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ビッグ・リトル・ライズ シーズン1(2017年、アメリカ)

ビッグ・リトル・ライズ〜セレブママたちの憂うつ〜(オリジナル・サウンドトラック) [Explicit]

ゲームオブスローンズにはまってからというものの、「HBO」というキーワードに弱いです。この連続ドラマは、昨年一番好きだった「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」のジャン=マルク・ヴァレ監督、さらにニコール・キッドマン、リーズ・ウィザースプーンなどが出演。豪華すぎる。とりあえず1話見てみたところ、見事にハマりました。オープニングは「誰かが死んだ、でも誰が死んで誰が殺したかは分からない」という投げかけで始まります。最後まで犯人も被害者も分からず、シリアスなサスペンスに発展していき目が離せませんでした。今のところシーズン1で完結しており、7話しかないのでサクッとみるのにおすすめ(と言っても7時間かかるか)。

DVや離婚・再婚、子供のいじめなど家族とコミュニティにまつわる問題を妻たち目線で描いています。いじめも不倫も分かりやすい悪としてではなく、本人の心の問題に深く食い込んだリアルな現象として描いているのがすごくよかったです。自分には関係ない異質な出来事としてとらえがちなことを、明日から自分にも起こりうる問題と感じられました。

また、「6歳くらいの子供とお母さん」という関係性がたくさん出てくるのが、自分にちょうど合って面白かったです。子供の関係性の描き方がまたリアルなんですよね。親が叱ると子供がビクッと反応するところや、妙に大人びた喋り方とか、それでも大騒ぎして子供っぽいところもあるところとか。

 

舞台はカリフォルニア郊外の海とオープンな雰囲気が漂う住宅地です。大して仕事していないように見えるのに(弁護士夫婦とDV夫は別ですが)、海に面した広々した家に住んで、夕方には家族がそろってワインを飲みながら、でっかいダイニングテーブルで夕焼け…朝はテラスでフルーツたっぷりの朝食…みたいなシーンが多く、うらやましすぎました。海辺の暮らし、良さそうだな…。ていうか、お金欲しいな…。誰かくれないかな…。

 

役者さんは、とにかく主演3名の存在感が素晴らしかった。特にニコール・キッドマンは半分くらいのシーンで半裸で出演しているような気がするのですが、全体的に美しく若々しく、見てて楽しくなります。これで撮影時50歳!夫役アレクサンダー・スカルスガルドは10歳下のイケメンですが、全く年の差が分かりません。

ちなみにアレクサンダー・スカルスガルドは、「ヴァイキングー海の覇者ー」のフロキ役の役者さんの弟です!って誰も知らないか…。

リーズ・ウィザースプーンのおせっかいお母さんぶりも良かったし、シャイリーン・ウッドリーの病んだシングルマザーも良かった。マッド・マックスに出ていたゾーイ・クラヴィッツもかなり重要な役どころで出ており、歌も披露しています。

 

シーズン2もあるのかな?楽しみです!