現代建築のデザインを動かしたgif画像が面白かったのでシェアします。
「建築は凍れる音楽である」という言葉がありますが、この作品はどちらかというと少し批判的な眼差しを感じます。
音楽の旋律を切り取った一瞬である、というよりは、流動的でどうとでもなるデザインなんだというメッセージに思えました。(実際どうか分かりませんが(^^;)
例えば、SANAAのふにゃっとして恣意的な感じのするデザインは、わずかな違いのある何百もの手作りのスタディ模型によってプランニングされているそうです。
アトリエによっては、CGでスタディするところもあるかもしれません。
ただ、案外アナログな方法で、執拗に検討された結果での一つの「かたち」であることには変わらないと思います。
建築は内部機能や外部との連続、日照など与条件があまりに多いので、結果的に一つのかたちに「凍り付く」しかないとも言えるのかも。
恣意的なように見えるかたちは、建築が強く記号性を持たないという、現代建築の流行みたいなものですね。