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映画の感想文

帝一の國(2017年、日本)

やけにアクの強いポスタービジュアルが気になっていて、プライムに出ていたので見てみました。いわゆるドタバタコメディであり、全体的に幼稚で過剰な感じなので個人的には好きではなかったです。「ピアノが弾きたかったから」というのよく分からなかったな。…

ビッグ・リトル・ライズ シーズン1(2017年、アメリカ)

ゲームオブスローンズにはまってからというものの、「HBO」というキーワードに弱いです。この連続ドラマは、昨年一番好きだった「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」のジャン=マルク・ヴァレ監督、さらにニコール・キッドマン、リーズ・ウィザースプー…

デッドプール2(2018年、アメリカ)

1作目はDVDで見たけど、けっこう面白かった記憶があったので2作目は劇場に見にい行きました。こちらもまあ面白いのだけど、過剰なアクションやコミカル表現がそこまで好きでないことに今更気づき、もういい年なのだから好きじゃないことに時間をかけるのはや…

犬ヶ島(2018年、アメリカ)

「いつかの日本っぽいどこか」を舞台にした、ウェス・アンダーソン監督のアニメ作品。ウェス・アンダーソンが大好き(?)だという日本文化(でも日本語は全く分からない上、ほとんど日本に来たこともないらしい)が断片的に、時に妙に写実的に描かれていま…

ノクターナル・アニマルズ(2016年、アメリカ)

ファッションブランドで知られるトム・フォードの監督作品2作目。アートな映像にめっぽう弱いので、絶対好きだろうなーと思ってみてみました。やはり好き。 主人公の女性(エイミー・アダムズ)が暮らす、いかにもトム・フォードらしいシャープでダークなト…

ゲット・アウト(2017年、アメリカ)

白人の恋人の実家に、初めて遊びに行くことになった黒人青年。家族に恋人が黒人であると言っていないことが分かり、緊張するが、恋人の両親は異常に黒人ウエルカムな雰囲気で…。という話。 コメディかと思ったらホラーで、最後は社会派に。見る側のスタンス…

50年後のボクたちは(2016年、ドイツ)

クラスから浮いている14歳の少年二人が、盗難車に乗ってあてのない旅へ。裕福だけどお父さんはろくでなし、お母さんはアル中の少年1、やたらお洒落でいつも二日酔いの不良っぽい少年2、そしてゴミ置き場で発見されるセクシーな女の子。少年1は芸達者なの…

彼女の人生は間違いじゃない(2017年、日本)

まだ震災の傷が癒えないいわきの近くの町に住む男と娘。男は被災して死んだ妻のことが忘れられず、補助金をパチンコにつぎ込む毎日。娘は市役所で働くが、父親に嘘をついて週に1回デリヘルでも働いている。なぜデリヘルで働いているかは最後まではっきりとは…

パターソン(2017年、アメリカ)

アーハン? よく分からないけど嫌いになれないし退屈もしない映画でした。 アダム・ドライバー演じる「パターソン」さんはアメリカのどこかにある田舎町「パターソン」で暮らすバス運転手。妻と寝ている窮屈そうなベッドから起き上がり、コーンフレークとコ…

ゲーム・オブ・スローンズのジョフリーがバットマン・ビギンズに出ていた話と、アマゾン・プライムにクリストファー・ノーラン作品がたくさん出ている話

アマゾン・プライムでダークナイト3部作を見ていたら、「バットマン・ビギンズ」でやけに見覚えのある子役がいました。ケイティ・ホームズに守られているこの子、ジョフリー・バラシオンにそっくり…? and Jack Gleeson, who played Joffrey Baratheon, was …

リメンバー・ミー吹替版(2018年、アメリカ)

ふと時間が取れたので見てきました。ちょうど始まるのが吹替え版だったのでそれにしたのですが、これが大正解。主役のミゲル君の声が本当に子供の声に感じられて、でも歌がめちゃくちゃうまいけど…?いったい何者?と思って調べてみると、本当に13歳の少年が…

パーソナル・ショッパー(フランス、2016年)

これは予告編詐欺映画でして、パーソナル・ショッパーをやっていたら魔が差しちゃって…などというお洒落女子映画だと思ったら予想外の結果になります。オカルトと気のせいを行ったり来たりして、映画のほとんどを割とガチなスピリチュアル風味で突き進んでい…

散歩する侵略者(2017年、日本)

これ以上ないくらいストレートな愛の話でして、そこはかとなく漂うB級感も相まって無性に照れました。舞台をベースにしているせいか、演技が敢えてなのかお芝居っぽい感じにしているのも不思議な雰囲気。ないはずの書割が見えてきます。しんちゃんじゃない方…

愛を読むひと(2010年、アメリカ)

見た後に考え続けてしまう映画。 15歳の少年マイケルと、17歳年上の女性ハンナの恋愛物語としてスタートするが、ハンナには重大な秘密があって…という話。恋愛要素の大いにあるが、ドイツが抱える社会問題と、罪と恥の問題が絡んできて複雑な様相を呈する。 …

アトミック・ブロンド(2017年、アメリカ)

個人的に筋トレにはまっており、ふとした時に「もったいない」と思って特定筋肉に力を入れたりスクワットしたりしている毎日なのですが、本作はシャーリーズ・セロンの美しい背中の盛り上がりや引き締まったふくらはぎが堪能しまくれて最高でした。背中の筋…

