お風呂場がリビングに対してオープンになっている、
個室の無いマンションリフォーム事例が面白かったのでシェアします。
なかなかステキな感じですね!
水遊びが好きな小さい子が、日中も楽しめるようになっているし
キッチンが部屋に対してオープンなのも、子供にとっても親にとっても良いと思いました。
ただ…
結構びっくりすると思うのですが、
この写真が、このマンションのほぼ全てなんです!
間取りがこちら
入っていきなりリビング、部屋無し、以上!です^O^
個室と言えるのは、トイレのみ。
リフォーム前の間取り。
普通です。
実は、このマンション自体とても狭く、41平米しかない。
その中を細々と部屋を区切るのではなく、
家族みんなが一番長く過ごす「リビング」がリッチな空間になるように、
全てリビングにしてしまった、ということが一番のポイントだったりします。
建築家の設計意図を引用します:
10年賃貸で支払う金額で子供が部屋を必要としない10年だけの住宅を作る事を考えました。物件費650万円+工事費700万円の合計1350万円の住宅です。長期ローンが必要な新築。気軽だが割高な賃貸。日本の住宅事情はこの2項対立です。本当は2項対立の中間的な部分を求めている人がいるにも関わらず、家作りが供給側の仕組みで成り立っているのが原因です。賃貸並みの金額で住宅をつくれないか?しかもローコストでない、住まい手の要望が詰まった住宅が「気軽に」作れないか?そんな問いからプロジェクトは始まりました。今後増えるストック活用を考えると、様々なライフステージに応じた「気軽な」住宅が増えても良いのでは?と思います。
面白いなあ。
コスト、ライフスタイル、社会情勢を考えた時、
このように、今まで考えられなかったようなタイプの住宅があってもおかしくないですね。
寝るのも、団らんも、お風呂さえも同じ部屋です。
子供が小さいうち、10年間だけの想定だからこそできた、希有な空間ですね。
物件詳細
- 種別: マンションリフォーム
- 予算: 700万円
- 実施エリア: 千葉県船橋市
- 実施時期: 2013年
- 延床面積: 41平米
- 築年数: 45年
VIA:https://suvaco.jp/project/z9sUIAZZ8C
VIA:http://www.roomie.jp/2014/04/154403/