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保育園変わって半月

新しい保育園に行き初めて半月経ちました。最初は迎えに行くと妙にションボリしてたり、毎朝大号泣だったりと不安定な時期が続きましたが、すぐに仲良しの子たちができて、朝も笑顔で行けるようになったので一安心です。

家にいるといつまでもぐずぐずして言われないと片づけや身支度ができないし、一緒に出掛ければすぐに「だっこー」と言い出す娘。もうちょっと頑張ってほしいと思っていたのですが、意外と保育園ではしっかり者のお姉さんタイプらしいです。家にいるときは甘えモードなのかな。

新しい保育園では監視カメラみたいなもので出先から様子を観察できます。これが意外と面白くて、友達たちに話しかけて世話をして回ったり、ずっと寝つけないでいるけど大人しくしている娘の様子を初めて見ることができました。

なんだー、けっこう頑張ってるじゃん。

リトミックや英語の授業も、最初は暗い顔で突っ立っていましたが、今ではガンガン歌って踊っています。ダンスの先生が教えてくれたアイドルみたいな踊りも覚えて、家で披露してくれるようになりました。

最初は親も子も前の保育園の良い所ばかりが思い出されて、新保育園いかがなものか…と毎日思っていたのです。慣れてくると、子供が多いので気が合う子を見つけやすいし、習い事が色々あって刺激になっているようだし、今の保育園もいいかもと思えるようになりました。

こうなってくると、今のタイミングで認可の空きが出ても、また1からやり直しなのはキツいし可哀そうだなあ、と思います。

保育園は家に近ければ近いほどいいんですね。

ということに、いまさらですが気づきました。新しい保育園を探すにあたって、私と夫の職場に近い所にしたんですが(というかそこしか空きが無かった)、確かに残業をめいっぱいできたり、家族で落ち合ったりしやすい、仕事中に病院に連れて行きやすいという利点はあるものの、家までは地下鉄で数駅あるので毎日の送り迎えがしんどいです。子どもがいると移動が大変なのは分かっていたはずなんですが、とりわけ忙しい時間帯の大移動は疲れるし、通勤ラッシュにあたるともう無理目な感じ。

そんなわけで、最近は①外食がめっちゃ増えた ②タクシー移動がめっちゃ増えた という傾向にあります。

前の保育園はマンションについてるやつだったので、この大変さを知りませんでした。今考えると、家に保育園ついてるってマジ最強だな。

できれば今すぐにでも会社と保育園の近くに引っ越したいんですが、いま割と良い条件のマンションだし、さらに都心に行けば環境も悪化するしなあ…と思うとなかなか踏み切れず。とはいえ良い環境を楽しめるのは週末くらいだし、毎日の送り迎えの方が切実。やっぱり近いうちに引っ越したい!

 

逆に考えると、今までそんなに世間で言われているような大変さを感じていなかったのは保育園のおかげなんでしょうね。共働き幼児育てが大変!という方は、多少投資しても保育園つきマンションを検討されてみると良いかもです。

保育園つきマンションだとアフター5はこうなる!(かもね!)

  • 家に帰って荷物を置いて、ベタ靴に履きかえてからお迎えに行ける。
  • アフター5の時間が効率よく使えるので余裕がある。なんならご飯食べてお風呂入っても、子供が寝るまで1時間くらい余裕がある。
  • 朝はギリギリの時間まで家にいられる。さっと預けて、身軽に出勤。
  • 子供が風邪ひいた時も、すぐに家に帰れるので子供に負担なし。

 

やっぱりいいな、保育園つき…。

将軍様、あなたのために映画を撮ります(2016年、イギリス)

将軍様、あなたのために映画を撮ります [DVD]

DVDで。北朝鮮に拉致され、キム・ジョンイル総書記のために映画を作りまくった韓国人映画監督と妻の女優のドキュメンタリー。数奇な運命とはこのこと。嘘のような、本当の話。面白かったー。

シン監督は、その当時韓国でトップの映画監督だったが、「世界に通用するような映画を撮りたい」と思っていたキム・ジョンイルによって女優である妻が拉致され、自身も韓国での映画活動が禁止され(←この辺りは理由をはっきり言ってなかったけど、北朝鮮の差し金である雰囲気で描かれていた。本当のところは不明。)、北朝鮮に拉致される。強制収容所に入れられたり、拷問・思想教育を受けたり等色々あって、最終的にはキム・ジョンイルのために映画を製作することに。

ここからが抜群に面白い。シン監督はそれまで資金で苦労して思うように映画製作ができずにいたんだけど、北朝鮮ではキム氏が湯水のように製作費をくれるし、エキストラも使いたい放題。非常に映画製作がやりやすく、しかも映画の内容もキム氏を持ち上げるものばかりではなく、自由につくらせてもらえるようになる。ある意味、最高の環境だったのだ。結局ここで17本も映画を製作し、いくつかは映画祭で取り上げられるまでに。

けっきょくシン監督夫妻は亡命するが、シン監督はその後も映画を撮り続けて、天寿を全うしたそうだ。

女優である妻はご存命で、このドキュメンタリーは妻のインタビューと、シン監督が北朝鮮で撮った膨大な映画のシーンを「それっぽく」繋ぎ合わせて作ってある。最初は「ヘンテコな再現シーンだな…」と思っていたけど、全てシン監督作品というのは興味深い。

ネタバレも何もないのでほぼ全部書いてしまった。それでも一見の価値はあると思う。

ガタカ(1997年、アメリカ)

ガタカ (字幕版)

