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10クローバーフィールドレーン(2016年、アメリカ)

10クローバーフィールド・レーン (字幕版) 

ネタバレ絶対禁止の作品であるはずなのに、トレーラーを見るとネタバレるというナゾ仕様の映画。ニューヨーカーたちがエイリアンから逃げ惑うPOV映画「クローバーフィールド~HAKAISHA~」とは、全く関係なさそうに見えるけど、関係なくはない。

前半はけっこう面白いので、後半のくだりに乗れるかどうかがこの映画が好きかどうかにかかっていると思う。

一応空白置いときます↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前半の不穏な雰囲気はけっこういい感じ。ジョン・グッドマンがいい。良さそうに見えて悪いやつか悪そうに見えて良いいやつか、どちらかの役が多い役者なので、今回はDOCCHI!?となってハラハラした。「悪いやつ感」や「良いやつ感」にふらふらブレながら盛り上げるのが面白い。いかにも神経質そうな居心地の悪いインテリアや、Tシャツ・シャワーカーテンの柄などの小物もよく効いている。最後はグダグダのホラーテイストになるのも面白かった。そしてお決まりの大爆発。ここまではサイコスリラー。

 

ここから突如、「いきなりどうした?!」というようなモンスターパニックものに変わる。しかもなんだかいろいろと雑だ。音を出してひきつけたり、「なんだか大事そうな入口」に火炎瓶を投げ込んで退治したりなどありそうな演出が続き、幸運続きでドタバタと怪物退治。最後は正義に目覚めて立ち上がる…、ってそういえばその伏線がサイコスリラー部分で唐突にはられていましたね、確かに。

人物の動かし方ありきで起こっていることはよくありそうな演出なので、申し訳ないけど全然乗れなかった。


「HAKAISHAと遺伝子レベルでつながっている」って、要は同じ世界の別の場所の話ということ。それならHAKAISHAじゃなくても良かったのではと思ったり。モンスターモノのところがこんな描かれ方なら、サイコスリラーで終わった方がすっきりしたような気がする。

パンカッター買ったったー&爆音で始まる朝の話

 

ここ3カ月ほど毎朝パンを焼いて食べているのですが、

焼き立てのパンというのはどうにもこうにもうまく切れなく、切り口ボロボロで一部潰されとても残念な姿になってしまいます。そんなわけで電動のパンカッターを買いました。 

BLACK+DECKER 電動ブレッド&マルチナイフ EK700

BLACK+DECKER 電動ブレッド&マルチナイフ EK700

 

最初から欲しいなとは思っていたのですが、「そもそもホームベーカリー自体飽きてすぐ使わなくなったらどうしよう」と思ったり、カッター本体のあまりのでかさに「また場所取るのやだなどうしよう」と思ったりして3か月我慢していました。よう我慢したなあ。

 

パンカッターは偉大です。

最初はでかくて重くて扱いづらく、完全に失敗かと思っていましたが、慣れればどうということもありませんでした。

むしろフワフワ感と焼き立て感を維持できるのが素晴らしく、きれいに切れているだけで数倍おいしい。すぐ食べないと冷めてぺちゃんこになりますが。

パン屋さんでは冷ましてから切っているようです。そちらの方がしっとりして生地が強くなるので理論的には良いのですが、焼き立てを無理して食べている我が家の場合は、ガーッと電動で切っちゃった方が良さげ。

 

朝は爆音のオンパレード

ちなみにこのパンカッター、でかくて重いだけではなくめちゃくちゃうるさいです。低めの「ガ~~~~」という音が小型のチェーンソーみたいな感じ。

 

我が家はコレの他にも爆音を出す朝専用家電があります。

 

最初に鳴るのはパンが焼けたアラームで、「アビニヨンの橋の上で」がけっこうな長いフレーズで流れます。う、うるさい。でも、早く取り出さないと湿気でべとっとしてしまうので、早く取り出して貰うためにはこの長さが必要なのかも。フワフワパンのために、頑張って起きます。

 

