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アド・アストラ(2019年、アメリカ)

【映画パンフレット】 アド・アストラ 監督 ジェームズ・グレイ キャスト ブラッド・ピット、トミー・リー・ジョーンズ、ルース・ネッガ、リヴ・タイラー

ブラピが宇宙で父親探しをする映画。

美しくて抑制のきいた表現、シンプルで一直線なストーリーライン、そして寡黙なブラピと雄弁な眉毛。素敵な映画だと思ったけど、あんまり心に残らない。人物も事象も記号的にしか存在していないからかもしれないし、ストーリーが王道だからかもしれないし、宇宙人が見つからなかったのにガッカリしたからかもしれない。ブラピ以外、全体的にうっかり者が多くて無能に感じてしまったのは大きい。ブラピだけカッコいいのはなぜなのか。そのせいで緊迫感はほぼなく、ストーリーもシンプルなので淡々と見終わってしまった。

そもそも、眉毛演技が基本的にあまり好きではないせいかも(なんじゃそりゃ)。寡黙な役柄の眉毛演技ってズルい気がしませんか?私だけか。自分が太眉で感情が眉毛に出てしまい、苦労しているせいかも。

 

アルマゲドンとスペースカウボーイがいっぺんに来たような配役は良かったし、月面が無法地帯になっているという設定は面白かった。まだまだ月面旅行は高級品である前提だったけど、もっと月面開発が進んだ状態の都市像も見てみたかったかも。