先日、世界にも少ししかなく、日本ではただ一つのレム・コールハースによるマンションの1住戸が売りに出されていました。2500万くらいでしたでしょうか、立地的に住むのは現実的ではないんですが、正直めちゃくちゃ欲しかった…。
コールハースってこんな人
"Un edificio tiene dos vidas: la que imagina su creador y la post creación: y nunca son las mismas", @RemKoolhaus pic.twitter.com/MKEH95HeHS
— Revista VD (@Revista_VD) 2016年7月14日
もともとジャーナリストとして活躍していたそうですが、イギリスの建築学校AAスクールで数年学び、建築家になりました。建築設計事務所のOMAと研究機関のAMOという別の部隊を運営する新しいスタイルで、世界の大きな建築賞を総なめにしています。御年71歳。OMAは世界中に事務所があるのですが、OMAニューヨークは重松象平さんという若手の日本人建築家が代表をつとめていることも知られている…と思います(情熱大陸か何かドキュメンタリー番組で取材されていたし)
一番有名な作品ってなんだろう?
北京のこれかなあ
Architecture has a serious problem with communication says Rem Koolhaas https://t.co/1uKYswxAJu pic.twitter.com/xvKq0aqOYI
— Decoration Club (@ClubDecoration) 2016年8月7日
確か重松さんが担当されていたような?
個人的にはボルドーの家が好きです
車いすで生活されている方のための家。家の真ん中に巨大な上下する床が!
ツイッターの画像を見ていると「若き日のザハ・ハディドとレム・コールハース」が見つかりました。素敵ですね。
Mobilizing the past to construct the future. This is a doco that needs to be made, Zaha Hadid and Rem Koolhaas pic.twitter.com/mCsOLHNti5
— Tobin Lush (@tobinlush) 2016年4月18日
希少な建築家によるマンションプロジェクト
冒頭のマンションに戻りますが、場所は福岡県の郊外にある「ネクサスワールド」という建築家が集まって作ったマンション街の1区画にあります。このプロジェクトはスティーブン・ホールやマーク・マック、石山修武など錚々たる建築家が集まっており、利益が重視される日本のマンション市場においては奇跡のような存在だと思います。これは地場企業の主導によるプロジェクトだったそうです。神様のようなお施主さんですね…。
デザイナーズマンション団地!? 福岡市のネクサスワールドを訪ねる | goodroom journal
↑外観しかないけど…画像検索の方が色々見られるかも。
この前売りに出ていた1住戸はこんなの。
レム・クールハースの住宅 (福岡市東区香椎浜の物件) - 福岡R不動産
↓プランが良い!と鼻息荒くしていたら夫にキモイと言われた。でも、実際良いですよね?
調べてみると、他にも賃貸物件や売りに出ていた物件があるようですね。
レム・クールハースの住宅 (福岡市東区香椎浜の物件) - 福岡R不動産
圧巻のクールハース (福岡市東区香椎浜の物件) - 福岡R不動産
~ネクサスワールドコールハース棟~ 【福岡市東区香椎浜4丁目】 | (株)ミクニ天神店【賃貸情報】
※募集は全て終了しています。
文句なしにカッコいい。外に堅牢で中に開く形式なので、こういうものこそ都心にあってほしい!
有名な建築家がつくったマンションと言えばURの東雲CODANプロジェクトなんかもありました。伊東豊雄さんや隈研吾さんなど全員日本人です。
UR都市機構|UR賃貸住宅 東京エリア|デザイナーズ物件コレクション~東雲キャナルコートCODAN
建築家によるマンションは、収益性を重視するとなかなか手が出しづらいと思うのですが、結果的に長きにわたって価値を維持して売れ続けるのは建築家物件ならではだと思います。
パリやニューヨークでは建築家物件のマンションが多い(主に超高級物件ですが…)のに、東京ではほとんどないのは残念なことですね。お金の使い道とか、デザインに対する価値観の問題なのでしょうが。