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アクアマン(2018年、アメリカ)

アクアマン(吹替版)

キング・オブ・スローンズで異様な存在感を放ちつつも、ちょっとだけ出てすぐいなくなってしまったジェイソン・モモアが主役をしているということで見てみた。やっぱり彼の存在感はすごい。普通の人の隣に立っていると、違う生物のように見える。単に筋肉や体格が違うというだけでなく、あまりに特徴的な眉毛や金色の波みたいに見える髪の毛など、顔自体が目立つ。

Jason Momoa

お話自体は何ということもなかったが、ジェイソン・モモアとトンデモ水中アクションだけで楽しめる。「なんじゃこりゃ、ありえん」というような展開ばかりなので、バカバカしいのも許容できる方に限られるが…。

 

ニコール・キッドマンの狭い部屋でのアクションも良くできていて、「全体像が分かりつつも迫力はある」という難しいことをやっていた。若い頃を表現するCGとの合わせ技なので、この短い時間にとんでもないお金と労力がかかっていそうだ。とはいえ、まだまだ現役で「キレイな人」をやっているのも、いやはやスゴイ。

メラという王女役はどことなくアリエルのようないで立ちだが、しっかり強い女性をやっていて好感が持てた。彼女もアクションが素晴らしいし、猫のような大きな目が忘れがたい。

 

人間としても超人的な役者さんたちによる超人の神話であり、あまり個人の葛藤に踏み込んだりするようなつくりにはなっていない。そういったものを超越した、カラッとした雰囲気が気持ちいい。ジェイソン・モモアのガハハ感のせいもあるかもしれない。バーフバリとかに近いんじゃないだろうか。