ご無沙汰していました。
一度お休みすると、休みグセがついちゃいますね。
今日はリクナビさんで子育てについて夫にインタビューした記事をUPしたので、こちらのブログでは夫の普段のお仕事を紹介しようと思います。
リクナビさんの記事↓
夫は子供誕生くらいのタイミングで独立したので、つまりはまだTHE・駆け出しなのです。以前は隈研吾さんの事務所で市庁舎→美術館→飲食店 などの設計に携わっていました。
独立して一軒目は、美容室の内装でした。それではさっそくいってみよー^@^
急激に開発されていく丘陵地に建つ
夫婦二人で経営している美容室です。私たちと同じアラサーのご夫婦で、この美容室オープンとともに初めて独立されました。ちょっと、責任重大ですわよ!
photo : Y.Harigane(Techni Staff)
上の写真で見えているのは、二つの空間。手前が白く仕上げられた空間で、奥が仕上げなしの屋外のような空間です。美容師が二人いるので、二つの性格の違う場所を作っています。
↓こうしてみると、家の中とビルの外くらい雰囲気の違う場所ですね~。
photo : Y.Harigane(Techni Staff)
photo : Y.Harigane(Techni Staff)
もともとここは見渡す限り田んぼしかなかったのに、ここ数年で急激に開発が進んだ場所でした。草ボーボーのなだらかな丘陵地に、どんどんコンクリートブロックで境界線が描かれ、階段状に造成されていくのが今でもあちこちで見られます。
この美容室では、コンクリートブロックで作られた唐突な「屋内」と「屋外」の関係をそのまま内包したような場所をつくることで、お客さんに多様な空間を感じてもらえるようにしています。「あちら側」から「こちら側」へ移動する、境界線を何度もまたぐ経験。でもそれは、大体において人工的に突然つくられるものなんですねえ。国境も同じようなものかもしれませんね。
photo : Y.Harigane(Techni Staff)
コンクリートブロックは段状に積み上げられています(引き延ばすと、階段のような形になる)。手前から受付→カウンセリング→カット→シャンプー と次第にプライバシーが高くなり、座れば視界が遮られ、立ち上がると視線が抜けるため圧迫感をあまり感じません。
丘陵地を造成地にするときは土地を段状にしてしまいますが、ブロック塀だけ元の坂をなぞっていることが多くあります。この段状の壁はそこから着想し、蛇のようにうねうねっと畳んで場所をつくっています。圧迫感を押さえ、人の頭が見えたり見えなくなったりする面白さが生まれました。
photo : Y.Harigane(Techni Staff)
受付カウンターから全景。
photo : Y.Harigane(Techni Staff)
実は外までブロック塀が続いているのだ^@^
photo : Y.Harigane(Techni Staff)
photo : 私^@^
以上。境界線ってわくわくする。
明日は、夫作品第二弾:人気のスペインの飴屋さん「パパブブレ」の話をします。また見に来てね~^@^
こんな飴ちゃんだよ↓
めっちゃ美味しいしめっちゃ可愛い。
コチラ夫のウェブサイトです↓
まだできたばっかりで情報が少ないけど、建築やインテリアが好きな方は覗いてみてね~^@^