次に、コーヒーを挽くミルの音。よく通る高めの音です。豆を挽くのは手間ですが、コーヒーを豆で保存すると劣化しづらく、500g買っても最後まで淹れる時にふくふくの泡が立ちます。朝はコーヒーを淹れる作業が一番好きです。他の作業は正直めんどくさい…。

あとはレンジでミルクを温める時に鳴る「ソシレシ ミドシレ ドシラレソ♪」という音もあります。

 

最後が一番うるさいのですが、毎朝スムージーをつくっているミキサー。これがもう爆音で…。まだ暖かいヨーグルトとフルーツ、凍った野菜などを撹拌するのですが、素材を入れるたびに「もうやめて~」と言わんばかりに「ガー!ガー!」と大きい音がしてたまりません。

 

この辺りでようやく娘が起きてきて、さらに「起きて」と50回くらい言うとのそーっと夫が起きてきます。よくこの爆音で寝てられるな。

 

朝はいつも時間が無くて最後は焦っているので、あと10分だけでも早く起きてほしいと爆音をかき鳴らしているのですが(ウソを交えた本音)、二人とも夜型のようでけっきょく毎日ギリギリまで寝ているのでした。

ホドロフスキーの虹泥棒(1990年、イギリス)とホドロフスキーの惑星(1994年、スイス)

ホドロフスキーの虹泥棒 [DVD]

ホドロフスキーの惑星 [DVD]

同じような題だが「虹泥棒」はホドロフスキー監督の映画、「惑星」はホドロフスキーをテーマにしたドキュメンタリー。どちらも20年以上前の映画で、日本ではようやく2016年にDVD化された。DVD化に時間がかかったのにはいろいろ事情もあろうけど、見て思ったのはあまり評価されていないからだろうなということ。

映画の方はホドロフスキーらしさが微かな煌めきくらいに希釈されているし、ドキュメンタリーは「ホドロフスキーのDUNE」に遠く及ばない出来だった。


ただ、なぜここまで「虹泥棒」がダメかということを実は「惑星」の方で本人が語っており、どうせ見るならこの2本を続けて見るしかない。真のホドロフスキーファンならそういう覚悟でこの2本を合わせて見るべきなんである(`・ω・´)キリッ(暑苦しい)

 

「虹泥棒」は「エルトポ」、「ホーリーマウンテン」、「サンタサングレ」などの傑作が公開された後につくられた。メジャー資本が入っており制作にはかなりチャチャが入ったようで、その辺りの苦労は「惑星」の方で本人が語っている。

一番の違いは脚本がホドロフスキーでないことだろう。ホドロフスキーは映像演出のみ、と考えたほうが良い。だからいつもの神話的なストーリーではなく、凡庸な話に奇妙な映像がついているという状況になっている。

もう二度とやりたくなかっただろうし、実際それから20年以上、2013年の「リアリティのダンス」まで長編映画は撮っていない。

 

冒頭の大富豪の食事会風景や、下水管の中にある富豪の甥の家はいつもの独特の世界観で、ド派手でありえないようなシチュエーションだがセンスがよく、ほっとするような居心地の良さもある。身体障害者や娼婦、生き物の死骸といったいつものモチーフも無事出てくる。ただ、どれもいつもよりおだやかな表現にとどまっている。

全体としてはホドロフスキー風味の普通の映画を見ているような感覚。ホドロフスキーの世界観は、脚本こそが大事だったのだなー、と気づかされた。

 

余談だが、2013年の「リアリティのダンス」は素晴らしいのでぜひ見てほしい。ホドロフスキー特有のエグい映像が少しだけ(少しだけね)見やすくなっているし、かと言ってストーリーの唯一無二さは健在だし、映像技術の進化もあって瑞々しく美しいしで欠点が見当たらない。

リアリティのダンス(字幕版)

グッバイ、サマー(2015年、フランス)

グッバイ、サマー(字幕版)

 

フランス、パリに住む14歳の少年二人を描いた映画。思春期特有のコンプレックスやイライラと、まだあどけなさのある容貌や行動のバランスが何とも良かった。ドリーミーな演出も雰囲気よし。

