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娘、6歳になる。

 

Sakura

遅生まれの娘は、新学期に年齢が上がる。今年も、寒さが緩んできた頃に無事誕生日を迎えることができた。この時期は花満開で、シャツ1枚でも気持ちよく過ごせるし、空気はカラッとしていて空も澄んでいる。本当にいい季節に生まれてきたと思う。花だらけの庭で眩しそうにしていた新生児の頃を、毎年のように思い出す。娘の眩し顔がおじさんみたいで、私は密かに不安に思っていたものだ。

 

そんな娘は毎年「かわいさ記録」を塗り替えていて、「3歳が一番かわいい」などというのは迷信であることを証明してくれる。毎日、毎日、今日が一番かわいい。今朝の寝顔も人生で一番かわいかった。顔立ちが特別かわいいというのではなく、なんとはなしにかわいい。

乳児期はどこかペット的な異質なものとしてのかわいさだったのに対し、最近のかわいさは人としての愛嬌に変わってきている。自分で考えて、意見を述べ、私の考えや行動にも影響を与えてくれる。私が言ったことにも影響を受け、また反応してくれる。その健気さ、頼もしさにきゅーーーんとしてしまう。そのせいなのか、前は夢に出てこなかったのに、最近はいち登場人物として出演するようになった。

人とのつながりはひとつながりというだけではなく、このように積みあがっていくものなんだと気づいた。

 

これから小学校に行って、中学校に行って、お互い楽しくてかわいいだけのことはどんどん減っていくかもしれない。それでも、いつになっても「娘に何かをしてあげたい」という気持ちは消えないのだと思う。

地味な話だが、娘は21キロになって抱っこが難しくなってきた。というわけで、最近はますます筋トレに力が入り、毎日せっせと足腰および二の腕、背筋を鍛えている。全ては「だっこ~~~~!」に応えるためだ。母はがんばる。