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ビッグ・アイズ(2014年、アメリカ)

映画の感想文

ビッグ・アイズ [DVD]

 

実在した画家とその夫の伝記映画。興味あるな~と漠然と思っていたら、アマゾンのプライムビデオに入っていたので喜んで見ました。プライムビデオでは、最近また良い映画が増えてますね~!新しい方の「スティーブ・ジョブス」もいいし、「サイレント・ヒル」もナイス悪夢という感じの映画でしたね。「私の男」は後味最悪ですが二階堂ふみちゃんの色んな面が見られて良かったし、ゾンビ好きとしては「ワールドウォーZ」もクセになったなー。走り、とびかかるゾンビ!アリのように積み上がり壁を超えるゾンビ!フーフー!余談でした。

「ビッグ・アイズ」の方は、ティム・バートンぽさみたいなものがほとんどない、王道な伝記モノ映画でした。話としては面白かったんだけど、基本的にマーガレットの方を正とした描き方になっていたので微妙に腑に落ちない感じでした。だって、夫なしのマーガレットはあんな財産を築けたのか、夫はあんなにひどかったのか、実際分かんないから。(アトリエの鍵穴からマッチを落としていく話がシャイニングみたいでめちゃくちゃ怖かったけど、本当のエピソードなんだろうか…。)マーガレットの離反を決定的にした、「夫の絵は別の人が描いていた」というエピソードも、長年気づかなかったのがちょっと信じられない。多くの人をつかんだ「ストーリー」と、それを最も効果的に広げる「タイミング」は夫の方が作り上げていたんだろうし。今はマーガレットのみご存命で、夫の方は身を持ち崩して無一文で亡くなったそう。なんだかな…。

漫画家や作家と編集者、アーティストと画商、歌手とプロデューサー・マネージャーなど似たような関係性の人たちはたくさんいると思います。伝記映画は結局当人たちの話からしか実際に起こっていたことを想像できないので公平に描くのは難しいと思うのですが、そもそもこのテーマ自体が複雑な関係を取りあげざるを得ないんでしょうね。だからこそ、「どっちとも取れる」という余地をもう少し残してほしかったな、というのが勝手な所感でございました。