君はひとりじゃない(2017年、ポーランド)

なんというか不思議な映画。 霊媒や幽霊が出てくるので(そもそも冒頭から死んだはずの人がスタスタ歩き出す)、オカルトかなーと思いきや全然違う。リアルな中年の人生風景が出てくるし、精神病ももう一つの柱だし、かといって全体的に漂うのは妙にコミカル…

A.I.(2001年、アメリカ)

最近仕事でやたらAIづいているので、「そういやA.I.っていう名前の映画があったなー」と思ってみてみました。 このA.I.くん、可愛さ絶頂期くらいのオスメント君が演じているのですが、けっこう怖い!最低限の倫理観などがなく、やたら力持ちで、ひたすら「マ…

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年、イギリス)

イギリスのずさんな福祉制度の話。 心臓病で働けなくなった59歳のダニエルは、援助金を申請するも申請人とのかみ合わない会話の結果なぜか却下されてしまう。年金はもらえない年なので今度は失業手当に申請しようとすると、求職活動ののち解雇されるという完…

T2トレインスポッティング(2017年、イギリス)

やっぱりきらい 前の作品も嫌いだったんだけど、今回も本当に嫌だった…。そう、心が狭いんです。 それでもなんで見るかというと傑作と言われた作品がちゃんと20年経って同じ人物で撮っているというのに飛びつく浮ついた心のせいです、むしろシニカルで稀有な…

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年、アメリカ)

先日のアカデミー賞で作品賞をとっていました。めでたい。 この作品はかなり楽しみにしていて、公開初日にいそいそと見に行きました。その日はアカデミー賞とる前だったけど満席だったので、かなり注目度は高いみたいですね。 ギレルモ・デル・トロといえば…

スイス・アーミー・マン(2016年、アメリカ)

ダニエル・ラドクリフが死体役!という奇天烈さで、見ないわけにはいかなかった。見た結果、思った以上に変な映画だった。完全に一人相撲みたいなドリーミーな映像や下ネタが許容できればけっこうおもしろいのでは、と思う。個人的にはそんなに好きな題材で…

ドリーム(2016年、アメリカ)

昨年だいぶ話題になっていた作品だけど、ようやく見た。 アメリカで「ラ・ラ・ランド」よりも興行収入が高かったらしい。映画的な分かりやすさと社会的なテーマがうまく組み合わさり、さらに息つかせない編集の妙もあってすごく見やすかった。子供にも見せた…

マリリン七日間の恋(2011年、イギリス・アメリカ)

アマゾン・プライムで。マリリン・モンローが「王子と踊子」を演じたときの話。マリリン・モンローの内面に深く切り込んでいくスタイルの映画で、モンロー役はミシェル・ウィリアムズが演じている。あまり似ているとは言えないのだけど、しぐさや話し方はか…

ゲーム・オブ・スローンズのオシャって「愛より強く」の人やん!

今日も海外ドラマネタ。 ゲーム・オブ・スローンズに出てくるティリオンの恋人「オシャ」、どこかで見たことある…と思ったら、ファティ・アキン監督の「愛より強く」の主役でした!シベル・キリさんというそうな。気ままで情熱的な、オシャと似たところのあ…

汚れたミルク/あるセールスマンの告発(2014年、インド・フランス・イギリス)

ダニス・タノヴィッチ監督作品。 これは絶対見たい!と思っていたのだけど、映画作品としてどうかというよりは、この事件の一刻も早い映画化が重要だったんだろうなという印象でした。映画化にはかなりのハードルがあったようで、事件が起きたのは20年以上前…

ディストピア パンドラの少女(2017年、イギリス)

ゾンビもの。これはけっこう画期的なゾンビ映画で、なんと最初から最後までゾンビ視点です。「人間を生かすか、ゾンビ(≒病原菌)を生かすか」という選択を迫られたゾンビは…?という話でした。その結果については見ていただけたらいいのですが、今までにな…

ゲーム・オブ・スローンズにはまっていました&見たいものが多すぎて困る話

更新が滞るときは「アメリカドラマにはまっている」か「仕事が忙しい」かのどちらかなのですが、今回はアメリカドラマにはまっていました。 そう、ゲーム・オブ・スローンズのエピソード1-6がアマゾンプライムにて公開されたのです。 このドラマは「うっかり…

映画は映画館で見た方がいいという当たり前な話

映画は映画館で見た方がいいというのは誰でも思うことかもしれませんが、これはマジで本当です、映画館で見られなくても、できるだけ大画面で、できるだけいい音響で見るべきです。小さい画面、よくない音で見ると映画の魅力ってがた落ちしてしまいます。も…

グレート・ウォール(2016年、アメリカ)

マットデイモンが「マンチェスター・バイ・ザ・シー」を断って出演していたということで少し気にしていたものの、「アメリカ人と中国人が一緒に万里の長城で怪物退治する映画」と聞いて「うへぇ…」となっていた作品。ひょっこりアマゾンプライムに出ていたの…

ボス・ベイビー(2017年、アメリカ)

「なぜ、赤ちゃんによってこうも大変さが違うのか」というのは、子を持つ人なら大体感じたことがあると思います。友達の子と比較して「なんでうちだけ…」となったり、お店で騒ぐ子を見て「あの子はもっと大変そう…」となったり。第2子が生まれようものなら、…