テレ朝の「建もの探訪」が好きでよく見ています。
建もの探訪見るために 寝ないで待機厨。 pic.twitter.com/ubJGv2CVWg
— 西村ひよこちゃん@夏のブッキング待ち (@hiyokochang) 2015, 6月 5
ど~んな~に~ちいさ~な~声で~も~♪
テレ朝のHPを見てみると、なんと1989年に放送開始しているそうです!めっちゃ長寿番組やん。
「渡辺篤史の建もの探訪」は、1989年春、沖縄を皮切りに桜前線と共に北上しつつ、日本全国の名建築を訪ねる旅番組として企画されました。
つまり3か月で終わるはずだった…のですが、いつしか評判を呼び、気が付けば日本有数の長寿番組に。
取材対象も公共建築から徐々に住宅へとシフトし、今日では住宅専門番組となったのです。
さて、素敵な住宅を探して、渡辺篤史の「旅」は今日も続きます。(公式HP)
建もの探訪の好きなところ
①建築費が分かる(重要)
②家主の住みこなし方、優先度が分かる
③設計士の自邸が多く、本人が語ったりする
特に①。
「建築家に依頼したらお高いんでしょ?」
と言われがちですが、これを見ているとそうでもないんだな、というのが分かると思います。注意深く見ていくと、「ここでコストを省いて、ここの設備にいいのを入れたのね」など「うまいお金のかけ方」が分かってきます。もちろん、どの設備がいくらくらいかかる、みたいな感覚を、設備のショールームに行ったり床材のパンフレットを取り寄せたりして磨いておかないといけませんが、、、
例えば、以前ブログで紹介したこの住宅は
http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2015/12
上物4300万らしい。形がユニークすぎて全然予想もつかなかったけど、そんなもんなんだ~という感覚でした。
↓該当記事は下記の2軒目です。
こちらは3000万らしい。
http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2014/48
こちらは思ったよりちょっとだけ高かったのですが、外壁は結構かかっていそうだしな~。キッチンは既製品を入れたりして押さえてあります。建築家自邸なので、設計費とかは省略しての数字なのかな。
↓該当記事
注文住宅のいいところ
建売やハウスメーカーのパッケージ商品などだと、自分ではどうでもいいところにコストがかかっていたりすることがよくあります。「ターゲット」と「値付け」が先にあり、全ての要素に万遍なくコストがかかっているようにできています。マンションも、ちょっと違うけど似たところはあるかなあ。
全て自分の好きなようにして、切り捨ててもいいところは思い切って切り捨てることができるのが、注文住宅のいいところです。ワークスペース、料理、ファッション、お風呂、寝ること…。何が一番好きか、手を抜けないかは考え方次第だし、逆にそれ以外は、本当は最小限のものでいいのかもしれません。
例えば私はあんまりお風呂空間にこだわりがなく、もっとこだわりがないのが寝る空間、でもキッチンはしっかり欲しいほうです。しかもオープンなキッチンがいいので、見た目もかっこいい設備を入れたいです。前述のような既製品だと、キッチンのレベルが高いところはもれなく他の生活空間も高スペックだったりするのでバランスが悪いんですよね。
コストの偏りは、すなわち生き様
そういう意味で、家主の趣味や生活の優先度が如実に表れるのが、コストのかけ方だと思います。建もの探訪は、②の家主の趣味、生活上外せないことが分かるのも面白いところです。
一つ一つの設備を自分の趣味に合わせて吟味するのは超楽しそうですが、やり始めたら沼にはまりそ~^^;冷蔵庫一つ買うのにえらく時間がかかる自分にとっては、家づくりは子供が手がかからないくらいにならないと難しそう。
③自邸については、若手のPR目的でもあるのかもしれません。「大改造!!劇的ビフォーアフター」や「完成!ドリームハウス」などもそうですが、設計士への反響は凄そうですね。
DVD買いたい
建もの探訪のDVD買いたい、けど全てが見たい回でもないので、1話ずつばら売りしてくれないかな~と思っているのでした。
1巻10軒程度で、1本3千円か…ううむ…