原題は「ミクロとガソリン」で、これは主人公二人の少年のあだ名にちなむ。絵を描くのが好きで、自分がないことや母親が過干渉なこと、チビであることが悩みの「ミクロ」と、家が貧しく自立した創造的な少年「ガソリン」。そこにミクロが片思いする大人びた少女ローラやいじめっ子ステファンが加わる。

途中から主人公二人がつくる小屋型の車でのロードムービーになり、道中の事件がコミカルに描かれる。

 

お決まりのストーリーだが、主人公たちのリアルな葛藤と夢の中のような世界観が溶け合った独特の雰囲気が魅力的。会話も含蓄があったりキザだったりコミカルだったりして、登場人物たちのことを好きになってしまう映画だった。

主人公が恋する少女の、微妙な女っぽさがいい。衣装もオシャレでかわいかった。

終始ゴンドリー監督らしいドリーミーな映画だが、最後はリアルに終わる。それぞれの現実に引っ張られ雲散する夏休み。しんみり。少女のカウントダウン(カウントアップ?)も効いていた。

いつの間にかひらがなが読めるようになったアプリ

3歳娘がいつのまにかひらがなが読めるようになってきた。お勉強系の保育園に入れてないので、おそらくコレかな~?と思うのは、ひらがなの知育系アプリ「ぐーびーともじあそび」。

たけのこのようなゆるきゃらが、しりとりやモグラたたきなどのゲームでひらがなの読み方を教えてくれる。

 

このたけのこキャラが良くて、思わぬ動きをしたり、「がんばったね」と言ってくれたり、時に怒ったりする。

やさしいおじさんみたいな声で、ジェットコースターで落ちる時に裏声で「キャー」というのもおかしくて娘はすっかりはまっていた。ゲームが終わると「ばいばい」と言いながら去っていくんだけど、娘も「ばいばい」とスマホに手を振っていた。天使か。

 

そして、いつの間にかひらがなが読めるようになってきた。

 

無料だしアンドロイドもアイフォンも対応しているのでおすすめ。

 

ところが、最近アップデートしたら声が変わっていて、娘は「こわい」と言ってやらなくなってしまった。娘にとっては、人が変わってしまったようで嫌だったのかも。

おじさん、今までありがとう。

ディストラクション・ベイビーズ(2016年、日本)

ディストラクション・ベイビーズ

劇場で見るか迷っているうちに公開が終わってしまい、しばらく存在を忘れていたら、なんとアマゾンプライムに登場したので見てみた。

あー、若いピリピリに尖った監督がつくった映画っぽいなー、好きだなーと思ったり。(私よりだいぶ年上だけど)(そして謎の上から目線、すみません)

 

だいぶ毛色は違うけど、聾学校にはびこる暴力を描いた「TRIBE」に近いものを感じた。そういうコンセプチャルなつくりに対して、なにげに人気若手俳優が大勢出演しているのも特徴的。(そういえば前作のNINIFUNIもモモクロが出てたりしたなー。)でも、彼らのファンが青春映画だと思って見に来たらこんなつもりじゃなかったと思いそう。そんなバイオレンス映画だった。

 

*** 

 

一人の人物が無差別に淡々と暴力をふるいまくる映画と言えば、暴力の理由に「粛清人的立場」と「葛藤の発露」の二つがあるような気がする。

前者だと「ノーカントリー」でのハビエル・バルデムみたいな、背景も理由も不明なタイプ。「クリーピー偽りの隣人」などもそうか。人間の形をしており、暴力を振るう本人との関係性が濃く生まれるから恐ろしいんだけど、実はエイリアンやモンスターパニックものと骨格があまり変わらない。

後者だと、子どもの頃虐待されるなど何らかのショックが発端であるパターンが多い。例えば「ヒメアノ~ル」はこれに入るけど、もしかしたら「13日の金曜日」なんかもこちらに入るのかもしれない。前者と違って、しんみりした読後感が残る。

 

「ディストラクション・ベイビーズ」だと、主人公・泰良(柳楽優弥)の「親がいない」「周りに愛されていなさそう」みたいな背景はボンヤリ言及されるものの、あまりそこに力点はなく、無差別なストリートファイトのディテールばかりが描かれる。最初と最後にガッツリとカメラ目線を向けるシーンが非常に効果的で、これは鑑賞者側に「お前の家にも行くぞ」とモンスターたる泰良の存在を突きつけているように感じられた。そういう意味では、泰良は基本的には「粛清人的立場」、何か人外のものとして描かれていると思う。

