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ウエストワールド シーズン1(2016年、アメリカ)

逃避行

いつかは分からない未来、人々はアンドロイドが西部劇の世界を再現するテーマパーク「ウエスト・ワールド」で遊ぶようになっていた。ウエスト・ワールドでは人々がアンドロイドを殺したりレイプしたりするが、破壊されたアンドロイドは回収され、修理され、記憶を消されて再び同じ世界を演じるためにパークに戻される。しかし、溜まっていった記憶の断片により不具合を起こすアンドロイドたちが現れ…という話。

同じ台本をシーズン中何度も何度も再現するのですが、そのたびに少しづつ変わっていくのが面白くてはまってしまいました。

アンドロイドは人ではないので、何をしてもいいのか?アンドロイドたちの自意識とは何なのか?というのが中心的なテーマのようです。このアンドロイドはオープニングに繰り返し描かれるように完全に人工物なのですが、表面を切れば血のようなものも出るし、傷つけられると泣き叫ぶので人間たちは嗜虐性に目覚めていくのです。アンドロイドの自意識が人間に寄ってくるとちょっと違うかなーと思っていたのですが、今後はアンドロイド同士の意識間のつながりや、元々のキャラクター造形からの逸脱が見どころになりそうです。

 

アンソニーホプキンズはじめ有名俳優がたくさん出ています。個人的にはサンディ・ニュートン演じる娼館の女主人が好きでした。彼女のサバっとした雰囲気に円熟味が足されて、いい感じの存在感があります。

まだシーズン2は見ていないのですが、現在BSで1話ずつ放映されているようです。2には菊地凛子さんと真田広之さん、TAOさんが出演されているそうです。続きが楽しみ。