30代になり、前より買い物の仕方がうまくなったな、と感じる事があります。
自分の好きなものが分かり、「コレ買っても使わない」「後悔する」「すぐ飽きる」みたいなものが嗅ぎ分けられるようになりました。
そうは言っても失敗もしますけどね(T_T)
そういえば、「年取れば自分の好みが分かる」って、どこかで読んだなあ。
と思っていたら、
「好奇心の窓」によって音楽の好みは20代のうちに固定されてしまう - GIGAZINEという記事を見つけ、
大変納得してしまったのでシェアしますね。
音楽などの嗜好と年齢の関係を研究したロバート・サポルスキー氏は、「人は人生の中で20歳を過ぎると音楽の好みに対する『好奇心の窓』が閉まり始める」と話しています。
35歳ごろには窓がほぼ閉じきった状態になるので、たとえ新しい音楽のジャンルが流行しても、約95%の人は聞くことがないとのこと。「好奇心の窓が閉じる」というのは食べ物やファッションについても同様で、「舌にピアスを開ける」というような過激な文化に対しては23歳までに好奇心の窓が閉じてしまい、新しい食べ物への挑戦は39歳が限度である、とサポルスキー氏は述べています。
とのこと。
ということは、
買い物がうまくなったというよりは、
ただ好きなものの範囲が狭くなったので目に付くものの焦点が定まり、
それ以外のものが無価値に見えているってことか(^_^;)
確かに、20代は色んなものが魅力的に見えて、目移りしてはアレコレ買っていたような気がします。
まあ、単純に世帯持ちになって物要りになったので、買うこと自体慎重になったとも言えますが。。
モノの好みもそうですけど、
これは行動パターンにも当てはまるのではないでしょうか?
年を取っていくと、多くの場合…
保守的な人はどんどん保守的になり、変わりそうにない価値で自分を守る。
保守的な自分を肯定してくれる論調や人物を支持し、回りを固める。
そういう人はとても多いので、大きな勢力になる。利権を生むのも、こういう人たち。
革新的な人はどんどん変わり続け、「新しいかどうか」「チャレンジングかどうか」を軸に行動を決めるので、いつまでも新しくあり続ける。
年を取るほど「革新的であること」の見せ方もうまくなっていく。
トライが多い分、うまくいかないときの撤退も素早い。
変わり続ける事が、彼らの武器。
年を取れば誰でも保守的になるのではなく、
行動パターンが固定化し、特質が強まっていくんだと思うんですよね。
だから、「あの人、いつまでも革新的で若々しいね!」 という人は、
年を取ってるのに気持ちは若いというより、
むかーしからそういう人だったという…
企業が強く、まだまだ成長していくということを信じられた時代は保守的なほど良かったかもしれませんが、
今は価値が簡単に変化するし、年金も福祉、エネルギーなどの社会基盤も頼れなくなってきています。
「新しくあり続ける」のはハードルが高いかもしれませんが、
気持ちの上だけでも、フットワークは軽く、切り替えできるようにありたいなー、と最近よく思います。
私事ですが、弊社も戦後ずっと続いていた収益モデルが崩れはじめ、
新しい分野での売り上げが比率をあげ
私自身もこの春、部署異動になります。
正直に言って、けっこう不安です(^-^;
たった6年とはいえ、今までやっていたことと全く違う価値観の仕事をしなきゃいけないし。。。
でも、まだ私も30になったばかり。
「変わること」を武器にできるチャンスですから、何物かは掴んでこようと思っています(^.^)
旦那氏に至っては、革新的であること自体が価値になる仕事なので、
ただ革新的であることだけでなく、確信的にそれを世間にパフォーマンスできるかが鍵になります。
おう、ガンバレー\(^o^)/ (他人事?笑)
30代は、行動パターンが規定される年代。
自分がどういう人間として生きるかを、規定してしまう年代なのだと思います。
蛇足ですが…
参考元の記事には、好みの音楽タイプ別に、下記のように行動パターンを規定しています。
私はクラシックとジャズをよく聞くので、「思慮深く複合的」ってことですかね…。ほえー
みなさんはどういうタイプでしたか?
◆タイプ1:思慮深くて複合的な人
このタイプの人はブルース・ジャズ・クラシック・フォークを好んで聞きます。情緒的に安定しており、新しい経験に対して積極的で平均以上の知能と言語能力を持っているとのこと。
◆タイプ2:熱狂的かつ反抗的な人
ロック・オルタナティブ・ヘヴィメタルが好きな人に多いのがこのタイプで、積極的な人に影響されやすい傾向にあり、健康的で平均以上の知能と言語能力を持っています。
◆タイプ3:楽天的で因習的な人
カントリー・映画のサントラ・宗教音楽やポップス好きが多く、外交的で愛想が良く、誠実で政治的には保守的。裕福な人が多く健康的ですが、柔軟性・独占欲・言語能力が低めとのこと。
◆タイプ4:精力的でノリが良い人
ヒップホップ・ソウル・ファンク・エレクトロニカを好む人々は、著しく外交的で愛想が良く、政治的にはリベラル。健康的で他人に本心を打ち明けるという傾向があります。
VIA:http://gigazine.net/news/20140212-favorite-music-personality/