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ボス・ベイビー(2017年、アメリカ)

Boss Baby

「なぜ、赤ちゃんによってこうも大変さが違うのか」というのは、子を持つ人なら大体感じたことがあると思います。友達の子と比較して「なんでうちだけ…」となったり、お店で騒ぐ子を見て「あの子はもっと大変そう…」となったり。第2子が生まれようものなら、どうか、どうか手のかからない子を…!と願ってしまうはず。(私だけ?)

 

この映画はそんな疑問に面白い想像力で答えています。妙に手のかかる、やたらと要求の多い子は「ボス・ベイビー」という赤ちゃん普及Inc.の社員が扮していると設定しているのです。ほかならぬわが子もまさにこのタイプで、やれ立って抱っこしろだの、抱っこしたまま歩き続けろだの、おかゆはご飯濃い目にしろだのうるさいのなんのって。まさにボス・ベイビー!(赤ちゃんが重役顔だったのもあるし!笑)その部分だけでもドはまりしたので、もう大満足なのでした。

 

犬派の人が増えているというのも何となくわかる気がするなー。もっと言うと、都会で独身生活を満喫したり、仕事に打ち込んだりなどの別のライバルが赤ちゃんにはいるので、赤ちゃん普及Inc.は前途多難ですね。社会風刺的にも面白い作品でした。

 

「泣かされているんだ」と自覚しながらも、やはり最後のシークエンスはボロ泣きしました。あんなんズルいやん。