「さよなら、人類」ではありませんが、精神的に落ち込んで「もう全てなくなってしまえばいいのに!」というリセット願望が強くなったときに見てみました。プライム・ビデオで。
※今回はいいことをほとんど書いてないので、この映画のファンの方は見ないでねm(__)m
リセット願望を嫌なカタチで実現…
この映画は、人類が終わってしまうVFXの部分以外は本当に(申し訳ないけど)ひどくて、人間模様みたいなのを描いている部分は全部早回しで観たほうが良いくらいでした。出てくる人物に全く共感できず、言うなればゲスい。ハラハラさせようとして→大成功!みんな喝采!の部分が、ことごとくきっかけも過程もしょうもなくてゲンナリしました。
生き残る人と死ぬ人がまあわかりやすく分断されていて、ハラハラもしません。
極めつけに科学者と大統領娘とのロマンスは鑑賞者をイライラさせたいのかなと思いました。
思えば、キングスマンは下品で嫌だと思いましたが、2012に比べるとよほど良心的な最後だったのかも。
こんなに「あ、地球終わるな」と思わせた映像はなかったかも
VFXはすごいです。同じものをこれ以上のスケールやディテールで描くことはできないのでは。映画史上最も多くの人類が死んだ映画かもしれません。まるっと70億人くらい亡くなっていそうです。これが俯瞰の映像で、アリンコみたいに細かく細かく、死んでいく様を描いているわけです。
これほどリアルに「ああ、人類は終わってしまうのだろうな」という絵を描いている映像は初めてみました。