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ラ・ラ・ランド(2016年、アメリカ)

ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック 

「セッション」が好きだったので楽しみにしていたのですが、気づいたらどんどん話題になって、アカデミー賞を獲りまくったりして、その後みんな見始めると今度は賛否両論だったりして「なんだかめんどくさそう」と勝手に気持ちが遠ざかっていました、ラ・ラ・ランド。

もうレイトショーで1日1本くらいしかなくなってきて、いよいよ劇場公開終わるかというタイミングで見てきました。お客さんはわたしと、2席離れたところに座ったメガネのオシャレ男子だけ。空いてるとてきとうに席を移動したりできるので好き。

 

ただ、あまり心が動かなかったです( ;∀;)心が動くかどうかが映画が面白かったかどうかの指標になるのかは置いといて、ですが、、、なんでだろう。恋愛モノのせいか(わたしの趣味嗜好の問題)。女優や音楽家のサクセスストーリーだともっと面白いのがいっぱいあるので、その線でもあまりピンと来ず。ストーリーは「なんとなくそうなるだろうな」としか思えず(ラストの衝撃とか言ったやつ!コラーっ!)。セブは料理が好きなんだ、とか、ミアの色の白さはスゴイな!とか、JKシモンズカワイイ良かったとかそういうことばっかり印象に残っています。

 

ダンスや歌は冒頭の群像の部分は良かったのですが、ミアとセブのはどれもパッとしなかったですね…。よく言えばナチュラルなのか。ジョン・レジェンドさんの圧倒的歌唱力が印象的でしたが、映画の位置づけ的には「テンコモリの変な演出」がされていて、レジェンドさんはあれで良かったのだろうかと思ったりも。自分が歌って踊れるわけでもないのにエラソウにすみません。でも、「現代によみがえるザ・ミュージカル総集編」という観点なら、「ヘイルシーザー」の方が技術が高くて視点がメタくて面白いですよ。いやマジで。

 

時代がめちゃくちゃなのがドリーミーで興味深いし、ぐいんぐいん動くクラフト感ある映像がなんだか良いような気がしたし、色にこだわっているのが楽しいし、「てってってっててっててってってってってってっててってってって」というメインテーマはいつまで続くんだというくらい頭にこびりつきました。