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ファインディング・ドリー(2016年、アメリカ)

映画の感想文

ファインディング・ドリー (吹替版)

 

ようやくDVDで見ましたー。

普段プロジェクターでクレ○ん映画ばかり見ている娘ですが、たまーにピクサーものを見せると、絵が美しいからか「お~~いーねぇ」とまじまじ見ています。話の内容もシンプルだし怖い映像も少な目だったので、ちびっ子には最適かと思います。(ちなみにうちの娘はアンパンマンのホラーマンも怖がるレベル。)

ボーナス映像の「ひな鳥の冒険」がまた最高でして、、、。リアルさのある可愛さの表現がスゴイ!アニメというより、本物のドキュメンタリーのようでした。しかもひな鳥なんて絶対可愛いので、それをCGで好き放題動かして…って絶対萌えるヤツやん。子猫のCGアニメとかあったら鑑賞者全員萌え死にすること間違いなしでしょうね。

 

さて本編の方ですが、ドリーの人生が可哀そう過ぎて衝撃的でしたね…。前回の3倍増しくらい派手なアクションシーンや、万能でいいやつのタコキャラの活躍などが目立つんですけれど、ドリーの話が重すぎるのでこれくらいがいいバランスなのかもとすら思いました。ニモを見ていた時は、なんとなく魚だし記憶力悪いくらいの設定なのかな?と思ったのですが、徐々に「ずっと水槽に住んでいたので病んでしまった魚たち」とか出てくるじゃないですか。そこはやはりピクサーもので、ドリーの記憶障害も、人間の心の闇とか、生きづらさを描く上で必要な設定だったんですねー。

ファインディング・ドリーではドリーの両親が出てくるのですが、彼らは記憶障害が無いわけです。小さい頃のドリーと両親のシーンを見ると、明らかに「障害児をなんとか育てようとしている両親の姿」なんかが描かれていたりして、あ、こんなに重いテーマだったんだ!と驚きました。

「色々やったけどダメだった」という時のシーン、ただの絶望じゃなくて、記憶、自分に構ってくれる人たち、自分を構成するものが、自分の手のひらからバラバラと落ちていくようなとんでもない真っ黒な絶望が描かれていました。そこからの巻き返し、貝殻のシークエンス、こんなん絶対泣くやろー。改めて、「ドリーってあの真っ黒な中を彷徨ってきた人生だったんだ」と思うと胸が苦しくなりましたね…。それだけに、最後の深淵を覗き込んで「もうだいじょうぶ」と言っているドリーに、ただのハッピーエンドではない受け取り方をしてしまったのでした。

 

もう一つ印象的だったのが、制作陣は水族館を否定しているんだろうなというなんとなくのメッセージ。生き物を素手で触れるコーナーとか、生き物側から見たら怖いのは分かるんだけど。また、水族館に戻りたがるタコを再三止めるドリーの姿など。自分としては、「その生き方もいいんじゃないの?」と思ったのですが。まあでも、「子供が生き物を触るコーナーで少し優しくなる」くらいの効果があるならいいのかも。

 

再会後の、ニモ達を取り戻すためのド派手なアクションシーンは自分的には蛇足だったかな~。涙が引っ込みました。笑

 

「アーロと少年」はイマイチ合わなくて、「ファインディング・ドリー」はなんとなく劇場公開をスルーしてしまいましたが、これは感動して映画館で立ち直れないくらい泣くパターンのやつでしたね。みときゃよかった~~~~!次のピクサーは劇場で観よう。