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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年、アメリカ)

ガール・オン・ザ・トレイン (字幕版)

エミリー・ブラント主演のサスペンス映画。よくできていて面白かったです。主役はアル中で破れかぶれの人物ですが、徐々に彼女を取り巻く色んな人間模様が明らかになっていき…という話。主人公は基本酔っぱらっているので、画面がゆらゆら、フラッシュバックのような断片的な記憶、身に覚えのないケガなどが出てきて事態を混乱させます。

始めは女性たち同士のジトっとした不仲を描いているように見えるのですが、状況が変わっていくと反発しあっていた女性たちが手を取り合って立ち上がります。抑圧されていた女性が自分の人生を取り戻す話であり、ラストは爽快でした。

個人的にはメイガンの普通にしていてもあふれ出る妖艶さと、生い立ちエピソードのあんまりさが印象的だった…というのは置いといたとして、オール・ユー・ニード・イズ・キルで鍛え抜かれた軍人を演じたわずか2年後に、このような老けこんだ不健康な女性を演じられるエミリー・ブラントに賞賛を送りたいです。すごすぎ。直近だと「クワイエット・プレイス」で主演しているので、公開されたら見に行きたい。