それにしても、柳楽優弥の存在感は抜群だった。ぽっかりと空洞なのに強いまなざしがむちゃくちゃ怖い。何を考えているか分からない雰囲気があり、絶対街角で出会いたくない。

 

この映画で特徴的なのは、むしろ泰良に触発されて変わっていく周りの人物たちの描かれ方だった。会えない兄を追いかけて兄のようになり替わっていく村上虹朗を始め、弱さを露呈させて自滅する菅田将暉、内なる暴力性を爆発させる小松奈菜など、泰良の衛星たる人物たちが濃い。暴力がもたらす連鎖反応を端的に表現していたし、ほとんどしゃべらず無表情の泰良を表情豊かにしてもいた。

 

獲物を探してうろつく主人公の背中を追いかける視点、ギター単の不協和音などバードマンみたいな演出もあり、ストリートファイトのシーンでは対象から少し距離のある撮り方で盗撮映像を思わせる。

殴る音が、映画でよく聞く「どごっバシッ」という音ではなく、「ぺち、パチン」という音なのが面白かった。実際のケンカを目撃したことが無いんだけど、リアルな音はこんな感じなのかもしれない。

 

見ていて気持ちいいタイプの映画ではないが、かなりおもしろかった。

 

ファストファッションと子ども服(ZARA、GAP、UNIQLO、GU、MUJI、H&M)

衣替えの季節なので、連休中は寝る前にポチポチと子供服をネットで買っていました。ネットだと買い物がラク!でもワンクリックで簡単に他社と比較できるので、気づけばけっこうな時間が経過してしまいます。わたしが買うのはだいたいZARAなどのファストファッションブランド。大人の服よりかわいいのが多くて、見ているだけでも楽しめます。

 

ZARAでは靴やトップスを数点買いました。

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自分で簡単に脱ぎ着できて、暑くならず、軽くて、娘のお気に入り。

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安かったから買った謎の靴。紐が短すぎたので、代わりにきれいなリボンを通しました。

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出典:ZARA公式

夏のパジャマ代わりにホットパンツとTシャツ。かなり気に入って、早く暑くなってほしいらしい。

あとはドレスシャツを2枚。売り切れたみたいで写真なし。

 

GAPではトップス2点。

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出典:GAP公式

自分で脱着できるのがポイント。生地が良かったり、裏地がサラサラしていたりとZARAにはない良さがあります。

 

ユニクロではばあばが下着を大量に買ってくれました。ちょっと着丈が長すぎるような気もするけど、お腹が冷えないからいいのかも?

あとは定番のボーダートップスを1点。びっくり安くて500円とかだったけど、厚手で質感が良く問題なし。

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出典:UNIQLO公式

 

ズボンも買わないとな~。

娘は締め付け感や裏地の肌触りが気にいらないと全く着ないので、通販で買いづらいんです。また今度の週末にでも、見てこようと思います。

 

余談ですがGUでは大人用のパジャマを買いました。男女あり。安いのにかわいい!子供用も同じデザインで作ってくれないかな〜。

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出典:GU公式

 

それにしても、(当たり前だけど)ブランドによって全然売り方や印象は違いますね。 

各社の超個人的イメージ、なんとなく国別↓

 

<日本>

UNIQLO:

  • 安いのに割と丈夫。
  • 機能性の下着が良くて、保育園で被りまくる。
  • ベーシックなものとか下着はいいけど、それ以外だとあんまりかわいいデザインがない。
  • シルエットが日本人にぴったり。
  • 店員さんは親切だが忙しそう。
  • スマホサイトはコンテンツがいいが重すぎて実用性に欠ける。PCの方は問題無し。

 

GU:

  • 子供服は110サイズからあるので最近チェックし始めた。
  • まだ買ったことがなくよく分からないけど、トレンドっぽいものが安く買えるみたい。
  • 品ぞろえは少な目か。
  • ウェブサイトのコンテンツが豊かになっていて驚いた。スマホサイトはユニクロより軽いので良い。

