10年前のTAKEO PAPER SHOWのテーマが「HAPTIC」で、「触覚を喜ばせる」という意味らしかったのだけど、これがとても面白かった。

- 作者: 株式会社竹尾,原研哉+日本デザインセンター原デザイン研究所
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2004/09/17
- メディア: 単行本
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HAPTICなものとは、みるだけで皮膚感覚をぞわっとさせる、くすぐったい、気持ちよさそうなもの。原研也さんの「水のパチンコ」では、はっ水加工された紙の上をコロコロと実に気持ちよさそうに水滴が転がっていたし、伊東豊雄さんの「未来の手とのハイタッチ」ではジェルで満たされたぷにょぷにょのドアノブが提案されていた。ドアを開けながらひとしきりもんでしまいそう。
(下記のリンクから、上記の作品が少しだけ見られます。)
JDN /JDNリポート /「TAKEO PAPER SHOW 2004 HAPTIC」
それ以来、見るだけでさわり心地を想像してしまうような、ちょっとぞわっとするようなモノが気になる。
というわけで、そんなアート作品を集めてみた。正直に言ってキモチワルイものが多いので、痛い・かゆいみたいなのが極端に苦手な方は引き返してね^O^
手の皮膚の中で育てる植物
皮膚をペロリーンと剥いで植物を育てることにしたそうだ。やめていたいいたいいたい(T-T)
髪の毛でつくる花瓶
ひぃぃぃ怖い怖い怖い でもちょっとキレイ?
毛が生えた靴
もう無理(:D)┼─┤バタッ
靴と言えばこの辺も気になる。
靴の概念を再考させられる作品。
粘土のある土の中を進んでいるような靴。
アイリス・ファン・ハーペンなんて皮膚感覚ゾワリ系の最たるものだと思う。
アートだと小谷元彦さんの彫刻作品が個人的にはダントツHAPTICだ。
痛そう、皮膚感覚が過敏になる、窮屈でいて自由な美しい作品。
プロダクトだけでなく、建築もモワリ・ぞわっと系が気になる。こういうの↓
HAPTICが必要な時代
スマホで指先一本でできることがあまりにも増えたからか、都市の環境がどんどん皮膚に対して丸く、心地よく、刺激が間接的になっているからか、逆に肌に直接刺激を与えるようなことが魅力的になっているような気がする。UIの心地よさを極めていくと、今度は逆に振れて、稲穂を手のひらで撫でていくような痛さ、ゾワゾワ感といったものが、やはり必要だということになっていくと思う。
ちなみにこういうアートが気になる自分は、映画監督のトム・ティクヴァが大好きで、あの方もこういうのが大好きそうな気が(勝手に)している。
これとか。↓数百人が同時S〇Xするという地上波では絶対流れない系大作。
ぞわ、ぞわわ(・・;)))
おしまい。
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