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夫のオカン心と、私のオトン心

この前、保育園のことで夫に思わぬことを言われました。

 

1歳になったばかりの娘を預け始めて、はや2週間。

家から歩いて1分(!)の距離にある無認可保育園は、特に設備が整っているわけでも、英語の先生がいるわけでもないけれど、毎日手作りのご飯とおやつを掴み食べさせてくれて、毎日違う公園に遊びに行き、OBOG会も盛んに行われるほど愛されている先生がいます。ウチの子も、3日目には笑顔で先生に抱きついて、「いってらっしゃい」できるようになりました。親としては、とても安心しています。

 

とはいえ、認可のほうが安いのでは?とか、無認可でも、水泳や英会話、どろんこで遊ばせる、子ども達で野菜を育てて食べさせるなど、もっと教育に力を入れている所もあるのでは?とか、他の選択肢も常に考えてしまう。

 

そんなことを夫に話していると、「(今の保育園の)先生は家族みたいなものだから、よっぽどの理由がないと、変えたくない。」と言われました。

 

私は、こういう答えを全く予想していなかったので、衝撃を受けるとともに、「これは夫のオカン心?」と思ったのでした。

 

私にとって、保育園は「サービス業」、保育士は「そこで働く人」でしかなかったのかもしれません。だから、娘のためにもっと良いサービスがあれば乗り替えたいし、娘の様子はすごーく気にするけれど、保育士本人についてはそんなに考えていなかった。

 

でも、子どもの命を預けている以上、サービス業では済まされないし、確かに、子どものことを一緒に考える、大事な仲間なのでした。

 

たった2週間ほどだけど、夫は「先生は一緒に戦う戦士みたいで嬉しい」と言います。保育園から貰う交換ノートには、夫と交代でコメントを書いているのですが、夫は汚い字で(失礼☆)みっしりと、保育園から帰った娘のこと、週末初めてしたことなどを書いています。私は、どちらかというと「お世話になっています、ありがとうございます」等の感謝、園で娘がしでかしたことや、忘れたものに対しての謝罪等、保育士に対する言葉を書くことが多い。

 

ここにも、保育士を仲間として見る夫と、サービスをしてくれている相手として見る私の違いが表れているような気がします。そして、どちらが娘と保育士の関係に影響するかというと、前者なのかもしれない、とも思いました。まあ、保育士さんはプロなので、そんなの関係ないかもしれないのですが。

 

夫は、私の後に半年育休を取りました。半年前、まだ全然夫に懐いていなかった娘と、娘の世話について無頓着だった夫です。腰のあまり座っていなかった頃の娘を椅子に座らせて写真を撮ろうとし、ぐにゃりと落ちそうになるのがスローモーションで見えたという夫。その時は、「そんなことするなんて信じられない!」と夫をなじった私ですが、今では私の方が注意されることが多いのです。

 

仕事に行ってしまうと、子どもと夫(今は保育士)が過ごす、長くて、忙しなくて、でも暇で、とっても疲れるのに何もした気がしない一日のことは忘れてしまいます。でも、二人の間には確かにそういう時間があり、そんな毎日の積み重ねから信頼関係ができていくのだと思うと、冒頭の夫の言葉に、胸が詰まるほどじーんとしてしまったのでした。

 

 

 

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