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オランダの思い出 アムステルダム→ロッテルダム

アムス二日目は、午前中娘と散歩してユニコーン柄の傘(娘のお土産その⑤)を買い、昼からはロッテルダムという少し北側にある港湾都市に行きました。

ロッテルダムはかなり現代的な都市で、観光地的な印象のアムステルダムに比べるとビルばかりで少しとっつきにくい印象です。しかし建築好きにはたまらないエリアであり、実はほとんど現代建築が増えていないアムスに比べると勢い感はこちらの方が上。

Rotterdam

Rotterdam

 

 

ロッテルダムには、ここで開業しているロシア系の建築家夫婦に会いに行きました。彼らの事務所の近くでランチをご馳走になったのですが、そのレストランには私の大好きな「打ち壊した窓」がありかなり興奮しました!

左側にご注目

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インテリア事例ではよく見ますが、実際に見たのは初めてです。煉瓦の壁の間から断熱材が覗いており、けっこう生々しい感じ。このレストランのあるビルは取り壊される予定だったものを、若手の建築家が内装をやり直したそうです。屋上には養蜂場や畑があり、ここからロッテルダムの現代建築が一望できました。

 

食事もおいしかったです。メニュー表にはシイタケやサバのフライ、みそなどが並び、日本的なものがオシャレとされているのが不思議な感じでした。そういえば、シイタケってパリでも大流行していました。使われなくなった駐車場や、カタコンベ的な地下室で栽培しているそうですよ!

これ、実は鯖味噌!砂糖は入っていないけどサバと味噌なんよ。この見た目で。

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ロッテルダムは古い建物を再利用し、若いアーティストやデザイナーがアトリエとして利用している事例が多いそうです。

こんな感じで古い建物を塗り直したりしていて、意外と活気がある

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アムステルダムにもエイ湾の周りにコンテナを積み上げたアトリエがあり、安い賃料で若手の作業場として提供しているそうです。

すべてがキレイに設えてあるスイスが「大人の街」とすると、オランダのこういうエリアは「若者の街」という印象です。オランダは色んな人種や服装の人が多く、トラッドな服装の白人が多いスイスとはかなり印象が違います。オランダのフラットで自由、合理的な雰囲気は何物にも代えがたく、オランダファンがたくさんいるのも頷けます。本当はじっくり時間をかけて色々なアトリエを見て回りたかったのですが、今回は娘中心なので無理はしませんでした。

 

建築家夫婦さんの事務所に遊びに行ったら長い時間が経ってしまっていたので、せっかくロッテルダムに来たのですが何も見ずに帰りました。ここは駅だけでもめちゃくちゃかっこいいし、現地の方の話を聞ける方が面白いので良しとしました。