4月は住宅のブクマが4件しかありませんでした。普段は10~20件くらいたまるんですが、なぜなのだろうか。たまたまですが、開放感があり、素材の質感を前面に出した物件ばかりでした。
1
豪邸ですが、廃材ばかりを仕上げにつかっている家です。ムンバイ。建物の前面に集合した窓やドアが圧巻ですね。
ガラスを細くきって張り合わし、切り口を見せる手法、日本のどこかで見たな…どこだっけ?
ちょっとわかり難いけど、竹林みたいに見える右の壁は廃材の鉄パイプだそうです。
廃材を再構築する手法は日本のDAJIBAさんでよく見ますが、新築の豪邸でこういう取り組みをした例は見たことがないです。
2
一人暮らし、100~300㎡、2階建てで1階はほとんど壁なし、ローコストというまるっきり「六甲の住居」みたいな家なんですが、六甲の住居よりはデコラティブな印象の住宅です。ベルギー。
2階部分も六甲の住居のように明快に1階と対比させず、開いている面と閉じている面がありますね。
一人でこんな家に住む人生も、楽しそうだな…。
3
ベトナム建築が熱いです。VTNの名前を見聞きするようになって以降、かなりの頻度で気になる物件が発表されています。高密・高湿で都市汚染が進んでいるホーチミンやサイゴンなどでは建築的課題がたくさんあって、建築によって住まい方が豊かになると分かったので需要があっという間に高まったのかもしれません。
この住宅も、高密な従来型の住宅からガラッと変わって半屋外を多く取り入れた開放感ある設計になっています。VTNには日本人建築家が数人在籍していたようですが、この住宅を設計した西沢さんも実はVTNのパートナーだったようです。ベトナムの現代建築に、日本人のDNAあり。なんとも不思議な感じがします。
この床の葉っぱ模様
壁にも…?
外壁の飾り壁だったんですね!半屋外/プライベートと性格の違うボリュームを積み上げているので、むき出しになる半屋外空間に木の飾り壁が貼ってあります。床の文様も、外壁の木型で取ったのかもしれませんね。
海外の物件でも、日本人の方が担当しているとなんとなく分かります。歴史的コンテクストを省いた現代建築でも、なんとなくどこの人が作ったかわかってしまうのは面白い気がする。
以上