アマゾンプライムで見られるドラマはちら見も含めて色々見てみました。ドラマは短いので、寝る前に一本観たい!という出来心で再生してみて→そのまま深夜まで数本見てしまうこと多数。睡眠時間がゴリゴリ削られます。面白くなかったら途中でやめられるのですが、アメリカドラマって良くできていて面白いんですよね。最後まで見ちゃった作品もいくつかあります。
その中で面白かったのは、
FARGO>>ウォーキングデッド>BOSCH>フィアー・ザ・ウォーキングデッド>>>モーツァルト・イン・ザ・ジャングル=フレッシュ・アンド・ボーン
というところです。
ヒリヒリした人間関係と芸術
「フレッシュ・アンド・ボーン」は「アメリカンバレーカンパニー(略称ABC)」でのバレーダンサーたちを巡るアレコレを描いているドラマでして、かなりドロッドロです。良い人が一人も出てこず、主人公も含めてみんな自分勝手なところがたまらん。ヒリヒリした人間関係と芸術としてのバレーの素晴らしさという二面的な世界を描いており、けしていい話ではありませんが味わい深いドラマに仕上がっています。コメディー色のない「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」という趣です。
本物のバレーダンサーたちがフル出演
出演者は主役の女性も含めて踊る人は全員本職の方。バレーシーンがちゃんと見られます。本職でバレーをやっている・やっていた方を何人か紹介します。
主人公のクレア(サラ・ヘイ)
一応主役で彼女の目線で語られるものの、謎が多いキャラクター。天才バレーダンサー。実はブラックスワンにも出演していたらしい。個性的な美人ですよね。実際にソリストとして活躍しているそうです。
プリマドンナのキーラ(イリーナ・ドヴォロヴェンコ)
クレアのライバルとなるABCプリマドンナ。長年の無理がたたって薬物で痛みを紛らわせながら踊っている。実際にはABT現プリンシパルの超有名なバレーダンサー。絵にかいたようなツンとした美人でした。
男性ダンサーのトップ・ロス(サシャ・レデツキー)
代表にセクハラされる可哀そうなイケメン。実際にはABTのソリストなどを経て、現在オランダ国立バレー団のプリンシパル。背が高く黒髪にアイスグレーの目が印象的で、実際に見たらびっくりしそう…。
ballet dancer sascha radetsky is 39 today #happybirthday https://t.co/hMgZBXxR2P via @TheMoInMontrose pic.twitter.com/Jy5eDx3A0S
— Hunk du Jour (@HunkDuJour) 2016年3月29日
お嬢様ダンサー・ダフィネ(レイチェル・ワイナー)
奔放な富豪の娘で、プリマを貪欲に狙うキャラ。実際はダンサーでアーティストみたいだけど、バレーダンサーではないみたい。個性的で存在感の強い方でした。
ルームメイトのミア(エミリー・タイラ)
クレアのルームメイトになる人。はちゃめちゃで空回りする孤独な少女の役を表現していた。実際は昔バレーダンサーで、今は女優など活躍の場を広げようとしているらしい。がんばれー!
他にもたくさんいたけど、特に印象的な方はこんな感じ。普通の踊らない役者さんも個性的だったけど割愛。
これは完結している短いドラマなので、いつまで続くやら…という心配も無用。言ってしまうと「終わりの始まり」という感じの話であり、読後感は「ブラック・スワン」に似ています。休日の終わりに、お酒でも飲みながら一人で見るのにぴったりな話です。