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女神の見えざる手(2017年、アメリカ)

女神の見えざる手(字幕版)

アクション映画でもないのに、アクション映画のような読後感のある映画でした。知能戦が不思議と銃弾戦のような感じなんですよね。

ロビイストとして活躍するジェシカ・チャスティンが銃規制をめぐる争いに巻き込まれ、最終的には中心となってライフル協会とやりあう話です。勝利至上主義のロビイストであるジェシカ・チャスティンが、全く人間味のない周囲を人とも思わない超合理的行動で突き進んでいくのですが、あくまで自分が動かくべきコマは人間であるということを熟知していて、不合理さに真っ向から取り組んでいるのが面白い感じ。「銃規制に関して女性を味方にするには、同情を得ることが必要」という判断が面白かったです。彼女自身は全くそんな風に思ってないのにね。

彼女の出生エピソードやこれからについても期待させるようなつくりになっていたので、ぜひシリーズ化してほしい映画でした。