崖っぷちがあると、切っ先に立ちたくなる心理ってなんなんでしょうね。私だけでしょうか。怖いけど、「押すなよ押すなよ」とか言いながら下を覗いてみたり。
建築もそうで、「なぜそこに建てた?」というくらい崖っぷちに建つ住宅ってやはりあるんです。そんなギリギリな3軒をご紹介します。
八ヶ岳の家
延床面積:200平米 設計:kidosaki architects studio
息をのむくらい美しい景色なので、それを存分に楽しむためにも空中にせり出した特等席を作ったのでしょうね。
この裏側には大きな柱がありますが、肝心の景色の面は柱がありません。
VIA:kidosaki architects studio cantilevers house in yatsugatake mountains
海に臨む家、カナダ
面積不詳 設計:Patkau Architects
こちらは山を背負って海に臨む家です。せり出し部分の良さもあるのですが、キャンチレバー部分の建物の裏側など、細かいところまでデザインが美しいですね。裏側には水盤もあるようです。
この裏側のデザインがかっこいい。見る機会ほとんどないのに。
この家も柱なくスッキリしていますね!
基本的には八ケ岳の家と同じ構造、同じ構成です。
VIA:Tula House by Patkau Architects cantilevers over a remote cliff
上記二つは、柱の無い建築物の塊が空中にせり出している、キャンチレバー(片持ち梁)という支持形式です。景色を豊かに楽しむための、独特な形式かもしれませんね。もちろん普通の住宅地でも見られますが、こちらは見た人がびっくりするくらいですかね…。
もはや崖下にある住宅、オーストラリア
面積不詳 設計:modscape
「12週間で住宅をつくります」というプレハブ専門の設計事務所、modscapeから「究極の崖っぷち住宅」です。崖っぷちというよりむしろ、崖の側面に引っかかっています。
こちらプロジェクトでして、若いカップルの週末住宅の一案として提案した模様。う~ん、これは12週間ではできそうにないですね^^;
入口は、通常下から上に上がっていくものですが、こちらは屋上から入って下に降りていくようです。
VIA:cliff house by modscape suspended above the australian ocean
modscapeの他の住宅も、プレハブとは思えないくらいの完成度です。
Modscape Modular Homes | Prefabricated Homes | Ready in 12 Weeks
ちなみに、日本にも有名な「崖っぷち建築」があります。三重県鳥取県にある「投入れ堂」です。行ったことがある方もいらっしゃるのでは?
私もぜひ行ってみたいのですが、僻地+登山で、行くのはなかなか大変みたいです。いつか必ず!
以上崖っぷちの住宅でした。
その他「最近気になった住宅」はこちらからどうぞ~