 

無印:

  • タグが無くて直接プリントされていたり、縫い目が肌に当らないようになっていたりなど実によく考えられている。
  • デザインはベーシックでアースカラー系のみ。
  • シルエットが日本人にぴったり。
  • 店が良くできていて、あまり店員さんがいないのに困ったことがない。不思議だ。
  • ウェブサイトはあまり楽しくないので見ない。店はあんなに楽しいのに。不思議だ。

 

<アメリカ>

GAP:

  • 値段は無印くらいで丈夫さはユニクロくらい。
  • 新作でもすぐ半額になり、ファストファッション一般と価格が同程度になる。
  • 個人的にはザラと無印の間くらいのイメージで、デザインがいいものもあり品質もまあまあという感じがする。
  • 幼児よりもベビーサイズの方がデザインが良かった気がする。
  • 防寒着はシンプルで機能がガチなのでここで買うことが多い。
  • シルエットが細長め。
  • 店員さんのノリが陽気で面白いし、接客が丁寧(うちの近くだけ?)
  • ウェブサイトは他社に比べて分かりづらい。

 

<スペイン>

ZARA:

  • 新鮮なデザインが品揃え豊富に、格安で売っていてすごい。
  • 変形デザインが多いので日本人体型でも気にならない。
  • 靴が豊富でこれまたかわいい。
  • バッグや帽子もかわいい。
  • ただし、すぐほつれたりボタンが弱くなったり、色落ちしたりするものがある。
  • 世界中の言語が載っているタグは長すぎ。切るしかないので洗濯方法が分からず困る(←コラ)
  • 店員さんはキレイな女性が多くて、事務的で無愛想だがそれがいい。
  • ウェブサイトは一番好き。可愛くてセンスいい写真がサクサク動くので楽しい。かなり拡大しても解像度が耐えられる。すごい。

 

<スウェーデン>

H&M:

  • 抜群に安くて品ぞろえが多い。
  • サイズ50とかの極小服も豊富。
  • 概ね同型の色違いが多いが、たまーに掘り出し物がある。
  • 幼児向けのボクサーパンツはゴム当たりがなくて下着感が少なく、かなり優秀。しかもけっこうかわいい。
  • 店員さんは基本レジにしかいなくて、何を聞いても「棚に出ているのが全てです」としか言わないイメージ(私だけか)(全て棚に出ているのは事実だが)
  • ウェブサイトは実物より良く見えがちなので、成功していると言えるのかも。

 

どこもウェブサイトが良くできているし、店舗もモール的なところにまとまっていることが多いので一通り目を通すのですが、けっきょくはデザインが気に入ってザラで買うことが多くなってきました。ザラは作りがあんまりよくないものもあるんだけど、すぐサイズアウトするから丈夫さはそこそこで良いという判断です。靴から帽子まで何でもかわいくそろえられて、子供が好きな色柄と大人っぽいデザインが同居しているのが良い感じ。

 

服の色柄と形に関しては、ザラは頭一つ抜けている印象です。斬新なデザインでも果敢に企画を通す体制あっての品ぞろえなんでしょうね。

なんでこんなことが起こっているかというと、大きく3つあるようです。※

  1. デザインと生産を本国スペインとその周辺に固めていることで、最新のトレンドを工場で正確にスピーディーに生産
  2. 商品はスペインから空輸で納品
  3. 小ロットで売り切る

世界中の安い工場で作っていると思っていたので意外でした。

小ロットでトレンド品を売り切るスタイルはH&Mも同様ですが、よりスピードを求めているのがザラ。さらに、子供向けラインも大人向けと同様充実しているのはザラの方です。

ウェブサイトの良さ、店舗の立地と合理性、商品力、サービスが良すぎる返品対応などが相まって、大げさですが芸術作品のような組織だなあと。商品はちと脆いですが、それも含めて霞みたいではないですか(失礼な)

自分が普段接しているものの経路をたどっていくと面白いですね。 

ユニクロ対ZARA

ユニクロ対ZARA