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ディストピア パンドラの少女(2017年、イギリス)

ディストピア パンドラの少女(字幕版)

ゾンビもの。これはけっこう画期的なゾンビ映画で、なんと最初から最後までゾンビ視点です。「人間を生かすか、ゾンビ(≒病原菌)を生かすか」という選択を迫られたゾンビは…?という話でした。その結果については見ていただけたらいいのですが、今までにない着地になっているのが興味深かったです。

ゾンビはいわゆるゾンビで新鮮味はないんですが(ちなみに走る系ゾンビ)、あくまでゾンビのもとになっている「菌」が話の主体で、それに対象を為すのが「人間性」であり、さらにその中立の立場がいるというのが面白い。ゾンビ菌が冬虫夏草のように人間から発芽するというのも、なんだか新しかったですし。

 

とはいえ、ビジュアルはまあ普通にゾンビものだし、あくまでゾンビ映画カテゴリの中での新しさではあるので、もともとゾンビ映画が好きでないと楽しめないかも。

個人的には、ゾンビ菌に侵された子供たちに犬の群れのような習性があるのは解せなかったかなー。それって退化なの?少し安直だと思う。このゾンビの習性は植物に近づけた方が面白い気がします。それだと緊迫感が減っちゃうかな。

 

 

※私はゾンビファンです。

※さて、私は何回「ゾンビ」と書いたでしょうか?笑