ホロコーストが体験できるという地獄のような映画でした。主人公のサウルが必死で埋葬しようとしている「息子」が次第に抽象概念のように感じられていきます。最後のシーンはあらゆる感情が押し寄せてきて、意味も分からず泣きました。この映画全体が鎮魂歌なのかもしれません。
(そして原爆資料館やひめゆりの塔がVRで体験できるようになる未来を想像して震えました!)
最近「TRIBE」や「セッション」「ディストラクション・ベイビーズ」など、若手の映画監督作品が撮った暴力的でコンセプチャルな映画が気になります。後味は良くないんだけどどれも強烈な印象が残っています。