またまたGigazineから、30代の生き方にまつわる興味深い記事があがっていたのでシェアします。
ライフワークとなるようなクリエイティブな仕事について、
最初の閃きは20代そこそこで訪れるものの、
それを昇華できるのは35~40歳とのことです。
何らかのきっかけによって、人生の転機が訪れるという話がありますが、年齢と科学的才能に関係するメカニズムをノースウェスタン大学のベンジャミン・ジョーンズ教授が研究し、「35歳~40歳の間に科学的・クリエイティブな脳の活動がピークに達して大きなブレイクスルーを迎える」ということが判明しています。
20世紀以降のノーベル賞受賞者と技術的革新者が貢献を残した年齢をグラフで表し、人生のサイクルの中で何歳ごろに最も成功しているかを調べましたところ、以下のように30代後半から40代にもっともグラフが上昇。
記事では、ニュートンやアインシュタイン、スティーブジョブスの「最初の閃き」と「それを昇華させた時」を例にあげ、
実際に何事かを成し遂げたのは40歳くらいになってからだった、と結んでいます。
20代が起案・発想フェーズだとしたら、
30代は適用フェーズ…すなわち、自分の発想を社会情勢や周辺環境、経済性などの要素を含んだ「実現可能なアイディア」に落とし込んでいく過程であり、
40代が昇華フェーズなのかもしれませんね。
プロデューサーやプランナー、建築家など、
周囲との調整やコラボレーションが重要な職種にあっては、
特にあてはまることかも。
アーティストやグラフィック・プロダクト・ファッションなどのデザイナーは、才能や閃きがそのまま作品に反映され、周囲をあまり介しないので、
若いうちから名前が出る人が多いのかも。
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VIA:
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