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エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年、アメリカ)

エンド・オブ・ホワイトハウス [Blu-ray]

アマゾンプライムで。

ホワイトハウスが北朝鮮のマフィア(?)によってコテンパンに攻撃され、アメリカ滅亡の危機か!?という話。

 

「んなアホなー」と思うことばかりだったけれど、設定が突き抜けていて楽しめた。続編の「エンド・オブ・キングダム」ができた理由も分かる。「世界の均衡はアメリカが保っている…っ」という政治的な熱い思いはひしひしと伝わってくるものの、アメリカ自体アホに描かれているのが変わっている。

エンド・オブ・キングダムもそうだったが、むしろテロリストたる敵側の方をかっこよく描いている。ひたすらアメリカ閣僚たちのショボンシーンがギャグのように続く。マフィア側の攻撃する理由はしごくまっとうで切実だが、それを問答無用で虐殺するジェラルド・バトラーという構図も同じだった。これ、むしろテロリスト側の視点でみた方がすんなりくるのでは。ただ、モーガン・フリーマンまでアホの子みたいに描くのやめてほしいと思った…。

 

朝鮮半島の話なのに徹底的に日本が無視されているのも笑える。何より武器の描写やファイトシーンがかっこ良くて、不謹慎ながら惚れ惚れしてしまった。RPG!RPG!

最後の流れが死ぬほど月並みなのと、テロリスト側が火力過剰なのと、重要な暗号が普通に解読される謎など気になる点は多々あったものの、全体としてはかなり満足。3作目も予定されているらしい。*1