こんなこと書いたらまた読者がゴッソリ減ってへこみそうなんだけど、これ私には面白くありませんでした。いつも漫画を読んでいる夫は面白いみたいだったので完全に趣味嗜好の問題なのかもしれません。でもジャンル愛はない「ジャージーボーイズ」はめっぽう面白かったのになあ。
個人的に一番ムリだったのは「ピンチになったらライバルの漫画家が助けてくれる」という流れです。高校生漫画家は生活がかかってるわけじゃないんだし、アシスタント何人でもつけたらいいやん!ライバルたちは生活かかってるんだぞ!と大人げない苛立ちを感じ(何)、拍子抜けしてしまいました。そうなってくると私は感動し所を逃したわけで、だからイマイチ乗れなかったのか。
「高校生が授業を受けず、体を壊してまで」というのが美談ぽく感じられてしまったのも何か嫌でしたね…。普通に頑張ってる姿を描くだけじゃいかんのか。ていうか完全にブラックな業界やん。
また、「天才ライバルからの挫折」を描いているので、天才ライバルの作品なり人となりをもっと深く見たかったな。
努力!友情!と熱い話のはずが、尺が短いわけでもないのになんだかライトな映画でした。
小松奈菜ちゃんはめちゃくちゃかわいかったです。