映画の感想文は文章が長くなり過ぎるので、今後は作品ごとに切り分けることにしました。文章が極端に短くなるので、どうかな…と思いつつ。目次をつけるのもめんどくさいので、しばらくこれでやってみます。
いつか時間をつくってみて欲しい名作
プライム・ビデオに入っていたので、久しぶりに見てみました。1993年発表、香港・中国合作映画です。前回は10年ほど前に見ましたが、やはり素晴らしかった!
京劇の養成学校のようなところに、捨て子同然で集められた子たちの成長と、日中戦争や文革などの時代背景が絡み合ったストーリー。
映像の美しさ、衣装や調度品の美しさは「ラストエンペラー」のようです。3時間近くある重くて悲劇的な作品ですが、しっかり時間をつくって大きな画面で観たくなります。
小楼は原作と違うキャラクター
小楼は原作の方が「いいやつ」であり、蝶衣が一図に思い続けるのも頷けるのですが、映画ではそうでもありません。蝶衣がひたすら可哀そうなんですよね。小楼は時代に合わせて、環境に合わせて変化していく動的なキャラクターに見えます。そちらの方が、中国の激動の時代を表現する作品として、結果的に良かったのではないかなと個人的には思います。