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スイスの思い出 バーゼル→ロンシャン

バーゼル二日目は、朝から近所を散歩し、その後ロンシャンの礼拝堂を見に行く予定でした。

友だちが住んでいるエリアは昔からある住宅街だったようで、広い敷地にポツンとお屋敷が建っているところと、再開発して現代的なマンションに建て替わっているところが混在していました。

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ぽつーん

 

マンションに変わってからも政令で建蔽率が厳しく決められており、しかも空き地部分はただの空地ということではなくパブリックな公園にする決まりになっているため、基本は公園の中を歩いているような住宅街でした。と言っても主要駅からも空港からも10分少々の立地です。贅沢だなぁ。

 

近所にある鹿を飼っている公園を見に行き、娘が大興奮して餌付けしていました。むぉぐむぉぐと動く口が近づいてくると、突然怖くなったのか「キャー」と言いながら逃げて行ってました。

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それから、ロンシャンに行きました。ロンシャンの礼拝堂は、国境を跨ぎますが、バーゼル市内から車で1時間ほどの場所にあります。以前も「近い場所にあるなぁ」と思いながら足がなく諦めていたのですが、今回は連れて行ってもらえました。海外で車を運転できたらだいぶ違いそう。次回はそれも検討したいです。

国際免許証の取得は1か月くらいでできるそう。スイスは交通費が死ぬほど高いし、子連れだと車が合った方が便利です。もし車がない場合、フランス側のミュルーズという場所からタクシーで向かうといいと思います。間違ってもバーゼル側から行ってはいけません。タクシー代がとんでもないことになります。

 

ロンシャンでは、はるばるパリから友だちが会いに来てくれました。嬉しい!レストランを予約してくれて、本来の目的である礼拝堂を忘れるくらい満腹になりました。

このレストランでは、いろんな動物・いろんな部位の肉を様々な調理法で出してくれました。娘には鶏肉とマッシュポテトのお子様ランチ的なものを頼んだのですが、お子様ランチってこんなんだっけ…と概念が崩壊しました。本当に複雑おいしい(語彙力…)。

改めて言うまでもありませんが、フランスの食のレベルはめちゃくちゃ高いです。バーゼルから一歩フランスに入っただけなのに、複雑でおいしい味の料理がさらっと出てきます(残念な語彙力)。コーヒー一杯でも全然違う。バーゼルの友だちも、パンやワインを買うためだけにフランスに寄るらしい。とはいえ、バーゼルから車で30分くらいで行けるそうです。いいな~!

 

また、フランスは特別な昼食のときの時間が異常に長く、ここも3時間ほどいましたが、周りの人も帰る気配はありませんでした。以前パリでランチをご馳走になった時も、平日だったのにこちらが心配になるほど長かったです。やっぱり、食がとても大事な国なんだなぁ。

 

フランスのレストランの予約は、フランス語を話さない日本人にはとても難しいと思います。直接行って空いていれば何となく通してくれそうではありそうですが、なかなか空いてない。都市圏だと日本食のレストランも少なくないので、そういうところなら予約しやすそうです。代わりに予約してくれるサービスとかあったら便利そう。

 

 

さて、食べ過ぎて眠くなってきましたが、礼拝堂に行きました。

ロンシャンの礼拝堂って、山の上で町を見下ろすように建っているので、実はかなり遠くからでも見えます。今まであまりにもたくさん写真を見ていたので、実際に行っても新鮮味がないのではないか…などと心配していたのですが、全くそんなことはありませんでした。あの特徴的な造形がじわじわ近づいてくるのを見て興奮。近くで見てみると、クジラのようなゆったりとした建物で、曲面に沿って光が滑り落ちています。礼拝堂内はあの深く穿たれたポチ窓しかなく暗いのですが、3か所天窓のある祈りのスペースがあり、そこにはそれぞれの色に塗られた光がまっすぐ落ちています。オルジャッティの花屋さんの時も感じたのですが、頭では全体を理解できない、生き物的な魅力のある建物でした。

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娘はノリノリで写真を撮りまくっており、ロンシャン、気に入ってもらえたかな~と思います。だいたいの建築物は興味無さそうなので…。超ミーハーな感じで、娘のお土産その②に礼拝堂Tシャツを買いました。

パリの友だちは帰りの時間が迫っていたので、ここでお別れです。バーゼルの友だちもパリの友だちも同じ同級生で、10年経って4人(+娘)でロンシャンを見て回れたというのが感慨深かったです。って、私だけかな。

 

帰りは、今ちょうど話題になっている「黄色いジャケット」の人たちのキャンプみたいなところを通りました。フランスは今回の件に限らず、年がら年中デモばかりです。田舎道を一人、黄色いジャケットさんが自転車こいで帰ってるのが見え、哀愁漂っておりました。友達は爆笑してたけど…。

 

ついでに、クリスマスマーケットを見て帰りました。

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クリスマスマーケットはこの時期ヨーロッパじゅうでやっています。娘はあちこちに本格的なサンタがいるのを目撃し、まさかサンタは一人じゃないのか?と訝しがっていました。ここでは娘のお土産その③のスノードームを買いました。娘はなぜかスノードームを異常に欲しがります。

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夜は確か友だちのパートナーがポルトガル料理を作ってくれたんですが、失礼ながら眠さで記憶があいまいです。確か大理石の話をずっとしていたような…。大理石、萌え~みたいなことを話した気がします。なんだこの記憶。すみません。