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プレステージ(2006年、アメリカ)

プレステージ (字幕版)

クリストファー・ノーラン作品がアマゾンプライムにまだある!と思ってみた作品。面白かったです。ネタバレ即死系の映画なので注意。↓↓↓

 

中心に「マジックはタネが分かってしまうと興味がそがれる」というメッセージがあったわけですが、この映画自体もそうでなるべく何も考えずに見る方が良いです。

というのも、早い段階で夫が「クリスチャン・ベールの役って双子なんじゃない?」と言い始め、そういう目で見るとそうとしか思えない展開が続くので台無しに…(映画鑑賞中にめちゃ話しかけてくるので困る!)。続いてコピー機的な装置についても早々にコピー機だと気づいてしまいました。したがって、最後のシークエンスは冷めた目で見てしまう結果に。ネタが分かっていても面白いといえば面白いのですが、何も考えずに見た方が最後に向かって盛り上げていく演出に乗れやすく、楽しめると思います。

ヒュー・ジャックマンは、最初は安全なマジックをやる常識人だったのですが、悪・クリスチャン・ベールの毒気に当たって一番ヤバい人物になってしまいました。奥さんの死にざまを自分で「100回」体験しようとするというラストはただ悲しく、悪・クリスチャン・ベールが奥さん殺しの原因になったことを一度でも認めて謝らなかったのが許せませんでした。奥さんがつけてくれた名前を最後まで変えなかった点を見ても、本当に愛していたんだろうな、と。

実はカッターはすべてに気づいて近くにいたわけなので、この人もなかなか悪者であると感じました。