アマゾン・プライムで。「月に囚われた男」が面白かったので、「関連作品」で表示されていたこれもついでに見てみた。監督はロード・オブ・ウォーのアンドリュー・ニコル。なるほど近未来SFで、カテゴリーは同じ。だが、こちらはヒューマニズムが主題の割と熱い話だった。

生まれる前から完璧な遺伝子を選別するようになった未来で、そうではない生まれ方をしてしまった男が夢をかなえるために奮闘する様子を描いている。昔の007みたいな小道具がいっぱい出てきて、レトロSFといった趣。若い頃のユマ・サーマンとイーサン・ホークがキザな感じで出てくるのが面白い。それから、若くてセクシーだった頃のジュード・ロウも出てくる。その当時、気鋭の若手俳優がたくさん出てくるオシャレ映画だったのかもしれない。

それにしても、アンドリュー・ニコル監督は幅が広い。全然違ったタイプの映画を撮っている印象。中でもロードオブウォーは傑作だった。TIMEはストーリーが面白かったし、グッドキル(ドローンオブウォー)はコンセプチャルな良い映画だった。こうしてみると、「望まない境遇で必死に生きている人」、また乗り超えられない身分・階級についての話が多いようだ。ものをつくる人は、映画監督にせよ建築家にせよ、若い頃に設定したテーマを生涯描き続けることが多い。しかもそのテーマは、自分の出自に関することだったり、人生で感じてきた苦悩をそのまま描いていたりすることが多い。

ザ・ホスト、シモーヌは未見なので、機会をつくって見てみたい。

月に囚われた男(2009年、イギリス)

月に囚われた男 (字幕版)

アマゾン・プライムで。非常に低予算(と言っても500万ドル)でつくられ、俳優もほぼ一人しか出てこない映画。ストーリーが良くできていて、映像もキレイで見ごたえがあった。超おすすめ。2001年宇宙の旅とか、ゼロ・グラビティとか、オデッセイとかが好きな人には間違いなく面白く感じると思う。

個人的には韓国語があちこちにあるあたり、妙にリアリティがあって、2009年の時点でこんな感覚だったのかと思った。それとも、ブラック企業臭と韓国企業が結びつくのかなー。細かく見直していっても面白い作品。

FAKE(2016年、日本)

FAKE ディレクターズ・カット版 [DVD]

「耳が聞こえる・聞こえない、作曲できる・できない」で世間が騒いでいた佐村河内さんを撮ったドキュメンタリー。終始、居心地が悪くなるような映画だった。

まず、映画の最初のほう。わたしだけかもしれないが、完全に佐村河内さん側に立って居心地の悪さを感じていた。例えば、佐村河内さんが「リズムは音楽であって、それが自分には分かる。=音楽が分かる。」みたいな話(乱暴でスンマセン)をしていたシーン。ビバルディの春か何かをオリジナルなボイスパーカッションみたいにして表現するんだけど、それがとても下手で途中から変になってしまう。「うわー!やめてくれー!」と叫びだしたくなってしまうような気まずさがある。

奥様と何度も繰り返される、「誰か喋る→聞こえていない→奥様が手話で伝達→答える」というシークエンス。完全に「聞こえている人が、聞こえていないフリを表現しようとしている心情」でドキドキしながら見てしまった(実際に聞こえているかどうかは分からない。でも正直アヤシイ)。

極めつけは、最後に実際に作曲してみるシーン。作曲しているシーンが映っていないからダメ、という話もあるが、オリジナルだろうがゴーストライターがいようが、そもそも安っぽい変な曲で、佐村河内さんの達成感あふれる顔がしんどく見ていられない。そして映る、なぜか沈鬱な奥様の表情。監督の靴下のつまさき。奥様の手の中があやしく光る(指輪?)。ネコ。

「ラスト12分の衝撃」とか、「靴下に注目」などの文章を読んだのだけど、何度見返しても私には意味が分からず。。ただ単に微妙な曲ができたので、やっぱりゴーストライターが必要なんだなと確認した。

 

見ている私が性格悪いだけなのか、監督が性格悪いのか分からない。分からないけど、なんつー嫌みなドキュメンタリーなんだ、と思った。

休日に近場のホテルに泊まるのが楽しい

あちこち旅行してホテルに泊まることがありますが、中でも家の近くのホテルに泊まるのが一番楽しいです。ラクだし、安心だし、とにかくラク(←けっきょくそこ)。会社の福利厚生をここぞとばかりに活用して、安く泊まれるときがあれば積極的に泊まっています。仕事がある日でも、夜からホテルに集合して翌日ちょっと遊ぶ、とかでも十分楽しい。適度に非日常感があるし、施設がそれなりにあるところなら子供も退屈しません。

普段バタバタと忙しくしているので、ちゃんとした2泊3日の旅行を取ってしまうと前後に仕事が山積するし、そうすると旅行の疲れを取る暇もないのでダメージがでかすぎるのです。っていうか、旅行って疲れる。

 

そういえば、会社の先輩がやたらと近場のホテルばっかり泊まっているので、なにしてるんだろと(変な意味で)思っていたのですが(オイ)、どうやら奥様のケアに「金夜に泊まって夕食を食べ、土日ホテルでまったりして家事から解放」という使い方をされていたようでした。なるほど!そして、今ならすごくよくわかるぞー!金夜からなら仕事も圧迫しなくていいですもんね。

 

今までは、旅行ってハネを伸ばしに行くイメージでしたが、子供が小さいとむしろ疲れしか生みません。私のような狭小キャパ人間にとっては、かなり頑張って行くもの。

それでも、たまにはガツンと遠出したくなるんですがね。