしたが、そもそも原題にもなっている「良い殺人」というものに疑問を呈する話ではあるので、良いとか悪いとかを決めること自体を放棄しているともとれます。 (実際は任務遂行、標的全滅くらいの意味ですが、言葉通りの意味をダブルミーニングで使っていると思われます。)
人間らしい反応を爆発させただけという風に取るのが自然かな。

それにしても、なんで違う邦題をつけちゃったんだろーなー。まさかロードオブウォーの監督だから掛けたのかな?謎。